ジャクソン、涙の金メダル〔五輪・スピードスケート〕

　今季ワールドカップで４勝を挙げているジャクソンが前評判通りの力を見せた。金メダルが確定すると、涙をこらえることはできなかった。高木美に先に好タイムを出される重圧の中、「何とか持ち直すことができた」と貫禄のレースを見せた。 　もともとはインラインスケートの選手。氷上に本格転向した前回の平昌五輪では２４位だったが、この４年で台頭した。１月の代表選考ではレースに失敗したが、辞退者が出たことで出場権を獲得。「このメダルは大きな意味を持つ」と喜んだ。 　スピードスケートで黒人女性では初めての米国五輪代表。同じ黒人のスピードスケート金メダリストとしてトリノ大会などで活躍した男子のシャニー・デービス氏に肩を並べた。（時事） 【時事通信社】 〔写真説明〕スピードスケート女子５００メートルで滑走するジャクソン＝１３日、北京 〔写真説明〕スピードスケート女子５００メートルで優勝し喜ぶジャクソン（右）。左は連覇を逃した小平奈緒＝１３日、北京 〔写真説明〕スピードスケート女子５００メートルで滑走するジャクソン（左）＝１３日、北京