
主催 林能楽会/株式会社唐紅
第2回 林定期能改め。
「SHITE シテ。」
2022年5月28日(土)『朝長(ともなが)』公演
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202204270572-O4-WpG6k6r2】
「SHITE シテ。」は観世流シテ方・林喜右衛門家とその門下が100年前から続けてきた能楽の定期公演。
「誰もが能を見ることのできる場所を定期的に提供すること」
その思いを引き継ぎながらも、102年目となる2022年、「林定期能」から名称を改め、
より多くの方に私たちの舞台を届けるべく始動。改称後2回目となる今回は、平治の乱にて都落ちとなった、源朝長を題材とした負修羅物「朝長」他、をお送りする。
会場は京都観世会館。
あらすじ
「朝長」
保元の乱から三年。源義朝は平治の乱で平清盛の反撃にあい、息子の義平・朝長・頼朝らと
共に都落ちとなる。
次男・朝長は都落ちの途中、大原の龍華越で膝を射られ、美濃国青墓で自らその最後を迎える。
享年16歳という若さであった。
この朝長の墓を弔おうと、都から朝長旧知の僧がひっそりとやってくる。僧が旅宿で夜遅く
まで読経を続けていると、朝長の霊が現れ、自らの壮絶な最期を語りだす。
源氏側ながら、負修羅である能「朝長」。その能は、ほとんど動きがなく、語り、語り、語り
で訴えかけていくのだが、最後に朝長が見せる動きは、観る者に強烈なインパクトを与えて
幕を閉じる。
雑兵の手にかからんよりはと 思ひ定めて腹一文字に
多くの困難な時代の中で共感を呼び、語り継がれてきたであろう能「朝長」を味方團が勤める。
企画概要
【表:https://kyodonewsprwire.jp/prwfile/release/M106702/202204270572/_prw_PT1fl_Gj1B65JC.png】
京観世・林能楽会 団体概要
102周年目の新たな船出。
能愛好家にも、初めて能に出会う方にも。
選べる3種の公演スタイルで送る、月に一度の能の興行。
1920年、大正9年の5月に十一世林喜右衛門幽玄が舞台披きをした時から始まった林定期能は、2022年に100周年を迎えました。
「誰もが、能を観ることのできる場所を定期的に提供すること」
林能楽会は、その変わらぬ想いと皆様への感謝を胸に、次の100年に向けて、より多くの皆様に私たちの舞台をお届けし、お楽しみいただけるよう、月に1度、3つの異なるスタイルの公演を企画していきます。
1. 林定期能改め。「SHITE シテ。」
スタンダードな能公演。能2〜3演目、狂言を含む 4~6時間を要する上演スタイル。
2. 初心者向け「Kyoto de petit 能(京都でプチ能)」シリーズ
金曜夜、90分で能1演目のみを上演する。丁寧な解説で能の楽しさを気軽に体験できる。
3. 特別な演目を上演する「宗一郎の会」
どうぞご期待ください。
「SHITE シテ。」について
新名称には、観世流シテ方という自分たちの役職を公演名に冠し、その名に恥じぬよう、
一門が切磋琢磨しながら能の普及と研鑽に努めたい、という気持ちを込めています。
2022年の「SHITE シテ。」公演は、5回の開催です。
林宗一郎プロフィール
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202204270572-O5-r1gAZX93】
能楽師観世流シテ方。林喜右衛門家の十四代当主。
現在、京都・東京・岡山・鳥取に稽古場を持ち、謡と仕舞の指南にあたる。
1979年京都生まれ。
父・故十三世林喜右衛門、及び二十六世観世宗家 観世清和に師事。
「鞍馬天狗」にて初舞台。
2011年 独立。
2012年「道成寺」披き、これまでに「乱」「石橋」「翁」「望月」「安宅」を披く。
2013年より能楽自主企画公演「宗一郎の会」を開催。
2014年 平成26年度「京都市芸術文化特別奨励者」の認定を受ける。
2017年 マレーシア国交樹立60周年記念公演にて「船弁慶」上演、
岡山では幻の能「吉備津宮」を復曲上演。
京都の歴史的建築を守り伝える活動にも力を注ぎ、歴史的建築・有斐斎弘道館にて定期講座
「能あそび」、関西セミナー修学院きらら山荘内能舞台にて薪能を開催している。
京都観光おもてなし大使。
京都観世会理事、能楽協会京都支部所属。
2020年 重要無形文化財総合認定を受ける。
問合せ先:株式会社唐紅
E-mail : contact@kara-kurenai.jp Tel : 075-751-8158
http://hayashiteikinoh.com/