逸材ＦＷブラホビッチ、衝撃デビュー＝開始３０秒すぎゴール―サッカー欧州ＣＬ

　【バルセロナ時事】２２日に行われたサッカーの欧州チャンピオンズリーグ（ＣＬ）決勝トーナメント１回戦第１戦で、ユベントス（イタリア）は敵地でビリャレアル（スペイン）と１―１で引き分けた。守勢に回ったアウェー戦で価値ある先制ゴールを決めたのは、この試合がＣＬデビュー戦だったＦＷブラホビッチ。開始３０秒すぎにＤＦ２人の間で縦パスを受け、ペナルティーエリア内右から鋭い反転シュートを流し込んだ。 　同世代のＦＷハーランド（ドルトムント）、ＦＷエムバペ（パリ・サンジェルマン）らと共に次代のサッカー界を担う逸材と期待される２２歳は、強靱（きょうじん）なフィジカルを生かしたポストプレーとゴールへの嗅覚が持ち味だ。 　母国セルビアの強豪パルチザンからイタリア１部フィオレンティナへ移籍すると、今季は国内リーグで得点王を争い、１月に推定７千万ユーロ（約９０億円）の移籍金で名門ユベントスに引き抜かれた。昨季まで在籍したＦＷロナルドの背番号７を受け継いだことからも、期待の大きさが見て取れる。 　欧州サッカー連盟（ＵＥＦＡ）公式サイトによれば、ブラホビッチは「夢を実現するゴールだったけど、勝てなかったので満足はできない」。ＣＬ初得点を喜びつつ「自分は常に地に足を着け、成長を試みている」とさらなる高みに目を向けた。（了） 【時事通信社】 〔写真説明〕ビリャレアルとの決勝トーナメント１回戦第１戦で先制ゴールを決めるユベントスのブラホビッチ（中央）＝２２日、スペイン・ビリャレアル（ＡＦＰ時事）