ドライバー、ＧＰ続行に懸念＝会場近くでミサイル攻撃―Ｆ１

　【ジッダ（サウジアラビア）時事】自動車Ｆ１シリーズ第２戦、サウジアラビア・グランプリ（ＧＰ）が開幕した２５日、ジッダ市街地サーキットで１回目のフリー走行が行われている最中、会場近郊の石油関連施設がミサイル攻撃を受けて炎上した。ロイター通信はイエメンの武装組織フーシ派によるものと報じた。 　主催者側がＧＰ続行の声明を出した後、ドライバーたちは２６日未明まで協議。一部が開催に懸念を示したとみられる。 　ミサイル攻撃を受け、チーム代表者らが緊急会合を開き、２回目のフリー走行は１５分遅れて開始。セッション終了後に再度協議し、ＧＰ続行が決まった。Ｆ１のドメニカリ最高経営責任者（ＣＥＯ）は２５日、当局が参加者の安全を保証し、ＧＰを続行できるとの確認が取れた、などとする声明を出した。 　２６日はフリー走行３回目と公式予選、２７日は決勝が予定されている。（了） 【時事通信社】 〔写真説明〕ミサイル攻撃を受けて炎上する石油関連施設。Ｆ１サウジアラビアＧＰを開催中のジッダ市街地サーキットに近い＝２５日（ロイター時事）