利用状況に応じて、ATM手数料無料などのサービスが受けられるauじぶんプラスのステージ条件が5月1日より改定となります。
主に投信積立とFX取引の条件が追加・変更になるのですが、この変更がステージランクに影響する内容となっています。
ここでは、auじぶんプラスのステージ条件の追加・変更点と注意点を紹介します。
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「auじぶんプラスについて」と今回の変更点は?
auじぶんプラスとは、会員ランクサービスになります。
毎月、設定されたスタンプ(条件)の獲得数に応じてステージ分けされて、毎月20日時点のスタンプ数で翌日のauじぶんプラス会員ランクが決定します。
会員ランクに応じてATM手数料無料、他行振込無料サービスが受けられ、プレミアム会員では最大では15回まで利用可能です。
また会員ステージに応じてPontaポイントが付与されます。
スタンプが0個でもレギュラー会員となり手数料のサービスを受けられるので、お得なステージサービスです。
auじぶんプラスの目玉といえる「ATM手数料無料回数」や「他行振込回数」のサービスと、その他「入金」「口座振替」「キャッシュレス決済」等のスタンプ条件は変更はなしです。
今回は、「積立投資」と「FX投資」で付与されるポイント数と条件が大幅に変更となりました。
一見、合計付与ポイントの総額はアップしたように見えるのですが、新規で追加された条件は「投資玄人向け」のリスクのある変更です。
プレミアム会員の場合の変更例
【現在】投信積立 最大1,500ポイント
【改定後】投信積立 最大750ポイント/FX 最大1,500ポイント
【積立投資・FX投資の変更点】
積立投資:変更点
【変更前】
積立投資(AI外貨自動積立・外貨自動積立)の合計積立金額1,000円ごとにポイント加算(合計積立金額10万円まで)
【変更後】
積立投資(AI外貨自動積立・外貨自動積立)の合計積立金額1,000円ごとにポイント加算(合計積立金額5万円まで)
※ただし、前月または当月外貨 → 円への払戻の取引を行わないこと
合計積立金額の上限が10万円から半分の5万円になったことで、最大獲得ポイントが1,500ポイントから750ポイントにダウンします。
さらに追加された「前月または当月外貨 → 円への払戻の取引を行わないこと」という条件も影響大です。
これまで当月に外貨積立をしても、その月内に積立を解約してしまえば実質、積立を行わずに1,500ポイントは付与される仕組みでした。
しかし今回の改定は、「前月または当月外貨 → 円への払戻の取引」した場合、このポイント付与の対象外となります。
FX取引:追加条件
追加条件:「じぶん銀行FX」1回1万通貨以上(ZAR(南アフリカランド)/JPYは10万通貨以上)の新規取引1回ごとにポイント加算
※上限100回/月
取引回数に応じてポイントが付与されるのでは、「上限100回分の取引するとポイントがもらえるのでは?」と思える改定ですが、注意が必要です。
FXは取引の際に手数料(じぶん銀行FXの場合:米ドル/円=スプレッド2銭)が発生します。
プレミアムステージでauじぶん銀行で米ドル取引した場合、15ポイント付与されますが手数料がポイントを上回る可能性が高いです。
じぶん銀行FXのスプレッドは比較的高い設定なので、FX取引目的であれば別FX取引サービスを利用したほうが総合的にお得です。
適応時期
2023年5月1日~
参照:auじぶん銀行
auじぶんプラスの投信積立とFX取引条件変更のまとめ
auじぶんプラスの積立投資の付与条件は、これまで好条件だったといえるので、いよいよ改定されたという印象です。
投資口座は一度使い始めてしまうと、その後変更しずらいという点を鑑みると、今回の改定で投資口座を変更するという人はさほど多くはないでしょう。
ただ、ポイント目的にFX取引に着手してしまうと、手数料の都合で結果的に損してしまうので注意です。
「ポイント」は必要な出費や無理のない楽しみ・投資でお金が動く際に、「おまけとして付いてくるもの」というカジュアルな考え方の方が、楽しく続けられてお得です。
今回の改定でポイント付与条件が株玄人向けに変更にはなりましたが、auじぶんプラス自体はATM手数料無料など現在も充分に魅力的なサービスです。
無理にステージ上げせずに、自身の収支の範囲内で活用するのが良いでしょう。(執筆者: 太田 玲世)