出かけたいけど暑すぎる。
出かけたいけど節約しなくちゃ。
「出かけたい」という思いは強いけど、いろいろな事情で躊躇している方にぜひともオススメしたいのが「リーズナブルで涼しいスポット」。
屋内の施設でゆっくり楽しめて、さらに料金もリーズナブルというスポットがたくさんあります。
今回は「快適に過ごせるお得なおでかけ」をテーマに、ここでは関東編をお届けしていきたいと思います。
(1) 豊島区立トキワ荘マンガミュージアム
手塚治虫、赤塚不二夫、石ノ森章太郎などをはじめとする有名マンガ家たちが若き日々を過ごした伝説のアパート「トキワ荘」。
1982年に解体されたものの、復活を望む多くの声に応え、マンガミュージアムとして2020年7月にオープンしました。
当時の暮らしを忠実に再現したフロア、トキワ荘ゆかりのマンガ家たちのマンガや書籍の展示、企画展示やイベント等などファンにとってはたまらないミュージアムとなっています。
≪画像元:豊島区立トキワ荘マンガミュージアム≫
所在地:東京都豊島区南長崎3-9-22
開館時間:午前10時~午後6時(入館は午後5時30分まで)※予約優先制
休館日:毎週月曜日(祝日の場合は翌平日)、年末年始、展示替え期間
入館料:特別企画展期間中は全館有料
例えば2024年7月20日(土)~11月24日(日)に行われる「CAPCOM VS.手塚治虫キャラクターズ―テヅカプファイティングユニバース2―」の場合 → 大人500円、小中学生100円
見どころ
・ マンガに関連した企画展示やイベントの開催
・ トキワ荘ゆかりのマンガや書籍の展示
・ マンガ家のインタビュー上映やマンガ史年表
・ マンガ家の部屋、共同炊事場や共同便所など当時の暮らしを再現
・ トキワ荘があった椎名町の歴史を紹介
(2) アドミュージアム東京
世界でひとつの広告ミュージアム「アドミュージアム東京」。
江戸時代から現代までの日本の広告史や、1950年代以降のテレビCMやポスターなど、広告に関する様々な展示やイベント、グッズ販売などが行われています。
入館料は無料、予約も必要ないので気軽に立ち寄れる施設となっています。
≪画像元:アドミュージアム東京≫
所在地:東京都港区東新橋1-8-2カレッタ汐留
開館日:火曜日~土曜日 ※臨時休館有り
開館時間:12:00~18:00
入館料:無料
見どころ
・ 江戸時代から今日までの約33万点におよぶ広告資料の所蔵
・ 江戸時代から現代まで、広告の発展や歴史が分かるニッポン広告史
・ 1950年代から現在までのテレビCM、ポスターなどを見ることができるデジタルテーブル
・ 広告に関連したテーマの企画展示やイベント
・ 専門書籍のほか、広告をより楽しめるミュージアムグッズの販売
(3) 貨幣博物館
日本の古代から現代までの貨幣、それに関する資料、外国の貨幣など、貨幣の役割や文化との関わりを紹介している貨幣博物館。
お金の歴史やユニークな企画展示、お金の重さを体験できる展示コーナーなど、子どもからおとなまで楽しめる博物館となっています。
≪画像元:貨幣博物館≫
所在地:東京都中央区日本橋本石町1-3-1(日本銀行分館内)
開館時間:09:30~16:30(最終入館は16:00まで)
休館日:月曜日(祝休日の場合は開館)、年末年始、展示入れ替えのための臨時休館あり
入館料:無料
見どころ
・ 古代から現代に至るまでの日本のお金の歴史
・ 貨幣に関する様々な企画展示
・ 偽造防止技術の紹介
・ 一億円、千両箱、大判などの重さ体験
・ 記念撮影スポットやお土産コーナー
(4) 健康と医学の博物館
東京大学医学部・医学部付属病院が創立150周年を迎えた記念事業のひとつとしてオープンした「健康と医学の博物館」。
見どころの企画展では「医療の今を知る」と題し、興味深い5つのテーマに分けられた展示室で現在の医学・医療の最新のトピックを紹介しています。
≪画像元:健康と医学の博物館≫
所在地:東京都文京区本郷7-3-1
開館時間:10:00~17:00(最終入場16:30)
休館日:毎週水曜日 ※水曜を含め祝日は開館、年末年始
入場料:無料
見どころ
・ 東京大学医学部と医学部附属病院の160年にわたる業績と歴史の中で特筆されるものを中心に紹介している常設展
・ 企画展では
A … ロコモティブシンドロームや人工関節について紹介
B … 感染症を引き起こす、目に見えない大きさのウイルス、菌、寄生虫を紹介
C … 糖尿病の食事療法や薬物療法を紹介、慢性腎臓病の紹介や巨大な尿結石
D … 心臓や血管(循環器)とその病気、心臓の3Dシミュレーション映像や血管模型
E … 大腸がん、乳がん、胃がんの発見や治療、内視鏡、乳がんの触診模型、手術の様子の紹介
などを見ることができます。
(5) 衆議院憲政記念館
「議会制民主主義に対する認識を広く国民の皆様に深めていただくこと」という趣旨で設立された衆議院憲政記念館。
国会や選挙制度について学べる体験型クイズや、本会議場を3/4のスケールで再現した議場体験コーナーなど、議会政治についての歴史や議員の疑似体験ができる施設となっています。
≪画像元:衆議院憲政記念館≫
所在地:東京都千代田区永田町1-8-1
開館時間:9:30~17:00 - ※入館は16:30まで
休館日:毎月の末日及び12月28日から翌年1月4日まで
入館料:無料
見どころ
・ 国会や選挙制度についての体験型クイズ、議会政治確立に功労のあった伊藤博文、板垣退助、大隈重信の銅像の写真と並んで撮影ができる憲政プラザ
・ 本会議場を3/4のスケールで再現したコーナーで、内閣総理大臣が演説する映像を議席に座って見ることができる議場体験コーナー
・ 衆議院議員当選25回、議員として60年7ヶ月在職し憲政功労者として表彰、名誉議員の称号を贈られた尾崎行雄の遺品、著作、書跡、写真などを展示している尾崎メモリアルホール
・ 明治維新から帝国議会を経て、現在の国会に至る憲政の歩みを様々な資料で見ることができる憲政の歩みコーナー
・ 江戸時代の初めに加藤清正が屋敷を建て、その後彦根藩の上屋敷となり井伊直弼が居住、明治時代には参謀本部・陸軍省がおかれたという国会前庭(北地区)
※ 現在の施設は建て替えのための代替施設で、令和10年度末に新館が完成する予定です
(6) 東京ガス ガスミュージアム
赤煉瓦の洋館が印象的な東京ガスのガスミュージアム。
ガス事業の歴史や明治から現代に至るまでのガス器具の展示、昭和世代には懐かしい昭和の台所空間の再現や国内外17基のレトロモダンなガス灯など、おとな世代が楽しめる博物館となっています。
2024年8月25日(日)までは、日本のガス事業育成にも尽力し新紙幣の顔となった渋沢栄一の記念イベントも開催されています。
≪画像元:≫
所在地:東京都小平市大沼町4-31-25
開館時間:10:00~17:00
休館日:月曜日(月曜日が祝日および振替休日の場合は翌日が休館)、年末年始
入館料:無料
見どころ
・ 明治時代の代表的なガス器具、灯りから調理・暖房の熱源として使われ始めた歴史、国内産のガスかまど、ガス火鉢、ガス風呂なども展示されている
・ 終戦後、高度成長期の豊かな暮らしを実現してきたガス器具の紹介、昭和の台所空間の再現、明治から現代に至るまでのガスコンロや給湯器、お風呂の機能の進化の様子、都市ガスの未来像なども紹介
・ 日本のガス事業の育成に尽力した渋沢栄一の足跡を紹介する渋沢栄一ギャラリー
・ 1812年ロンドンの街灯から始まったガス事業の歴史、ガス灯館1階で1日3回行われるガス点灯実演、明治から大正期のレトロモダンなデザインが印象的なガスライトギャラリーなど
・ 横浜、パリ、スペイン、ウエストミンスターなど17基のガス灯を見ることができるガスライトガーデン
(7) セイコーミュージアム銀座
セイコー創業100周年の記念事業として設立された「セイコーミュージアム銀座」。
2024年4月には「グランドセイコーミュージアム」を6階に新設、セイコーを代表する高級腕時計ブランド・グランドセイコーの発展と進化の歴史を見ることができます。
時計の歴史、最先端の計測システム、セイコー創業者の足跡、さらにこのミュージアムでしか手に入らないオリジナルグッズの販売なども行っています。
≪画像元:セイコーミュージアム銀座≫
所在地:東京都中央区銀座4-3-13 セイコー並木通りビル
開館時間:10:30~18:00 ※予約優先
休館日:月曜日・年末年始 ※変更となる可能性あり
入館料:無料
見どころ
・ 入口に設置されている高さ5.8mの大型振り子時計、世界最先端の計時・計測システム、セイコーの代表的な製品の展示
・ 「東洋の時計王」と呼ばれたセイコーの創業者・服部金太郎氏の足跡を紹介
・ 時計の進化と歴史、日本の和時計についての紹介
・ 時計が描かれている錦絵、江戸時代や明治時代に記された時計に関する書籍なども収蔵
・ セイコーミュージアム銀座のコレクションをモチーフにした、ここでしか手に入らないオリジナルグッズの販売
(8) 江東区 深川江戸資料館
江戸時代末の深川の町並みを実物大で再現、当時の暮らしを細かい部分まで想定復元された展示を見ることができる深川江戸資料館。
企画展示では浮世絵に関する特集や江戸の食文化、昭和を代表する人気力士の軌跡など、ユニークな内容の展示が行われています。
また、同じ江東区内にある芭蕉記念館、中川船番所資料館との三館共通入館券もお得な価格で販売されています。
≪画像元:深川江戸資料館≫
所在地:東京都江東区白河1-3-28
開館時間(展示室):9:30~17:00(入館は16:30まで)
休館日:第2・第4月曜日(ただし祝日の場合は開館)、年末年始(1/2・1/3は正月特別開館で展示室のみ開館)、臨時休館(設備点検や展示替え等)
観覧料金:おとな400円、小学生~高校生50円
三館共通入館券(深川江戸資料館・芭蕉記念館・中川船番所資料館):おとな500円、小学生~高校生100円
見どころ
・ 地下1階から地上2階まで三層にわたる高い吹抜の大空間に展開する、江戸時代の深川の町を再現
・ 一日の移り変わりの情景を音響や照明などで演出
・ お店や長屋に実際に上がって、生活用具などに触れることができる体験型の展示室
・ 深川の町の古地図、昔の深川の風景や人々の様子を描いた絵はがき、一枚のはがきが立体的な江戸の街並みになる起こし文(「魅力ある日本のおみやげコンテスト」でグランプリ受賞)などの販売
・ 三館共通入館券の芭蕉記念館では松尾芭蕉をはじめとする俳句文学関係の各種資料の展示、中川船番所資料館では番所の一部を再現したジオラマや水運の歴史などを見ることができます
(9) 飛鳥山3つの博物館(渋沢史料館/北区飛鳥山博物館/紙の博物館)
新しい一万円札の顔となった渋沢栄一の生涯を知ることができる渋沢史料館、飛鳥山エリアの歴史や文化、自然などを紹介している北区飛鳥山博物館、日本の伝統的な和紙・近代日本を支えた洋紙両方の歴史や製造方法などを見ることができる紙の博物館、この3つの博物館は王子駅に隣接する桜の名所・飛鳥山公園の博物館ゾーンに建てられています。
夏休み中は販売休止となっていますが、それ以外の期間であればお得な3館共通券で観覧できます。
≪画像元:飛鳥山3つの博物館≫
《飛鳥山3つの博物館共通事項》
3館共通券:一般800円、小学生~高校生320円
※2024年7月1日~8月31日までは販売休止
開館時間:10:00~17:00
休館日:月曜日(祝日の場合は開館)、祝日直後の平日、年末年始、臨時休館あり
《渋沢史料館》
所在地:東京都北区西ヶ原2-16-1
入館料:一般300円、小学生~高校生100円
見どころ
渋沢栄一の旧邸「曖依村荘」跡に設立された登録博物館。
渋沢栄一の生涯、携わった事業や活動、演説や講演会などで語った言葉などが紹介・展示されています
《北区飛鳥山博物館》
所在地:東京都北王子1-1-3
入館料:一般300円、65歳以上150円、小学生~高校生100円
見どころ
北区の歴史・考古・民俗・自然などを映像や資料を使って紹介、この地域の成り立ちや特徴、荒川河川敷のジオラマなども見ることができます
《紙の博物館》
所在地:東京都北区王子1-1-3
入館料:一般400円、小学生~高校生200円
見どころ
日本の近代製紙産業の歴史、紙の原料と製造工程、多様な種類・用途、スライドショー動画、記念碑の展示、屋外ガーデンでは紙の原料となる植物をみることができます
(10) 墨田区 小さな博物館
墨田区の産業や文化に関する製品・道具・文献等のコレクションを工場、作業場、民家などの一部を利用して展示している「小さな博物館」。
江戸木目込人形や指物、錺かんざし、羽子板や屏風などの伝統工芸が中心ですが、携帯電話として初期に登場したショルダーホンと現在のスマホの機能の変化を手に取って実感できるNTTドコモ歴史展示スクエアや、明治から平成までの相撲史や歴代横綱・優勝力士などの写真が展示されている相撲写真館といったユニークな博物館も人気です。
入場料は無料ですが、開館日・開館時間・予約の有無などはそれぞれの施設によって異なるため、必ず下記のサイトもしくはお電話などで事前にご確認ください。
≪画像元:小さな博物館≫
《登録されている博物館》
・ 藍染博物館
・ 江戸木目込人形博物館
・ 江戸小紋博物館
・ 江戸表具博物館
・ NTTドコモ歴史展示スクエア
・ 折箱博物館「木具輪」
・ 錺かんざし博物館
・ 乾燥木材工芸資料館
・ 桐の博物館
・ 金庫と鍵の博物館
・ 建築道具・木組資料館
・ 指物博物館
・ 漆工博物館
・ 相撲写真資料館
・ ちいさな硝子の本の博物館
・ 軟式野球資料室(現在休館中)
・ 羽子板資料館
・ 鍼灸あん摩博物館
・ 屏風博物館
・ 袋物博物館
・ フットマークギャラリー
・ ブレーキ博物館
・ 名刺と紙製品の博物館
・ やさしい革の博物館
(11) 寅さん記念館
シリーズ化された日本の大人気映画「男はつらいよ」。
その映画の世界に触れることができる施設「寅さん記念館」が1997年に開館され、実際に撮影で使用された「くるまや」のセットや小道具などが展示されています。
また、山田洋次監督の作品や映画づくりのこだわりが伝わってくる「山田洋次ミュージアム」、趣のある和洋折衷の有形文化財「山本亭」も隣接されています。
≪画像元:寅さん記念館≫
所在地:東京都葛飾区柴又6-22-19
開館時間:9:00~17:00(なるべく閉館30分前までにお入りください)
休館日:第3火曜日(祝日・休日にあたる場合は直後の平日)、12月第3火~木曜 ※年末年始は営業
入館料:
・ 寅さん記念館&山田洋次ミュージアムとの共通券 … 一般500円、児童・生徒300円、シルバー(65歳以上)400円
・ 寅さん記念館&山本亭セット料金 … 一般550円、シルバー450円
見どころ
・ 寅さんの少年時代から、放浪の末に故郷柴又へ舞い戻るまでの物語を、可動式のジオラマと妹さくら(倍賞千恵子さん)のナレーションでたどることができる再現ジオラマ「柴又帝釈天参道」
・ 実際の撮影に使用した「くるまや」のセットで、数々の名場面を見ることができる「撮影スタジオ くるまや」
・ 実際に撮影で使用されていた衣装やトランクなどの小道具も展示
・ 山田洋次監督の作品やこだわりの映画づくりなどに触れられる「山田洋次ミュージアム」
・ 伝統的な和風建築と昭和初期独特の洋風建築が複合された「山本亭」。庭園は米国の日本庭園専門誌で3位にランクイン。抹茶やコーヒー、白玉入りぜんざいなどの軽食メニューも楽しめます
美術館・博物館等共通入場券&割引券「ぐるっとパス」
美術館や博物館めぐりに便利でお得な「ぐるっとパス」。
東京を中心とする103の美術館・博物館の入場券や割引券がセットになったパスで、QRコードチケットまたはカード形式でご利用可能。
最初に利用した日から2か月間が有効期限となっています。
さらに東京メトロや都営交通などの交通機関各社とのセット券も販売されています。
≪画像元:東京都歴史文化財団≫
「ぐるっとパス2024」
販売期間:2024年4月1日(月)~2025年1月31日(金)
有効期限:使い始めの日から2か月間 ※最終有効期限は2025年3月31日(月)まで
参加施設数:美術館51施設、博物館36施設、動物園3施設、水族館1施設、植物園・庭園12施設、合計103施設
購入方法:オンライン、対象施設またはカード販売窓口で購入
パスの種類:QRコードチケット、パスカード
価格:2,500円(大人料金のみ)
交通機関とのセット商品
東京メトロ「メトロ&ぐるっとパス」 … 東京メトロ24時間券2枚付きで3,130円(別々に購入するより570円もお得)
都営交通「都営deぐるっとパス」 … 都営交通の1日乗車券2枚付きで3,130円(別々に購入するより770円もお得)
快適で安全な屋内の施設で楽しもう
猛暑が当たり前になり、外での活動は控えるようにと呼び掛けられるようになった夏。
そうはいっても、ずっと自宅にいるのもつまらないですよね。
そんな季節だからこそ、快適で安全な屋内の施設で楽しめるのは一石二鳥!
さらに料金がリーズナブルであれば、お得感もプラスされて一石三鳥といってもいいでしょう。
今年の夏は、涼しくお得に充実した時間を楽しんでみてはいかがでしょうか。
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