新NISAは新たな資産運用の形として、すっかり浸透しました。
ポイ活勢にとってはクレカ積立が注目ですが、「クレカ界の巨人」ともいえるJCBはこれまで目立った動きを見せていませんでした。
いよいよ、その沈黙が破られたので紹介します。
現在、松井証券ではクレカ積立ができない
現在、松井証券ではクレカ積立ができません。
松井証券の提携クレカ「MATSUI SECURTIES CARD」は、松井証券に口座を保有している人向けのクレカです。
買い物利用金額の0.5%分が松井証券ポイントとして貯まり、貯まったポイントで投資信託を自動積立できます(1ポイント=1円)。
ただし、ポイントでなくクレカを直接使った積立はできません。
発行元であるジャックスの「JACCSモール」経由で買い物すれば、ジャックスのオリジナルポイント「Jデポ」も貯まり、カード利用代金への充当も可能です。
JCBによるクレカ積立が解禁へ
そんな中、松井証券とJCBは、投資信託のクレカ積立サービスの提供に向けた基本合意を締結しました。
これまでクレカ積立とは一線を画していたJCBですが、ついに動きます。
対象カードは「オリジナルシリーズ」
対象となるクレカは、JCBが発行する「オリジナルシリーズ」です。
主な対象カードは、JCBザ・クラス(招待制)、JCBプラチナ、JCBゴールド ザ・プレミア(招待制)、JCBゴールド、JCBカードW、JCBカードSです。
提携カードは対象外のようですね。
主なクレカ積立の還元率を紹介!
松井証券×JCBは、クレカ積立では後発組です。
先行する他社のクレカ積立がどうなっているか、還元率に注目して紹介しましょう。
【SBI証券×三井住友カード】10/10締切分より条件が厳しくなる
9月10日積立設定締切分(10月買付分)までの、主な三井住友カードの還元率は以下の通りです。
三井住友カード(NL):0.5%
三井住友カードゴールド(NL):1%
三井住友カードプラチナ:2%
三井住友カードプラチナプリファード:5%
圧倒的にお得なのはプリファードですが、年会費永年無料のチャンスもありつつ、通常還元率の倍である1%還元のゴールドも見逃せません。
しかし、10月10日積立設定締切分(11月買付分)以降、主な三井住友カードの還元率は以下のように変更されます。
三井住友カード(NL):最大0.5%
三井住友カードゴールド(NL):最大1%
三井住友カードプラチナ:最大2%
三井住友カードプラチナプリファード:最大3%
前年のカード利用額に応じて、還元率が変動します。
プリファードは最大でも3%と、2%の還元率ダウンです。
【PayPay証券×PayPayカード】還元率0.7%
PayPay証券でPayPayカードによるクレカ積立をすると、0.7%分のPayPayポイントが貯まります。
一般カードでもゴールドでも還元率は変わりませんので、クレカ積立だけなら一般カードがお得です。
SBI証券×三井住友カードとは異なり、投信保有残高に対してポイント還元はありません。
【マネックス証券×dカード】還元率最大1.1%
マネックス証券でdカードによるクレカ積立をすると、最大1.1%分のdポイントが貯まります。
「NISA口座×dカードGOLD」なら月10万円まで1.1%還元、それ以外の組み合わせでも月5万円までなら1.1%還元です。
古いdカード会員は、新しいdカードへの切り替えが必要となります。
【auカブコム証券×au PAYカード】還元率1%
auカブコム証券でau PAYカードによるクレカ積立をすると、1%分のPontaポイントが貯まります。
一般カードでもゴールドでも還元率は変わりませんので、クレカ積立だけなら一般カードがお得です。
「auマネ活プラン×au PAYゴールドカード」なら、12か月間の還元率は3%です。
【楽天証券×楽天カード】還元率最大2%
楽天証券で楽天カードによるクレカ積立をすると、最大2%分の楽天ポイントが貯まります。
カードによって、還元率が以下のように異なります。
一般:0.5%
ゴールド:0.75%
プレミアム:1%
ブラック:2%
また、楽天キャッシュによる積立も月5万円まで可能で、0.5%分のポイントも還元されます。
「松井証券×JCB」はSBI証券(改定後)を参考にするか
「松井証券×JCB」も、先発組の還元率をもちろん参考にするでしょう。
個人的見解ですが、以下のような感じでSBI証券(改定後)の還元率を参考にして、以下のようにするのではないでしょうか。
・JCBザ・クラス(招待制):3%
・JCBプラチナ、JCBゴールド ザ・プレミア(招待制):2%
・JCBゴールド:1%
・JCBカードW、JCBカードS:0.5%
あくまでも、筆者の勝手な想像(妄想)ですが。
後発組となればそれなりのインパクトが必要です。
あとは、カード利用条件を付けるかどうかですね。
改悪リスクもありますが、最初はこの還元率で行きそうな気がします。
株価急落時に避けたい行動3つ 正しいメンタルの持ち様と考え方を紹介します