最終日に強烈巻き返し＝渋野、開き直って結果―米女子ゴルフ

　渋野が最終ラウンドで強烈に巻き返した。前日、ティーショットを右に曲げた２番で、この日はしっかりフェアウエーをとらえて伸ばすと、４番まで３連続バーディー。８番はボギーだったが、１０番からまた３連続。単独首位でスタートした前日は７７と大たたきで２１位に急降下したが、最終日に４位まで順位を戻して今季メジャー初戦を終えた。 　「きのうは悔しかったので、最後まで全力で頑張った。パッティングが安定していた。ショットは良いイメージはなかったけれど、チャンスにつくことが多かった」と振り返った。フェアウエーキープ率は前日の５７．１４％に対してこの日は９２．８６％。前日のスタート前の練習では力が入っていたが、この日は力が抜けていたという。開き直って結果も伴った。 　メジャーでトップ５は、２０２０年１２月の全米女子オープンの４位以来。昨年はメジャーで３０位以内にも入れなかった。安定感を増すためのスイング改造が進み、米ツアーのメンバーになった２２年は新たなスタート。そして今年初メジャーで好成績を収めた。 　「ラフからのアプローチが確実に成長できていると感じられる４日間だった。ボギーも少なかった。マネジメントもできているかなと思う」。結果とともに、しっかりとした手応えを得た。（ランチョミラージュ時事）【時事通信社】