先週は、ダウが連日最高値更新していく中、日経平均株価も大きく株価が上下に動きましたが、1週間を通して見ると横ばいとなり、上値は重く、下値は固いという展開でした。
新NISA開始ラストスパート! 解決しておくべき6つの疑問について解説
米雇用統計は想定通り、その後のFOMCもハト派となり、2024年の利下げの思惑から米国株価が上昇。
その影響を受けて日本株も上昇へといったところですが、為替では、大きく円高に進行し、為替の影響を大きく受けて、日本株はマイナスに転じる日々が続いた1週間でした。
米国株よりも為替を気にする環境は今週も続きそうです。
チャート分析
チャートを細かく見ていきましょう。
日足の移動平均線
5日線は、下向きに推移していましたが、金曜日に上向きへと向きを変えています。
25日線は、上向きに推移していますが、株価は25日線に頭を押さえられている状況です。
75日線は、上向きに推移して、月曜日に100日線とゴールデンクロスしました。
並び順は、25日5日75日の並び順で、上昇トレンドの終わりとなっています。
機関投資家や海外の投資家が意識している200日線は、上向きで推移し、3万1248円処を推移しています。
トレンドライン
7日8日に開けた窓は、月曜日早々に埋め、直近で窓がない状態となっています。
11月24日の高値からの右肩下がりに引いた斜めのラインが、上値抵抗線として機能しています。
ここを抜けると、フォーメーションの上昇フラッグとなります。
3万3100円処が上値重たい部分で、下は3万2500円処と、11月24日高値から右肩下がりに引いた斜めラインにチャネルとして、11月15日安値と12月8日安値を結んだラインが下値支持線として意識されます。
一目均衡表
遅行線は日々線の上を通過して、上向きに推移して週末入りしています。
遅行線がこのまま上向きに推移すると4営業日後に日々線の上に到達するため、株価は11月の高値更新もある位置となっています。
一方、火曜日から基準線と転換線の位置が変わったことによって弱さがみえています。
まずは遅行線が、11月14日15日の窓を下抜けるのか、注目です。
下抜けた場合は、上に日々線が壁となるので上値が非常に重くなります。
雲のねじれの、12月20日あたりは転換に注意していきましょう。
ボリンジャーバンド
バンドが収縮し、そこから横ばいとなった一週間でした。
バンドは波打っているので、どこまで横ばうのか確認していきましょう。
TPラインと-1σの間を株価は推移しています。
ここからどちらかに大きく離れることがあれば、その方向にバンドウォークとなる可能性があります。
スローストキャスト
売られすぎゾーンから上昇し、ゆるやかに上向きに推移してきました。
まだ弱さもみえますが、このまま買われすぎゾーンまで到達するのかに注目です。
MACD
いつも通りに0ライン近辺では横ばいの動きをしています。
ヒストグラムも陰転から徐々に切り上げてきており、ここで好転へと向かえるのか見ていきましょう。
シグナルが0ラインで押し目となって上昇し、MACDとシグナルがクロスする展開となるのか、確認していきましょう。
次回の満月は27日です。
新月は1月11日です。
現在1月2日まで水星逆行中。
今年の大納会は12月29日です。
総合判断
パラボリックは陰転中で、3万3500円処を推移しています。
ADXを確認しても、日経平均株価は現在トレンドがでていない状態ですので、この横ばい相場がいつまで続くのか、上がる下がるの決めつけをせずに、上下のBOXの価格帯をしっかり確認していきましょう。
今年も残り2週間となりました。
今週は日銀政策決定会合があり、とても注目されています。
日本の政治の不透明感により、日本独自のリスクがありますので、リスクに対しても意識しながら、しっかりチャート分析していきましょう。