株主優待が好きな主婦、2023年の権利取得した数は323銘柄を予定しています。
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仕事でも株主優待関連のニュースを追っていた2023年。
ニュースを見て「2024年はこんな1年になるのではないか」と勝手にトレンドを予想してみました。
優待族の2023年優待銘柄取得は323銘柄予定
≪執筆者撮影≫
優待族の筆者の家庭が2023年に取得した銘柄の合計は、「323」予定です(執筆時点2023年12月25日)。
1年を見返すとくだもの、QUOカード、割引券、クーポン、ジュースに、肉にお米、砂糖にドレッシングといったように数多くの銘柄を取得できました。
年間を通して優待をもらうように計画を立て、1か月に1度は優待銘柄をもらう「毎月優待生活」を実現できています。
※複数名義は1銘柄としてカウントし配当銘柄は除く、銘柄はのべ数を採用
優待族として優待を楽しむ主婦は、2023年の流れから2024年の投資環境はこうなるのではないかなと予測を立てています。
2024年の注目点1:新NISA始まる・高配当株に注目
≪画像元:≫
https://www.fsa.go.jp/policy/nisa2/about/nisa2024/index.html
2024年から、売却益や配当が非課税になる新NISAがはじまります。
2023年までのNISAと新NISAとで大きく違うのは、「つみたて投資枠(120万円)」と「成長投資枠(240万円)」が同時にできることで、年間360万円を投資できます。
特定口座で保有する株の配当金を受け取るなら、20.315%の税金がかかりますが、新NISAでは税金がかからなくなります。
例:10万円、4%の配当金がもらえるなら…
特定口座なら10万円×4%×(100%-20.315%)=3,187円
新NISA口座なら10万円×4%=4,000円
これまで税引後3,187円の配当金が、非課税であれば4,000円そのままがもらえます。
高配当株で約20%分だと大きく、非課税で高配当株に注目する人は多くなりそうです。
ただ、高配当株はすでに割高になってしまっている銘柄もちらほら見られますので、買い時はご自身で見極めてください。
2024年の注目点2:優待株の廃止ニュースが多くなるか注目
2023年には優待新設のニュースもあれば、優待廃止のニュースも多く聞かれました。
衝撃だったのは日本取引所グループ <8967>のニュースです。
≪画像元:≫
https://www.jpx.co.jp/corporate/investor-relations/shareholders/incentives/index.html
株主優待は2025年3月末を最後として株主優待制度が廃止になります。
2024年、2025年の2度は継続されますが、日本取引所グループが優待を廃止して、配当のみにしたことは、今後、追従して優待をやめる企業が増えるのではと予測されます。
また、みずほリース <8425>も株主優待を廃止しています。
≪画像元:≫
https://www.mizuho-ls.co.jp/ja/ir/faq.html
2023年3月31日の優待が最後で株主優待制度が廃止になり、2024年は優待がありません。
≪画像元:≫
https://www.mizuho-ls.co.jp/ja/ir/stock_rating/dividend.html
みずほリースでは2024年3月期の予想配当は172円で2023年の配当実績147円よりも増えています。
今後、配当金が増えていくことに期待したいところです。
2024年も株主優待廃止ニュースがあるかもしれなく、優待よりも配当にシフトしていく企業も増えそうです。
配当金が0円の無配銘柄のような銘柄であれば優待廃止により株価暴落もあるかもしれないため、注視していきましょう。
2024年の注目点3:優待銘柄では中長期保有の流れ
優待銘柄にも、中長期保有によってもらえる銘柄が増えてきています。
例えば、2023年12月19日に適時開示を発表した日本マクドナルドホールディングス <2702>です。
≪画像元:≫
https://www.nikkei.com/nkd/disclosure/tdnr/20231219505300/
これまで継続保有期間がついていなかったものの、2023年12月末の基準日から2024年12月末の基準日へかけて段階的に変更していくと発表がありました。
今回は2023年12月末だけ100株以上保有していれば権利は取れますが、2024年6月末では、2023年12月末、6月末の2度のタイミングで、それぞれ100株以上保有している必要があります。
「株主優待を取得するために、権利確定日さえ株主でいられればよい」銘柄では、優待クロスを使うなどして権利日だけ取得していれば権利取得できる場合がありましたが、それができなくなります。
厳密に言うと、端株や単元未満株を保有するなどして株主番号が変わらなければ、12月末、6月末のタイミングのみ100株保有して権利取得する方法もあるものの、日本マクドナルドホールディングスの意向としては、中長期保有の株主を求めていることがわかります。
他にも中長期を優待条件としているところは多く、企業によっては半年ごとではなく四半期(3か月ごと)に株主番号を確認するケースもあり、売買で株主番号が変わらないようにする、現物保有で権利を取りこぼさない注意も必要です。
2024年の注目点4:これから株式分割が増える?優待拡充も
2023年は株式分割が多く、ビッグニュースになったのは日本電信電話 <9432>の25分割でした。
≪画像元:≫
https://group.ntt/jp/ir/library/nttis/202306/stock_split.html
株価100株40万円だったのが、2,500株となり、これは1株あたり200円弱で買えるようになり、100株の単元でも2万弱で買えるようになりました。
また、そして、株式分割後も100株以上保有していると期間に応じてdポイントがもらえる優待内容は変更がありません。
このように、株式分割があっても、優待内容に変更のない銘柄には注目で、実質的な優待拡充となっている内容があります。
≪画像元:≫
2023年12月末に株式分割する銘柄は、
コニシ <4956>、ヤマハ発動機 <7272>、三菱商事 <8058>、京都フィナンシャルグループ <5844>、京セラ <6971>、日清食品ホールディングス <2897>、森永製菓 <2201>など
12月末に株式分割する銘柄では、例えば、日清食品ホールディングス <2897>は株価が1万4510円する値がさ株で、100株買おうと思うと約150万円弱必要でした。
しかし分割で1株が3株になり、約50万円で買えるようになり、以前と比較して買いやすくなります。
≪画像元:≫
https://www.nissin.com/jp/ir/investors/preferential/pdf/20231206-2.pdf
しかも分割後に100株を保有すれば、3月末日に1,000円のグループ製品がもらえる優待の権利を受けられ、実質的な優待拡充です。
株式分割で買いやすくなるメリットがありますが、分割直後は株価が安定しないなどもあるかもしれません。分割発表後、分割後の値動きがどうなるのかにも注目していきましょう。
2024年の株投資の予想を立てて
新NISAが始まり、2023年からの流れを受けて、個人投資家が増えそうな2024年。
株式分割や優待変更、中長期保有への流れなど、株式投資のトレンドも日々変わっていきます。
優待族の主婦が2024年予想する流れは絶対に当たるとは言い切れませんが、2023年からの流れから、多分、当たる内容も多いのではないだろうかと感じています。
気になるニュースがあればチェックしてみてください。
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