LINE Payのサービスは今後順に終了していきます。
このたびLINEからでなく、三井住友カードから追加発表がありました。
Visa LINE Payクレジットカード(p+も含む)会員には、カード有効期限到来前に三井住友カード(NL)が送られてきます。
カードを送ってほしくない筆者は、早めにVisa LINE Payクレジットカードを解約することにしました。
そのほうが得だからです。
三井住友カード(NL)が届くのを待っていると、損しますというお知らせです。
Visa LINE Payクレジットカード会員に三井住友カード(NL)が送られる
QRコード決済のLINE Payは消滅しますが、Visa LINE Payクレジットカード、そしてVisa LINE Payクレジットカード(p+)はすぐには廃止されません。
カード会員ごとの有効期限までは引き続き使えることは、すでにリリースされていました。
このたび、有効期限が2025年5月以降順に到来してくる各会員に対し、三井住友カード(NL)が送られてくることが公表されました。
送られてくるのはNLのVISAブランド
Visa LINE Payクレジットカードは三井住友カードが発行しています。
プロパー(非提携カード)の三井住友カードの看板が、ナンバーレスを意味する「NL」です。
送付のルールです。
・ 送られてくる三井住友カード(NL)はVISAブランド
・ Visa LINE Payクレジットカードの更新時において、三井住友カード(NL)を保有している会員には送られない
・ Visa LINE Payクレジットカードと、Visa LINE Payクレジットカード(p+)の2枚持ち会員にも、三井住友カード(NL)が1枚送られてくる
・ 家族カード、ETCカードも発行済み会員にはそれぞれ送られてくる
・ 三井住友カード(NL)の送付を希望しない会員は、公式サイトで手続きすること
参照:三井住友カード
2025年5月1日からはVポイントがたまる
Visa LINE PayクレジットカードはLINEポイントがたまります。
2025年5月1日からは、たまるポイントがVポイントとなります。
有効期限までVisa LINE Payクレジットカードを使う意味はある?
Visa LINE PayクレジットカードおよびVisa LINE Payクレジットカード(p+)は有効期限まで使えますが、使う意味はあるでしょうか。
結論は「ない」です。
現在「Visa LINE Payクレジットカード(p+)× LINE Pay」という、5.0%還元のサービスはなお魅力的で、筆者は毎月1万円使って満額の500ポイントを得ています。このサービスも、2025年4月23日で終了します。
そもそもVisa LINE Payクレジットカード(p+)は、LINE Payのチャージ&ペイでしか使っていませんでした。
LINE Pay終了後も、Visa LINE PayクレジットカードおよびVisa LINE Payクレジットカード(p+)は基本1.0%還元のクレジットカードとして存続します。
更新後の三井住友カード(NL)は0.5%還元であり、更新まではお得に使えると思われるかもしれません。
ですが、三井住友カードにはコンビニ飲食店での、スマホタッチ決済7.0%以上という豊富なポイントアップがあります。
この数字のほうがはるかに重要です。
Visa LINE Payクレジットカードのポイント還元に注意
Visa LINE PayクレジットカードおよびVisa LINE Payクレジットカード(p+)はポイント付与の例外の多いカードです。
たとえばp+はオンライン決済がポイント対象外です。
現在は、それぞれ用途を限定して使っていれば問題ありません。
2024年5月以降は、どこで使っても1%還元になると公式サイトには書かれています。
それ以前の時期におけるポイント例外はどうなのか、公式サイトに散らばった情報を付け合わせてもよくわかりません。
いずれにしても、用途を限定していたカードを汎用カードとして使うのは怖いので、筆者はLINE Payサービス終了後に解約予定です。
VISA LINE Payクレジットカードは解約がおすすめ
三井住友カード(NL)が欲しい人も、2024年4月のLINE Payサービス終了後は、Visa LINE Payクレジットカードの解約をおすすめします。
「更新カードを希望しないで期間満了解約」の手続きは存在しますが、解約を前提に三井住友カードを申し込むほうがいいと考えます。
解約すべき理由は多数あるのでご紹介します。
入会キャンペーンを逃したくない
自動で三井住友カード(NL)が来る場合、入会キャンペーンはありません。
三井住友カードは入会キャンペーンが常時大きいので、もったいないと思うのです。
LINEのクレジットカードは提携カードのため、これを持っていてもプロパー三井住友カードの入会キャンペーンには影響しませんですから、Visa LINE Payクレジットカード解約の前でも申し込めます。
三井住友カード、現在も最大1万2,000円のキャンペーンを実施中です。
それから、筆者が得意にしている新規入会者限定のリボ払いキャンペーン(3,000円から5,000円相当)もしばしば実施されています。
すでに三井住友漬けユーザーですらチャンスがある
筆者は三井住友カードは銀行一体型の「Oliveゴールド」を使っています。
三井住友カード(NL)は解約してしまったので、現在は有していません。このままだと、Visa LINE Payクレジットカードの有効期限到来後に新たなNLが送られてきてしまいます。
三井住友カードは、前述の通り入会キャンペーンの機会が多くあります。しばらくNLの空白期間のある筆者ですら、いずれ入会キャンペーンに参加できるはずなのです。
そのチャンスを潰すようなマネはしたくありません。
それどころか、現在ですらチャンスはあります。三井住友カード(NL)にはオーロラデザインがありますが、しばしばポイントサイトで入会を募集しています。その要項をみると、オーロラデザインの申込みが始めてなら報酬対象になるとあるのです。
数多いチャンスを自ら潰すことはありません。
三井住友カードMastercardも価値あり
更新カードとして送られてくるのは三井住友カードのVISAブランドです。
ただ三井住友カードにはMastercardもあります。自ら申し込めばこちらも選べます。
三井住友Mastercardのメリットです。
・ au PAYにチャージしてポイント対象となり、ゴールドの年間100万円の利用にも算定される
・ JAL Payにもチャージできる。JAL Payからau PAYへのルートも活用すればポイント二重取り
・ コストコで使える
いっぽうVISAブランドには、LINE Payのチャージ&ペイが使えるメリットがありました。税金を支払う際に重宝していましたが、このサービスも終了します。
そうすると、やはりau PAYで税金も支払えるMastercardの価値が高まるのです。
au PAYの地方税払いではポイントは付きませんが、チャージの際に豊富にポイントがたまるのでいいのです。
欠点もあります。
Mastercardは、Androidユーザーにとってはスマホタッチ決済ができないので、ポイントアップ店舗の多い三井住友カードとしては、やや難があります。
それから、多くの鉄道にタッチ決済で乗れるようになりましたが、Apple Payのタッチ決済にMastercardはまだ対応していません。
ちなみにVISA、Mastercard2枚持ちはできます。
三井住友カードはゴールドがいい
三井住友ゴールド(NL)というカードは、エポスゴールドカードと並ぶ現在の人気ゴールドカードです。
年会費5,500円が必要ですが、入会後最初の1年で100万円利用してしまえば、二度と支払う必要はありません。
100万円使うとポイントボーナス100万円をもらえるので、還元率1.5%になります。
スタンダードのNLを持って、年間100万円を達成してゴールドに招待してもらう方法もありますが、ポイントボーナスの分ゴールドのスタートが得になります。
主体性を持ってカードライフを考えるためには、更新で送られてくるカードなど持っている場合ではありません。
Visa LINE Payクレジットカードを解約してみた
筆者が2枚持っているLINE関係のクレジットカードのうち、「p+」でないほうを実際に解約してみました。
このカードはもともと使っていません。
解約の方法です。
1.アプリ「VPass」にログイン
2.カードを選択
3.「メニュー」から「変更手続き」を選択
4.「変更手続き」メニューから「カードの退会(解約)」を選択
5.「カードの退会(解約)」メニューの「お手続きはこちら」から「クレジットカード」を選択
6.「お手続き」の緑色のボタンをタップ
7.「カードの退会(解約)」メニューの「今すぐ退会(解約)」をタップ
8.「お手続き」をタップ
9.「退会(解約)のお届け」メニューで解約するカードを確認して選択
カード解約の理由を選択し、「確認する」をタップ
「解約前のご確認」の「上記内容にすべて同意した上で手続きを完了する」をチェックし、「決定する」をタップ
2025年4月にLINE Payのチャージ&ペイで1万円使い、請求が5月27日に来たら、「p+」も解約します。
毎月500ポイントは貴重ではあるものの、時期をもう少し繰り上げる可能性もあります。
Visa LINE Payクレジットカードは解約がおすすめ
まだ、特にLINE Payで使える「p+」について使いみちのある方もいるでしょうが、用が済み次第解約をおすすめします。
カード入会時は宝の宝庫なので、自らチャンスを潰すことはしないほうがいいでしょう。
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