神戸、光差す６発＝連動した攻撃―ＡＣＬサッカー

　神戸は開始早々の６分にゴール前のこぼれ球を大迫が押し込んで先制し、その後もボールを保持して攻め続けた。大量６得点での快勝にロティーナ監督は、「たくさんゴールを決めるのは、チームが自信を持つという意味で重要」と喜んだ。 　前半２５分と３８分には１トップの大迫が下がってパスを受け、起点に。ゴール前のスペースに汰木が左サイドから走り込んで２得点を決め、「準備してきた戦術やポジショニングを表現できた」。狙い通りの攻撃だった。 　相手の寄せが甘く、ゆとりを持ってボールを回せた面はあったとはいえ、攻撃が連動した。引いて守りを固められた時にどう攻めるかという課題に光が差した。 　選手やポジションを入れ替えた後半にも２点を加え、懸案だった守備も無失点で終えた。３チームで争うＪ組を２連勝で折り返し、立て直しを図りながらの戦いは順調な滑り出しとなった。　（時事） 【時事通信社】 〔写真説明〕１次リーグＪ組のチェンライ（タイ）戦で先制点を挙げ、喜ぶ神戸の選手＝２２日、タイ・ブリラム（ロイター時事）