「業務スーパー」と言えば、神戸物産が運営する「業ス」がおなじみです。
しかし、業務用のスーパーは他にもあります。
今回は、近頃メディアでも紹介され話題となっている、業務スーパー「アミカ」を紹介。
店舗数・品揃え・価格はどうなのか、どんな人に向いているのか。
実際に足を運び、“あの業ス“との違いを調査してきました。
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アミカとは
≪画像元:アミカ≫
アミカは、店舗・企業向けの食料品を販売している業務スーパーです。
東海エリアを中心に東京・愛知・岐阜・見栄・静岡・滋賀・福井・長野に50店舗を展開しています。
大容量サイズの商品が中心ですが、一般の方も利用可能で、会費等もかかりません。
商品数は約6,000点と豊富で、冷凍・冷蔵・調味料など、幅広いラインナップを取り揃えています。
オリジナルブランドは3つある
≪画像元:アミカ≫
業務スーパーと言えば、激安のオリジナルブランド品や自社製造品が人気のひとつ。
アミカでは、ニーズに合わせた3種類のプライベートブランドの商品を製造・販売しています。
・ O!Marche(オーマルシェ)
・ プロの選択
・ JFDA(ジェフダ)
アミカのプライベードブランド商品の特徴は、国内外の有名メーカーや商社とのタイアップが充実していること。
業スは自社製造品や海外製造品が多いのですが、アミカは国内の食品メーカーとの共同開発品の取り扱いが多いです。
価格は2~3割高い
≪画像元:アミカ≫
気になる金額ですが、業スと比べると全体的に2~3割ほど高いです。
冷凍のフライドポテトも、業スなら1kg300円ほどで買えますが、アミカでは450円ほどします。
冷凍野菜・調味料・冷凍惣菜を見ても、数百円高い印象です。
本音で言うと、「高い」と思う商品もありました。
しかし、国内製造品や有名メーカー品の品数はアミカが圧倒的。
冷凍コーナーを見渡すと、マルハニチロ・テーブルマーク・ニッスイ・ニチレイといった国内メーカーの商品はずらりと並んでいました。
もちろん業務用なので、パッケージが簡素&容量が多い分、他スーパーで販売している一般サイズよりもコスパが良いです。
国産品やナショナルブランドの商品にこだわりたい人にとっては、他店で買うよりもかなり割安だと感じます。
業スにはない珍しい商品も
≪執筆者撮影≫
“業務スーパー”という大きなくくりは同じですが、アミカと業スでは品揃えがまったく異なります。
筆者がアミカへ行って気づいたのが、業スにはない「珍しい商品」が充実している点。
類似品はあっても、同じ商品はほぼなく、それどころか見たことない商品がたくさんありました。
とくに「珍しい」と感じた冷凍商品は以下です。
・ パンプキンピューレ
・ スクランブルエッグ
・ ゆでたまご
・ 塩ゆで落花生
・ カット豆腐
・ インカのめざめ(カットじゃがいも)
・ ミニ絹厚揚げ
・ 揚げ出し豆腐
・ 華味鶏チキンカツ
・ チーズはんぺんフライ
・ メロンパン
どれも業スでは見たことがなく、初見の冷凍惣菜がたくさんありました。
「冷凍唐揚げ」や「ポテト」にしても種類が豊富で、原材料にブランド鶏や人気の品種を使うなど、おうちごはんを格上げしてくれるものが多いです。
個人的には、ポムピンや星形・網型など、業スでは見たことがないフライドポテトの品揃えの多さが魅力的でした。
独自のポイントが貯まる
≪画像元:アミカ≫
業スとアミカの大きな違いは、ポイントカードがあること。
アミカでは、税抜500円購入ごとに1ポイント貯まる、独自のポイント制度があります。
100ポイント貯まると、次回来店時から使える「500円分の割引サービス券」が発行されます。
さらに、毎月「3のつく日」はポイント3倍。
3日・13日・23日を狙って買い物をすることで、ポイントが効率良く貯まります。
業スにも、チャージ&決済でポイントが貯まる電子マネー「Gyomuca(ギョムカ)」を利用できますが、開始から1年半たった今も取り扱い店舗はごく一部のみ。
筆者の最寄り店舗もGyomuca対応の業スはなく、あまり普及していないと感じます。
【まとめ】「神戸物産VSアミカ」結局どちらがいい?
筆者がアミカへ直接足を運んで気づいた業スとの違いや、それぞれの特徴をまとめました。
神戸物産(業ス) | アミカ | |
店舗数 | ○(1000店舗以上) | △(50店舗) |
オリジナルブランド | ○(神戸物産) | ○ |
品揃え | ○ | ○ |
安さ | ◎ | ○ |
ポイントカード | △ | ◎ |
【神戸物産(業ス)】
・ 店舗数が多い
・ 全体的に価格が安い
・ オリジナル商品が充実している
・ 業務用のほか、一般家庭サイズの商品も充実している
・ 外国産の商品が多い
・ Gyomuca(ギョムカ)の取り扱い店舗が少ない
【アミカ】
・ 国内製造品や有名メーカー品の業務用サイズをお得に買える
・ 原材料をこだわったワンランク上の冷凍食品が多い
・ 珍しい冷凍食品が手に入る
・ カードを提示するだけでポイントが貯まる
・ 業スと比べて2~3割値段が高い
・ 一般家庭向けのサイズがない(大容量が中心)
結論から言うと、コスパを優先するのなら「業ス」、質の高さや国産を購入するのなら「アミカ」です。
業スの安さはやはり最強。
アミカの商品も十分割安ですが、それでも「高い」と感じます。
一方アミカは、有名メーカー品や国内製造品のラインナップが充実しており、中には原材料にブランド銘柄や品種の食材を使っているものも多くありました。
一般家庭サイズの取り扱いこそ限られますが、国産や素材にこだわりがある方はアミカがおすすめです。
業ス・アミカの使いわけで節約
同じ“業務用スーパー”というくくりでも、業スとアミカでは取り扱っている商品がまったく異なりました。
業ス・アミカでしか買えない商品も多いので、どちらも使い分けて節約に役立てるのが良さそうです。(執筆者: 三木 千奈)
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