浦和、息切れ目立つ後半＝１８年以来の４戦未勝利―Ｊリーグ

　またしても今季初白星を逃した。浦和は前半３３分に岩波のゴールで幸先良く先制したが、後半に暗転。１７分にセットプレーから追い付かれ、わずか２分後に勝ち越し点を奪われる。焦りからか、ボールに寄り過ぎたことで相手をフリーにした。 　開幕から４戦未勝利は２０１８年以来。４試合とも後半に失点を喫しており、「流れが悪くなったときにはね返す力はもっと必要」とは馬渡。この日も前半こそ明本、江坂らの前からのプレスがはまったが、時間を追うごとにマークを簡単に外される場面が目立った。 　大幅に世代交代を進めた今季は開幕前に複数の新型コロナウイルス陽性者が出て、けが人も重なった。２月末には２試合連続で退場者を出し、起用の選択肢が少ない状況が続く。ロドリゲス監督は「人数がなかなかそろわない。疲労もたまる」。台所事情は厳しい。 　負傷で出遅れていたユンカーが復帰。富士フイルム・スーパー杯で完勝した王者川崎に対し、ボールを保持する戦術で苦しめる時間帯もあった。「今までも勝てない時期はあったが、違うのは内容が良いこと。自分たちのやってきたことを貫き通す」と関根。試練を乗り越えられるか。（了） 【時事通信社】 〔写真説明〕後半、競り合う川崎の橘田（右）と浦和の松崎＝２日、等々力 〔写真説明〕前半、先制ゴールを決め喜ぶ浦和の岩波＝２日、等々力 〔写真説明〕川崎に敗れ、厳しい表情の浦和イレブン＝２日、等々力