キャッシュレスの世界、1年中休みはありませんが、多少の節目はあります。
筆者は「月替わり」をかなり大きく意識しています。
月が替わって1日になったら実行する習慣を紹介します。
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末締めのクレジットカードは、月が替わったらチャージのチャンス
一部の電子マネーやQRコード決済は、クレジットカードからチャージをして使うとメリット大です。
チャージと決済とでWポイントとなるためです。
クレジットカードの場合、一般の買い物と同様、締め日を過ぎて決済すると、支払日が1か月延びることになります。
特に、先に入金するチャージの性質上、できる限り決済日を延ばしたいものでしょう。
締め日を過ぎてすぐチャージするなら、「掛け売り」というクレジットカードの特質はほとんど損なわれません。
チャージに向いた次のクレジットカードは、末締めです。
チャージ対象のキャッシュレスアイテムと合わせて紹介します。
・ PayPayカード(PayPay ※決済よりも、他人への送金に使うと便利)
・ 楽天カード(楽天キャッシュ ※楽天ペイで使うと還元率アップ。他人への送金にも便利)
・ Orico Card THE POINT(モバイルSuica、Mastercardブランドに限り月5万円までau PAY)
・ 三井住友カード(Mastercardブランドに限り月5万円までau PAY)
※ 15日締めと利用者が選択
・ セディナカード(モバイルSuica、Mastercardブランドに限り月5万円までau PAY)
末締めに性質の似た、チャージに向いたカードにエポスカードがあります。
エポスの場合、締め日は27日(利用者が4日と選べる)で、他のカードより早めに締め日を迎えます。
モバイルSuicaや楽天Edy、au PAYへチャージに活用すると便利です。
末締めのカードの支払日は26日または27日が多数で、25日が給料日の方にはおすすめです。
LINE Payの組み合わせカードをVisa LINE Payクレジットカード(p+)に変更
最近影の薄いQRコード決済、LINE Payですが、筆者はむしろ最近、ヘビーユーザーになりました。
数少ないクレジットカードとの組み合わせをすべて押さえているためです。
これらのカードがないなら、LINE Payは時代にそぐわず現金チャージ前提のアイテムになってきています。
次のカードです。
・ 三井住友Oliveフレキシブルペイゴールド
・ Visa LINE Payクレジットカード(p+)
Visa LINE Payクレジットカード(p+)は、LINE Payと組み合わせ(チャージ&ペイ)ると驚異の5.0%還元となります。
ただし、月500ポイントまでという区切りがあります。
この区切りが始まるのが毎月1日です。
月が替わったら、Visa LINE Payクレジットカード(p+)でさっさと1万円使ってしまいたいわけです。
QRコード・バーコード提示画面の「クレジットカード」を「変更」するとデフォルトのカードを替えられます。
スーパー等で利用して、500ポイント相当(決済ベースで1万円)を超えたら、それ以上使っても意味がないので、Oliveゴールドに戻します。
Oliveゴールドでは年間100万円利用の「修行中」で、それをを前提にすると還元率常時1.5%のため、LINE Payでも使い手があります。
auスマートパスプレミアムでローソンのクーポンが登場する
月額548円のサブスク、auスマートパスプレミアムに、筆者は2月に入会しました。
4月は筆者の使うクーポンがやや減った印象ですが、それでも月額より高い割引を受けました。
月額548円を取り返すための主たる存在が、毎月1日に新規発行される「ローソン」の250円クーポンです。
月が替わると、ローソンで250円以上のちょっとした買い物をして、クーポンを使うことにしています。
タイムズカー(カーシェア)
カーシェアもサブスクの一種といえるでしょう。
業界1位のタイムズカーは、学生や法人を除き無料会員の仕組みがなく、月額880円を支払います。
この料金は、実際にカーシェアを利用すると充当されるため、毎月乗っていれば実質無料です。
この区切りも毎月1日です。
筆者は毎月確実に乗るわけではないため、いつでもいい用事がある場合、すでに使った月の月末を避け、月始に乗るようにしています。
ちなみに「めったに乗らないが、乗る可能性が常にある」場合、月額880円は馬鹿にならないので、無料会員のあるdカーシェアがおすすめです。
銀行のATM手数料
銀行のATM手数料が無料になる回数も、月の1日にリセットされる例が多いです。
筆者が使っている楽天銀行の場合、「ハッピープログラム」によって、前月(25日まで)の利用実績が次の回数に反映されます。
・ 他行振込手数料
・ ATM手数料
・ 楽天ポイント付与倍率
筆者の場合サブ口座なので取引数は多くはなく、無料回数は多い場合でそれぞれ2回です。
月の末日に振り込まれるものがあれば、振込手数料の無料回数が残っている場合、その日のうちに使い切ることにしています。
振込先は三井住友銀行ですが、こちらの口座はOliveアカウントにしました。
特典が毎月選べますが、これを使って「コンビニATM手数料」が最低月1回は無料になる設定にしています。
月末のコンビニだと、これを意識します。
月替わりを意識すべきシーンは多い
筆者の生活範囲での話ではありますが、月替わりに意識すべきシーンを見てきました。
区切りになる日は他にもありますが、月の1日というのが圧倒的に多い印象です。
ご自分なりの、月替わりにすべきことが他にもたくさんあるはずです。
日ごろから気を付けていきましょう。(執筆者:金融系ライター 沼島 まさし)
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