電気の基本料金は上がり続けています。
生活に使えるお金は変わらないのに、6月からの値上げ幅の全国平均はなんと15〜39%。
毎月の光熱費で家計はとんでもなく圧迫され続けています。
今回は100均グッズで手に入る夏の節電グッズを紹介します。
なるべく生活の質を落とすことなく、無理のない範囲で電気代を削減していきましょう。
※価格は全て税込み価格です。
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冷蔵庫用カーテン
多くの冷蔵庫の設定は強から弱₍もしくは節電モードなど₎の間で設定できます。
冬場であれば弱や節電モードに設定するなど、余計な電力を使わないように調整することで電力を節約できます。
夏場は食材が傷みやすいので、設定を強めなければならないこともあり、他の節電方法を組み合わせながら消費電力を抑える必要が出てきます。
冷蔵庫は家電における消費電力を16~23%使用する、最も電力を使用する家電の1つです。
参照:エネチェンジ
・冷蔵庫内は冷気が通りやすくなるように、余裕を持った収納にする
・冷蔵庫とは逆に、冷凍庫は物を詰めることで冷気が逃げないようにする
・開閉の回数を減らして、温度変化を減らす
・壁から間隔を開けて設置する
100均グッズを使った節電方法として、冷蔵庫用カーテンがあります。
設置することで開け閉め時の冷気が必要以上に出ることを防げるので、節電につながります。
ドアポケットには冷気が届きづらくなるデメリットがあります。
ドアポケットの部分に収納する食材は考慮する必要が出てきます。
卵の保管場所がドアポケットにある場合は庫内に移せると安心ですね。
冷蔵庫用カーテンは市販品だと600〜1200円程度しますが、110円で購入できるので、お試ししたい方にもおすすめです。
冷凍ごはん用タッパー
毎日、毎回、食事の時間に合わせて炊くのも電気代はかかりますが、保温にも電気代はかかります。
参照:エネチェンジ
1回の炊飯に使う電力が、
5.43円×1日1回=5.43円
1日3回=16.29円
炊飯後12時間保温した場合=11.79円
節電の観点から考えると、毎回炊いたり、1日中保温しておくよりも、まとめて炊いて冷凍しておいたほうが電気代を掛けずに済みます。
「冷凍ごはん用タッパー」を使えば、食べたいときに食べたい量をすぐに用意できます。
炊飯器で炊くことができる最低量は1合のことが多いので、1合炊いても1度では食べきれない方、食べたくなって炊飯してから出来上がりまで数十分待つのが面倒な方、毎食ごはんと決めていない方にオススメの方法です。
今では市販品だけでなく、100均でもごはん用のタッパーは販売されています。
複数個入りでお得な電子レンジ・冷凍OKな一般的なタッパーや、ごはん用に特化していて二重構造の水分が失われにくいタッパーも1個110円で購入できます。
炊き立てごはんには敵わないとは思いますが、おいしさを損なうことなく、効率的に電気代を削減していきましょう。
市販品のごはん専用タッパーを買うと1個300〜1000円程度しますが、1個110円で購入できます。
数個買う場合は市販品に比べて数百〜千円以上節約ができるので、さらにお得になります。
モバイルバッテリー
今年も電力がひっ迫するおそれがあることがニュースでも伝えられています。
夏はエアコンなどの消費電力が増えるので、日中は電力不足による節電への協力を求められる可能性があるでしょう。
現在は携帯用のモバイルバッテリーなどを使って、携帯電話だけでなくミニ扇風機など小型家電も動かせます。
モバイルバッテリーは朝や夜間の電力がひっ迫しない時間帯に充電しておき、災害への備えとしてだけでなく、節電にも活用していきましょう。
5000mahだと市販品で1500円前後しますが、ダイソーのモバイルバッテリーは770円で購入することができます。
10000mahは、市販品2000~4000円に対してダイソーは1100円。
防災の観点からは、一家に1台ではなく、携帯電話1台に対してモバイルバッテリーを1台準備しておけると安心ですね。
速乾! ヘアドライ手袋
ドライヤーの電力も意外と大きいです。
ロング丈であれば、ドライヤーで髪を乾かすのに10分以上かかってしまうこともザラにあるでしょう。
毎日使った場合の電気料金は1日5.4円×30日=1か月162円です。
1人でこの金額なので、家族が複数人いる場合はより多くの電気代が掛かります。
ダイソーの「速乾!ヘアドライ手袋」は、マイクロファイバータオルが手袋型になっている商品です。
こちらを使うと手櫛で髪を整えつつ、タオルドライしながらドライヤーで髪を乾かすことができます。
水分を吸収しながらドライヤーを使うことで、直にドライヤーを当てるよりも短い時間で髪を乾かせます。
仮に乾燥時間を2割短縮することができれば、1人1か月数十円の節約ができます。
筆者の周りでは3〜4割時短できたという声もあり、2人以上の家族であれば1か月で元を取ることも可能です。
数十円の節約と聞くと小さく感じますが、夏場の暑い時期はドライヤーをかけるだけで汗が出てきてしまうこともあります。
時短ができれば、快適さの面でもメリットはありそうです。
お金をなるべく掛けたくない筆者は節約のために夏はショートカットにしているので、速乾手袋を使わなくてもタオルで挟みながら乾かすことで事足りているのが現状です。
セミロングやロング丈の方が家族にいるのであれば、時短効果を実感できると思います。
タオルで挟むだけでも直に乾かすよりも乾燥までの時間を短くすることができるのですが、手袋型ならザックリと髪を梳かしながら乾かすことができます。
広がりを抑えつつ、内側からドライヤーで乾かすことができるので、タオルと違って小回りが利きます。
手肌の乾燥も防ぐことができるので、夏場だけでなく冬場も重宝しそうですね。
チリツモ節約で対策
節約できる電力は微々たるものですが、ちりも積もれば山となります。
固定費の削減など、あまり労力を掛けずに大きな節約に繋がるところから手を付けるのが先決ではありますが、家族全員で節電の意識を持つことで、日々の生活を見直すきっかけになります。
お得な買い物をして無駄を省き、長く大切に使い節約につなげてください。(執筆者:栄養士 山城 奈々)
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