「無印良品の食品は割高」と思っている人は多いのではないでしょうか。
たしかに値段だけを比べると、無印良品の食品はスーパーよりも高いです。
しかし中身をみてみると、「高級な材料や国産材料」が使われた、原価率が高そうな「得する食品」がありました。
今回は、無印良品の中から食費の節約に使える「得する食品」と節約レシピを紹介します。
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1. 国産の高価な魚で作った「すけそうだらとぶりのソーセージ」3本入り250円（税込み）
魚は高いです。
ぶりの切り身を家族分買えば、1,000円ちかくになります。
肉も高いです。
豚のこま切れでも、1パック400円以上が相場ではないでしょうか。
しかも肉はパックによって差があり、炒めてみたらゴムのように固くなったり、パックの下は脂身だらけだったりします。
肉や魚は食費節約の大きなハードルです。
無印良品の「すけそうだらとぶりのソーセージ」は、おつまみとして売っていますが、食材として使えます。
筆者は、常備して野菜炒めの肉代わりに使っています。
使われているすけそうだらは北海道産、ぶりは鹿児島県産です。
国産の高級な魚を使ったソーセージは、デパ地下やお中元でしかみたことがありませんでした。
しかも、ソーセージとは思えない高い値段で販売されています。
ところが無印良品では、3本250円です。
肉1パックよりも安い値段です。
鹿児島県産のぶりは切り身ひとつで400円程度するにもかかわらず、安い値段でできる理由は「中落ち」を使っているからです。
ぶりの中落ちを使うことで、品質を落とさずにコストを抑えています。
キャベツと残り野菜で作る「野菜とソーセージの塩コショウ炒め」
おすすめのレシピは野菜炒めです。
ソーセージをななめに薄く切り、冷蔵庫に残っている野菜と炒めるだけです。
固い肉が苦手な子どもでも、やわらかいソーセージは残さずに食べることができます。
また、ソーセージの味付けにクセがないため、キャベツでもピーマンでもキノコでも相性が良いです。
- 作り方は、材料をゴマ油で炒めて、味付けは塩コショウのみです。
味付けは薄味にしてソーセージの味を生かすことがポイントです。
「最近、肉料理が続いてしまった」と思ったときにおすすめの節約レシピです。
2. 北海道秋鮭のリッチ感「鮭フレーク」390円（税込み）
鮭フレークは節約の強い味方です。
鮭の切り身を買ってきておにぎりを作ったり、身をほぐしたりしてチャーハンにすることもできますが、切り身は値段が高いだけでなく、手間がかかります。
鮭フレークは、お金も手間も節約できる便利な食品です。
ただ筆者は、安価な瓶入りの鮭フレークは添加物が気になっていました。
きれいな赤色を出すために使われている着色料や、鮭以外の材料がふんだんに使われていて、材料をみるだけで「これは原価が安いな」とわかるものもあります。
無印良品の鮭フレークは、北海道産の鮭を使っています。
鮭以外の材料は油と塩だけです。
値段は80g390円と鮭フレークの中では高めですが、鮭と油と塩だけで「かさまし」がないことを考えると、原価が高い「お得な食品」ではないでしょうか。
魚がたっぷり摂れる「鮭フレークとちりめんじゃこのチャーハン」
おすすめのレシピはチャーハンです。
鮭フレーク自体に塩が含まれているため、塩を使わずに作ります。
材料は、鮭フレークとネギ（長ネギでも玉ねぎでも可）とちりめんじゃこです。
量はお好みでかまいません。
卵を入れると色鮮やかになりますが、鮭とちりめんじゃこが入るため、卵無しでもしっかりとタンパク質を摂ることができるレシピです。
- 作り方は、鮭フレークをフライパンに入れて、油分をフライパンになじませます。
- 油分が足りなければゴマ油をたします。
- 続けてネギとちりめんじゃこも入れて、火が通ったらご飯を入れます。
- お好みでコショウをふったら、鍋肌に香りづけの醤油を入れます。
- 醤油は、材料に直接かけずに鍋肌に入れることで香ばしい香りをつけることができます。
鮭フレークの塩味が強めのため、醤油は入れすぎないようにしてください。
これから夏休みが始まり、お昼ご飯を作る機会が増えます。
鮭フレークとちりめんじゃこは常温保存できるため、常備しておけばすぐに魚たっぷりのチャーハンを作ることができます。
3. 国産レンコンがいい味「刻みピクルス」290円（税込み）
刻みピクルスは、
- マヨネーズと和えてタルタルソースにしたり、
- ドレッシング代わりにつかったりと
使い勝手の良い食品です。
瓶に入った安い刻みピクルスもありますが、味付けが独特で好き嫌いが分かれることも多いようです。
また、使われている野菜が外国産であることが多く、「やっぱり外国産を使って原価を下げているのか」とがっかりすることもあります。
無印良品の刻みピクルスは、国産の野菜がたくさん使われています。
とくに、レンコン入りピクルスは珍しいのではないでしょうか。
キュウリばかりのピクルスは、歯ごたえに物足りなさを感じますが、レンコンが入っていることでソースにしてもサラダにしても存在感を発揮しています。
大きな瓶入りのピクルスは、使い切ることができず無駄にしがちですが、使い切れる90g入りであることも節約家にはうれしいです。
まぜるだけで華やかな一品「ポテトサラダ」
おすすめレシピはポテトサラダです。
刻みピクルスをマヨネーズ代わりに使うことで、油を抑えたポテトサラダになります。
無印良品の刻みピクルスは、スパイスの香りが強くないため、和食とも相性がいいポテトサラダになります。
- 作り方は、ゆでたジャガイモをつぶして刻みピクルスと混ぜます。
1袋（90g）で大きめのジャガイモ2個分くらいが目安です。
汁ごと入れることがポイントです。
味見をして塩とコショウで調整します。
パサつきが気になるときには、オリーブオイルを加えます。
無印良品の刻みピクルスは、赤と緑と黄色がはっきりとみえるため、一品でも食卓が華やぐサラダになります。
デパ地下並みのレベルで、デパ地下よりも安い食品
筆者は「食費は節約すれば質も下がる」と思い、食費は節約の聖域としてきました。
しかし紹介した食品ならば、質を落とさずにおいしく節約ができるのではないでしょうか。
無印良品には原価率が高そうな「デパ地下並みのレベルで、デパ地下よりも安い食品」がありました。（執筆者：美大卒 式部 順子）
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