先日発表された三井住友カードとセブンイレブンの大型還元キャンペーンでのタイアップ。
以前の様な20%!30%!といった大型の還元ではありませんが、常時10%還元というのは非常にありがたいです。
そして他社コンビニでもクレジットカード会社などとのタイアップで顧客の抱え込みを狙う動きが増えていますので、今回はどの組み合わせがお得か調べてみました。
大本命!セブンイレブン×三井住友カード
≪画像元:三井住友カード(pdf)≫
2024年10月15日から、三井住友カードを利用してセブンイレブンでお買い物をすると最大10%還元を受けられるサービスが始まりました。
対象は「olive」または「三井住友カードナンバーレス(NL。ゴールド含む)で、これまでも最大7%還元という常設キャンペーンを行っていましたがこれがさらに拡大する形。
条件が意外と間違えやすいので改めて紹介します。
1. セブンイレブンアプリの「7iD」と「V会員番号」を連携する
2. 支払いの際にセブンイレブンアプリの会員番号を読み取ってもらう
3. 三井住友カードの「スマホ」の「タッチ決済」で支払う
1. については「V会員番号」がどこにあるのか探してしまう人が意外と多い模様。
物理カードを持っている人なら印字されていますが、アプリの場合は下記画像の手順で確認が可能です。
≪画像元:Vポイント≫
続いて間違えやすいのが 3. です。
タッチ決済であって、「iD」払いではない事と、物理カードでのタッチ決済だと1.5%還元になってしまうので注意してください。
セブンイレブンは多くのお店で決済方法を自分でタッチパネルで選べるようになったので「クレジットカード」を必ず選びましょう。
10%の内訳はセブンマイルが0.5%。Vポイントが9.5%と分かれていますが、セブンマイルはVポイントへの交換が可能なので実質10%還元となります。
また、Vポイントは等価交換でWAON POINTへ変えられるため、毎月20日にウエルシア薬局で1.5倍の価値で使える「ウエル活」というキャンペーンで使えば、セブンイレブンでのお買い物は実質15%還元になるのです。
セブンイレブンアプリはPayPayと連携していると、1回のバーコード読み取りで会員番号読み取りと支払いが済むのが便利ですがこれだけの還元率には敵いません。これを機に三井住友カードを作るのも十分メリットがあるのでご検討ください。
ローソンも三井住友カード強し…対抗馬は?
≪画像元:ローソン銀行≫
ローソンに関してもやはり三井住友カードが強く、同じくスマホのタッチ決済で7%還元となります。
次善策としては「ローソンPontaプラス」という年会費無料・基本還元率1%カードがあります。こちらは毎月エントリーをして、10日・20日の2日間には最大で6%還元になるもの。
≪画像元:ローソン銀行≫
時間で還元率が異なるという微妙に使いづらい物で、現状では三井住友カードのままの方が良いと考えます。
但し、三井住友カードとセブンイレブンの蜜月ぶりを考えると、今後ローソン側がこのカードをメインで使ってもらうために三井住友カードとのキャンペーンを解消してもおかしくありません。
実際、かつてはファミリーマートでも三井住友カードのキャンペーンは使えていましたが今は対象外となったため、そうなった時の代替策として本カードの存在は覚えておきましょう。
もう1つのルートがau PAY×au PAYゴールドカード×Pontaパスというコンボ。
先日発表されたKDDIグループの新サービス「Pontaパス」は旧auスマートパスというサービスで、au回線を契約していなくても、月額548円(税込)で様々なお得が受けられる月額制サービス。
最大のメリットは毎月600円程度のローソンで使える無料クーポンが配布される事で、実質利用料が無料になるもの。
≪画像元:au PAYゴールドカード≫
そしてこのPontaパスに加入するとau PAYの還元率が0.5%から最大2.0%まで上がるのですが、au PAYゴールドカードをau PAYへオートチャージ設定していると+1.0%の還元率UPとなるため、最大3.0%還元となります。
au PAYゴールドカードは年会費1万1,000円ですが、au回線の方や料金割引などが受けられるため「au」「ローソン」を良く使う方は選択肢としてご検討ください。
ファミリーマート…どうなる!?
三井住友カードのキャンペーン対象外となったファミマ。
昔からあるファミマTカードも、クレジット払いなら最大2%のVポイント還元がありますがやはり物足りないと思います。
そこで現状、ファミマで一番還元率が高いのは「LINE Pay」×「Visa LINE Payクレジットカード(P+)」の組み合わせ。
LINE Payはチャージ&ペイという、クレジットカードの即時チャージ払い機能がありVisa LINE Payクレジットカード(P+)という三井住友カード系列のクレジットカードを設定しておくと5.0%還元で支払いが可能です。
但し、月500ポイント還元=1万円までなのでファミリーマートでのお買い物専用にしておけば多くの方は上限を気にせずお買い物できるのではないでしょうか。
≪画像元:セゾン アメリカン エクスプレスカード≫
但し、LINE Payは2025年4月でのサービス終了が発表されているためこの還元率でのお買い物もこのタイミングで終了となってしまいます。
そうなった際は前述したファミマTカードか、セゾン・アメリカン・エキスプレスカードのQUICPay支払が候補となりそうです。
こちらはQUICPayであれば2.0%還元となるもので、年間30万円の利用までが対象となります。
ファミリーマートメインで使いつつ他のお買い物でも使えるので来年度以降、作る事もご検討ください。
圧倒的に三井住友カードが優先
圧倒的に三井住友カードが優先ですが、顧客の奪い合いに躍起になった他のクレジットカードブランド達がセブンイレブン以外とのタッグで還元率をさらに上げてくる可能性はあります。
各カードの年会費にだけ注意しつつ、引き続き動向を見守りたいと思います。
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