日本代表・三笘「命懸けで戦う」＝２４日に豪州戦―サッカーＷ杯予選

　【シドニー時事】サッカーのワールドカップ（Ｗ杯）カタール大会アジア最終予選で日本代表は、２４日午後８時１０分（日本時間同６時１０分）からシドニーでオーストラリアと対戦する。 　勝てば７大会連続の本大会出場が決まる宿敵との大勝負で、切り札として期待されるのが三笘（サンジロワーズ）だ。「この１試合をチームとしても、個人としても命懸けで戦う」。珍しく強い言葉を口にした。 　昨年１１月にあった敵地でのオマーン戦で後半開始から出場すると、早々にドリブルで仕掛け、日本を一気に勢いづけた。その後に伊東（ゲンク）の決勝点を演出。強烈な印象を残した。チームをＷ杯自動出場圏内の２位に導く活躍だった。 　ホームで勝利した同１０月の豪州戦は選外だったこともあり、相手も慣れるまでは三笘のドリブルに戸惑うだろう。「何度も仕掛けて、相手の脅威になって結果につながればいい」と意気込む。 　日本は右サイドに比べ、三笘が主戦場とする左サイドの攻撃が停滞することが多い。相手の疲労が見え始めた時間帯での起用は効果的と言え、「途中からの出場には慣れているし、流れを変えるプレーを求められている。どんな状況でもベストを尽くして勝利に貢献する」。決戦を前に力強く誓った。（了） 【時事通信社】 〔写真説明〕オーストラリア戦に向けて練習する三笘（右）＝２２日、シドニー 〔写真説明〕オーストラリア戦に向けて練習する三笘（左端）、遠藤航（右から２人目）ら＝２２日、シドニー