物価高が続き、スーパーへ買い物をしていても、食料品の価格が高くなったと思うことが増えました。
しかし、値上げにともない収入が増えるわけではありません。
食費にあてられる予算が変わらない以上、予算内におさえることが家計への負担減につながります。
今回は、5人家族・食費2万円台におさえる筆者が実践している、「節約・やりくり術」を紹介。
やりくり・買い物の仕方を工夫して、増える食費をカバーしましょう。
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1. 食材は予算を決めて、週1回まとめ買いする
わが家は、ちょこちょこスーパーへ行かずに、食料品をまとめ買いしています。
スーパーへ行く頻度は、週に1回程度。
冷蔵庫の食材を使い切ったタイミングで買い出しに出かけます。ギリギリまで買い物には行きません。
1か月の食費予算は2万円台(米・調味料代は別)なので、1回に買い出しにかける予算は4~5,000円です。
うっかり予算を超えないよう、電卓で計算しながら商品をカゴに入れます。
購入品は事前にリストアップ
スーパーへ行く前に、家族に献立の希望を聞いておき、買うものをリストアップします。
事前に買うものを決めておくと、買い物が短時間で終わる上に、余計な買い物も防止できて一石二鳥です。
買い物をする時は、スマートフォンのメモ帳に入れた食材を優先的に購入します。
ちなみに、次の買い出しまでに足りないものが出た場合は、どうしても必要な食材だけ購入しています。
誘惑の多いスーパーへは行かずに、ドラッグストアやローソンストア100を利用することが多いです。
2. 簡単に家計簿をつける
買い物を終えたら、簡単に家計簿をつけます。
ノートに書くのは、「購入日・店名・支出額・残り予算」の4つだけ。
家計簿にしては、かなりざっくりした内容ですが、「いつ、どこで、いくら使い、残りいくら予算があるのか」これさえ把握できればOK。予算オーバーは防げます。
飽き性な筆者にはシンプルなやり方があっていましたので、あえて家計簿には時間と労力を注がないようにしています。
3. ふるさと納税で食品を受け取る
わが家の食費節約に欠かせないのが、ふるさと納税の返礼品です。
幅広いジャンルの返礼品を申し込みできますが、筆者は「食品」しか選びません。
夫・私の控除分ともに、食品だけに全集中して申し込み、食費節約にフル活用しています。
食品は1万円前後の低額寄付でもたっぷり届く返礼品が充実しているため、節約効果はかなり大きいです。
多い時は、返礼品が2品届く月もあります。
よく申し込むのは、4~5kg入りの切り落としや小間切れの豚肉。
骨なしの鮭などスライス肉など、アレンジしやすい食卓の定番を選ぶと、食費減につながりやすいです。
4. よく使うものは「大容量」を購入する
使う頻度多く、一般家庭サイズではすぐになくなる食材は、業務スーパーで売っている大入の物を購入します。
よく買っているのは、「ドレッシング」「ピザ用チーズ(1kg)」「乾燥わかめ」「冷凍フライドポテト(1kg)」の4品。
スーパーで普通サイズを買うより断然安いので、迷わず大容量を選びます。
よく使う“わが家の定番”は、あえて大容量の商品を購入することで、食費も買い足す時間も節約できていますよ。
5. 自炊疲れの味方をストックしておく
毎日料理を作り続けていると、時々「自炊疲れ」がやってきます。
とくに、予定が詰まっている時や忙しい日が続いている時は、「今日くらい手間抜きしたい」と思うことも。
しかし、疲れているからと言って、スーパーのお惣菜やお弁当に頼ってしまえば、節約してきた努力は水の泡です。
そんな自炊に疲れた時でも乗り切れるよう、簡単に調理できる食材をストックしています。
油で揚げるだけで作れる業務スーパーの冷凍フライや、レトルトのパスタソースの他、トースターで焼ける冷凍のピザ生地もおすすめです。
冷凍うどんやチャーハンなど、レンジアップで簡単に出来上がる食品の買い置きがあると、「いざとなったら、これを出せば良い」と割り切れるので、心にゆとりが生まれます。
「予算を超えない」気持ちを崩さない
筆者は、出費が一気にかさむお米・調味料代を除き、5人家族・月2万円台の食費でやりくりしていますが、予算おさえるために修行のような毎日を送っているわけではありません。
実家からの援助やおすそわけがなくても、食材の買い方や選び方の工夫で「食費月2万円台」は実現できます。
一番大切なことは、「絶対に予算を超えない」という強い意志です。
スーパーでたまたま特売品を見つけても、必要ない食材は買いません。
大袈裟に言うと、予算オーバーにつながるのなら、たとえ1円の特売品だとしても買わない選択を取ります。
1回の買い物にかける予算をしっかり守る、このルールさえ守れば、食費はすんなり落とせるはずです。
ライフスタイルや家族の意見によって、無理なく生活できる予算は異なります。
まずは現状の予算を見直し、これ以上出費が増えないようやりくりを工夫してみましょう。(執筆者: 三木 千奈)
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