冬が終わり、外出するのが楽しみな季節がやってきました。
外でのBBQや屋外イベントなど、これからの季節はアウトドアのイベントが続々と増えていきます。
こだわればこだわるほどアウトドアグッズは費用負担が大きくなってしまうので、まずは100均グッズを活用して、お金を掛けずに手軽に始めてみましょう。
※価格は全て税込み価格です。
ダイソー「トーストプレート」 おしゃれ&おいしさを両方ゲット
わたぐも(油吸収グッズ)
100均でこの存在を知ってとても驚いたのが「わたぐも」。
わたぐもは、調理後の残った油を綺麗に吸い取ることができるグッズです。
揚げ物、BBQでの後片付け、キッチン周りの油掃除などに使うことができます。
手芸用の綿のようにちぎり、油の量に合わせて必要な量を取り出して使います。
最初は綿状になっていますが、油を吸うと綿状からジェル状に変化するので、吸収した油が垂れにくい工夫が施されています。
油を吸収させた後は可燃物として処理でき、1袋12g入りで600mlの食用油を吸い取ることができます。
市販品の凝固剤は個包装、フレーク、シートなど商品の形状やサイズ、容量によって価格がバラバラで、600ml分使用する場合、1回分の価格は30〜150円程度とバラツキがあります。
わたぐもは1袋110円と、物によっては市販品の方が安く済んでしまうこともありますが、わたぐもは一気に660ml使わなくても小さくちぎって必要な分だけ使える汎用性の高さがポイントです。
油は揚げ物ばかりではなく、毎日の調理でも使います。
調味料や食材によっては、調理後のフライパンが油でギトギトになってしまい、後片付けが億劫になってしまうことがあります。
フライパンを洗う前にある程度綺麗にすることで、洗剤の量を減らし、スポンジへの色移りを防ぎ、軽い力でベタベタを落とすことができるので、洗う前に拭き取りが必要な時に使うと便利です。
キッチンペーパーに比べて形を自在に変えることができ、ペーパー以上に吸収力があってかさばらないので使いやすく、洗う人の負担を減らすことができるでしょう。
そんな「わたぐも」、最近はBBQなどのアウトドアでの使用に注目されています。
外での調理は水の確保が難しく、油の処理や器具の後片付けはとても大変です。
わたぐもは市販の油凝固剤と違い、放置時間や凝固剤を混ぜるときの油の温度管理が必要ないので、使いたいときにすぐに使うことができます。
投入するとリアルタイムで油を吸収していくので、普段凝固剤を使わない人でも簡単に使うことができます。
放置時間がないので、片づけの邪魔にならないのも嬉しいですね。
ナノ技術による極細繊維でできた特殊構造で、水は弾いて油だけを吸ってくれるので、水の少ない場所での油処理に一役買ってくれること間違いなしです。
揚げ物ほどの油は使わなくても、アウトドアシーンは油を多用するので、鍋や食器はベトつきがちです。
油のついた調理器具をそのまま持ち帰ると、他の食器に移ったり、油分が固まったりするので、帰宅後の片付けをする人に大きな負担を掛けてしまいます。
なるべく使ったその場で綺麗にして持ち帰れるように、わたぐもを活用してみてください。
使用状況に合わせて凝固剤やわたぐもを使い分け、アウトドアシーンでも効率よく後片付けができると良いですね。
※わたぐもは高熱の油には使用せず、常温の油で使用してください。
キャンプ(BBQ)グッズ
今や100均でBBQに必要なグッズはほとんど揃ってしまうのではないかと思うくらい、
アウトドアで使えるガジェットが豊富に販売されています。
メスティン・クッカー(550~1,100円)、ランタン(110~550円)、ウォーターボトル(110~440円)、コンロ・ストーブ(110~330円)、鉄板、クーラーボックス(110~550円)、炊飯袋、携帯用カトラリー、折り畳みコップ、調味料ボトル、焼き網、着火剤、炭、ガスボンベ、燻製チップ、防火手袋(550円)、火吹き棒、マシュマロ串などなど…
100均と言われなければ、市販品のキャンプ用品とそこまで違いが分からないようなグッズがたくさん並んでいます。
どれも市販品は1点数百〜数千円するので、代用するだけで数千〜数万円以上の節約をすることができます。
マシュマロ串は市販品だと買うのをやめてしまいそうですが、100均ならちょっとした余興としてプラスしてみようかなという気持ちになりそうですね。
100均のキャンプ(BBQ)グッズには、そんな「かゆいところに手が届く」ニッチな商品も110円で購入することができます。
節約の観点から考えると「ついで買い」はオススメできませんが、しっかり考えた上での購入であれば、市販品を買うのに比べてとってもお得に楽しみを増やすことができるでしょう。
もちろん、耐久性、見た目のオシャレさ、使い心地の良さは市販品に比べると劣るので、ガシガシ使いたいのであれば、丈夫な市販品を購入したほうが壊れにくいです。
しかし、初期費用をグッと抑えることで、チャレンジへのハードルがかなり低くなるのは大きなメリット。
年に数回しか使わない程度であれば、市販のキャンプ用品をそろえるより、100均グッズを使い捨てした方が、安い金額で自分に向いているのかいないのか判断することができます。
お金を使うべきポイントを見極めるためにも、最初は負担を抑えながら様子を見てみましょう。
100均では約46×34㎝×深さ7㎝のアルミプレートもあります。
コンロの上に敷いて焼きそばなどを調理した後、後片付けはプレートごと捨てるだけです。
大きな鉄板などは洗うのが大変なので、こうした使い捨てプレートは初心者でも手軽にキャンプを楽しむことができると人気です。
たこ焼き用アルミプレートという変わり種の商品もあります。
BBQ先でたこ焼き、シュウマイ、プチスイーツ作りができると書いてありますが、筆者はまだ使ったことがなく、火力が調節しにくい場所での調理にはちょっぴり不安が残ります。
しかし、どんな仕上がりになるのか読めない中でワイワイ作るのがキャンプの醍醐味でもあるので、盛り上がり重視で取り入れてみるのはアリかもしれません。
100均のBBQグッズはとにかくたくさん種類があるので、家族や友人と一緒に何を作ろうか、もしくは一人で気ままにどんな時間を過ごそうか、あれこれ考えるだけでもアウトドア時間を楽しむことができると思います。
レジャーシート
わざわざキャンプまでは行かないなぁ…という方でも、近所のお祭りや花火大会など屋外行事に出掛けることはあるかもしれません。
そんな時、レジャーシートを持っていれば、歩きっぱなし、立ちっぱなしで疲れたときに服を汚さず休憩スペースを確保することができます。
必ず使うかどうかは分からないので、500〜2,000円程度する市販品をわざわざ買うのは勿体ないのであれば、110円で済ませてしまいましょう。
100均には1〜3人用のレジャーマットから、大人数で使うことができるブルーシートまであります。
分厚くてクッション性が高い商品や、コンパクトに持ち運べる薄手の商品もあるので、厚みを確認してから購入すると良いでしょう。
束ねられるようにゴムが付いていたり、持ち運びしやすいように収納バッグなどが付属している商品もあります。
抑えがないと収納する時にフワッと大きく広がってしまいがちなので、使用後の収納まで考慮できると良いですね。
イベントへの参加は気分が高揚し、つい出費がかさみがちになってしまいます。
節約する所は節約して、楽しむ所は思いっきり楽しめるように、100均商品を活用しながらメリハリをつけて、アウトドアイベントを満喫してください。(執筆者:栄養士 山城 奈々)
ダイソーの花粉ブロックメガネ110円の実力は? かけごこちや花粉症への効果をレビュー