毎日の生活に欠かせない、キッチンの必需品の1つであるラップ。
環境保全と節約のためにも、できるだけ使い捨てプラスチックの使用は避けたいと思っても、ラップだけはどうしても難しい…と諦めている方もいるのではないでしょうか。
そこで試してみて欲しいのが、ダイソーで販売されているシリコーン伸びラップです。
ぬるま湯や洗剤で綺麗に洗えば繰り返し使うことができるので、プラスチックごみの使用削減及び出費を抑えることに繋がります。
こちらではシリコーン伸びラップの使用感について徹底検証してみました。
適切な使い方をはじめ、向いていない使い方についても紹介しておりますので、参考にしてください。
シリコーン伸びラップの使用感について徹底検証!
こちらがダイソーから発売中のシリコーン伸びラップです。
パッケージにも表記があるように、滑り止めやオープナーとしても使える超万能アイテムです。
滑り止め・オープナーは使用する機会が少ない分、わざわざ購入するとなると勿体ないので、キッチン用の布巾を代用する方も多いと思いますが、ラップの役割も兼ね備えているのであれば、購入しても損はなさそうです。
シリコーン伸びラップをパッケージから取り出すと透明のフィルムが表面についていますので、こちらを剥がして軽く水洗いし、乾燥させてから使うようにしましょう。
シリコーン伸びラップを横方向、縦方向に引っ張ってみたところ、想像していた以上にビヨ~ンと長く伸び、粘着力も高めです。
なおかつ形がへたりにくく、丈夫なので長持ちしそうです。
早速お皿の上に被せてみました。
シリコーン伸びラップの表面についている小さなつぶつぶがお皿を吸い寄せるようにしてくっついてくれます。
ただ、密着度を星の数で表現すると、一般的なラップが星5つなのに対し、シリコーン伸びラップは星3つ程度。
どちらかというとふんわりと乗せられる感じで、完全に隙間なく保存したいものに関しては向いていないかもしれません。
シリコーン伸びラップは使い方にもコツがあります。
こちらはシリコーン伸びラップを引っ張りながら乗せた時の写真です。
とても伸びが良い商品ですが、あまり強く引っ張りながらお皿を覆うと、大きな隙間ができたり、形が寄れてしまうのでできるだけ引っ張らずに、上から下に向かって優しく乗せるようにすると綺麗に覆うことができます。
シリコーン伸びラップは小皿にも使用可能です。
先程のやり方と同様に、上から優しく乗せるだけでお皿に張り付いてくれます。
今回LLサイズ(20cm)を使用していますが、他にも10~15cmタイプのシリコーン伸びラップが販売されていますので、お皿のサイズに合わせて使い分けられるよう、別サイズのものも持っておくと便利です。
また、シリコーン伸びラップは小さめのお皿には使えても、縁が凸凹しているお皿にはあまり適していません。
このような感じで、上から乗せても上手く張り付かず、部分的に隙間が生じてしまいます。
その他、シリコーン伸びラップLLサイズは直径22cmを超える容器には使用することができません。
オーバーサイズの容器の場合、引っ張りながら貼り付けようとしても、すぐにお皿の底面に落ちてしまいます。
売れ行きが良かったり、お客様からの要望が多ければ22cm以上の容器に使えるよう、さらに大きなサイズのシリコーン伸びラップが販売される可能性も考えられるので、今後に期待したいものです。
普段ラップを使用する際、お皿を覆うだけでなく、半端に切った野菜等の食材をそのままラップで包むこともあるかと思います。
シリコーン伸びラップで半分に切った玉ねぎを包んでみましたが、チラホラと隙間ができて密着性に欠けるため、食材そのものを包むのにはあまり向いていない印象を受けました。
シリコーン伸びラップの検証をしてみて、特に良いと感じたポイントは電子レンジでも使えることです。
耐熱温度は180度で、オーブンやトースターで使用することはできませんが、電子レンジを使用する際に必要な耐熱温度は140度と言われているので、料理の時短のために野菜を加熱したり、お弁当や冷凍食品を電子レンジで温める程度であれば問題なくご使用頂けます。
その他、ぬるくなったコーヒーやお茶を再度電子レンジで温めたい時等も、シリコーン伸びラップを使えば短時間で温まりやすく、電気代とラップ代の節約になって一石二鳥です。
使い方さえ工夫すれば大活躍間違いなし
シリコーン伸びラップは通常のラップに比べると、密着性が低いためお刺身などの生モノを保存したい時や、調理済みの料理だとしても半日以上置いておくのは少し心配かな?と個人的に感じました。
ただし、料理が乗っているお皿にちょっとだけ蓋をしておきたい時や、電子レンジで食材や飲み物を温めたい時には非常に便利なので、使い方さえ工夫すれば大活躍間違いなしのアイテムです。
少しでも節約したい方や、これからの未来のために、サステナブルを日々の生活に取り入れたい方は、シリコーン伸びラップを是非ご自宅のキッチンに仲間入りさせてみてください。(執筆者: 池田 莉久)
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