節約と一口に言っても、やり方や効果はさまざまです。
ティッシュ・トイレットペーパー値上げのダメージを軽減 節約主婦の買い方・使い方
見聞きした節約方法が自分に合っているとは限らないので、場合によってはストレスが溜まることもあるかもしれません。
できそうな節約術を見つけたら、「とりあえずやってみて自分に合わなければ他の方法を試してみる」くらいの気持ちで始めるとストレスを軽減できます。
今回は、習慣化するとチリツモ節約になる方法をいくつか紹介します。
習慣化すると出費を抑えられるチリツモ節約術8つ
チリツモ節約は、ドカンと大きな節約にはなりません。
しかし、確実に支出を抑えられるので習慣化するとお金が貯まりやすくなります。
以下では、チリツモ節約術を8つ紹介します。
(1) 整理整頓でムダな出費を減らす
食品・日用品・衣服などの整理整頓は、ムダな出費を減らすことにつながります。
冷蔵庫の中や食品ストックにある賞味期限切れの食材、在庫がまだあるのに買いすぎてしまう洗剤やシャンプー、把握できていない洋服など、整理整頓を心がけるとムダや買いすぎを防げます。
必要な物を必要な分だけ買うことは、節約の第一歩です。
探し物にかかる時間も短縮できて一石二鳥です。
(2) 食材はムダなく使い切る
まとめ買いをしたり値引き商品を買ったりするのも節約方法の1つです。
しかし、使い切れなければ節約になるどころかムダな出費になってしまうこともあります。
半額の野菜を買ったら中身が傷んでいたこともあるので、安かろう悪かろうにも要注意です。
「値引き商品は状態をチェック」「使い切るイメージを持つ」「使い切れない分は早めに冷凍する」など、ムダなく使い切る工夫をしましょう。
(3) ポイントを効率よく貯めて使い切る
ポイントは、「さまざまな店舗で共通で貯められるポイントに集約する」「こまめに使って失効を防ぐ」など、効率良く貯めて使い切ることが大切です。
特に期間限定ポイントは有効期限が短いので失効に注意しましょう。
≪執筆者撮影≫
過去10年間の楽天ポイントの履歴を確認したところ、合計5,160円分のポイントを失効していたことが分かりました。チリも積もれば山となる、もったいない…。
(4) 水筒を持参して飲み物代を節約
≪執筆者撮影≫
出かけるたびに飲み物を買うと、1本あたり100~150円ぐらいの出費です。
お茶や水を入れた水筒を持参すると、500ml1本あたり0.1~2円程度の出費で済みます。
水筒を購入しても数か月で元が取れる計算です。
毎日水筒を持参して飲み物代を節約した場合、年間4万5,000円の節約効果です。
(5) 半分ティッシュで使う量を減らす
≪執筆者撮影≫
キッチンや洗面所などで使うティッシュを、半分のサイズにカットして使う方法です。
ちょっとした汚れを拭き取るだけなら半分でも十分な場合もあります。
ティッシュの使用量が半分になれば、そのぶん費用も半分になります。
1か月に150組×5個入りのティッシュ(250円)を2パック使う場合、1か月あたり250円の節約です。
1年間続ければ約3,000円の節約になります。
ただし、家族の中に使いにくいと感じる人がいる場合は、置く場所を厳選するなどの工夫が必要です。
節約を押し付けると家族のストレスの原因になるので厳禁です。
(6) 大きな買い物は複数のお店を比較する
家電や家具など金額が大きな買い物は、事前に複数のお店をチェックして価格を比較しておきましょう。
同じ商品を買う場合でも、キャンペーンを開催しているお店の方がお得に買い物できます。
他店の実際の価格を提示するほうが値下げ交渉もスムーズです。
また、貯まるポイントの種類や還元率にも注目しましょう。
貯まるポイントの種類 | 還元率 | |
ヨドバシカメラ | ・独自ポイント | 10% |
ビックカメラ | ||
ヤマダ電機 | ||
Joshin | ・独自ポイント | 0~20% |
・楽天ポイント ・dポイント | 0.5% | |
エディオン | ・Tポイント ・dポイント ・楽天ポイント ・Sポイント | 0.5% |
Joshinの独自ポイントは、商品によって還元率が異なります。
各社のポイント還元率は支払方法によっても異なるため、高還元を狙う場合は事前にお得な支払い方法をチェックしておきましょう。
(7) 利用できる助成金はしっかり利用する
各自治体では、さまざまな助成金制度を実施しています。
・ 電動自転車の購入費用助成金
・ 自転車用ヘルメットの購入費用助成金
・ 自宅の屋上緑化や生垣の設置による奨励金
・ 雨水タンクの設置助成金
・ 省エネ家電の購入助成金
申請の手間はかかりますが、うまく活用すれば確実に節約につながります。
≪執筆者撮影≫
わが家は冷蔵庫の買い替えに省エネ家電の購入助成金を活用して、約1万7,000円お得になりました。
(8) 外食やレジャーではクーポンを利用する
外食やレジャーの予定がある場合は、クーポンを利用するとよりお得に楽しめます。
お店や施設が決まったら、「店名 クーポン」で検索して利用できるクーポンがないかチェックしてみましょう。
≪執筆者撮影≫
利用頻度が多いお店はアプリをフォルダにまとめておくと利用がスムーズです。
ただし、「〇〇円以上から使える」「週末限定クーポン」など、一見お得に見えるクーポンも使い方によっては余計な支出につながる場合があります。
本当にお得かどうか考えることも大切です。
無理なくできることをコツコツ続けてみよう
持ち物を大事に使ったり食材は最後まで使い切ったり、身近なことが積もりかさなって節約につながります。
しかし、「整理整頓が苦手」「料理は不得意」など、節約術の中には自分に向いていないものもあります。
まずはストレスを感じることなくできそうな方法を、ゲーム感覚で始めてみることがポイントです。
無理なく続けられそうな節約術が見つかったら、習慣化して節約効果を高めましょう。
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