メルカリを使って商品を売る時に必ず通る道として、購入希望者からの「値引き交渉」がありますよね。
メルカリではよほどの人気商品でなければ、ほとんどの出品物に対して値引き交渉がされるものです。
しかしこの値引き交渉は、絶対に応じなければならないものではなく、安易に応じてしまうと損をしてしまうかもしれません。
上手に自分で交渉をリードできれば、要求された値引き額ではなく、もっとお得に販売することも可能となります。
今回はそんなメルカリでの値引き交渉に、賢く応じるためのマル秘テクニックを、メルカリの取引実績800件以上の筆者の経験に基づいてご紹介していきますね。
【メルカリ】狙っていた商品が買われそうなとき 「横取り」OKとNGの境界線はこれ
1. 事前にいくらまでの値引きなら応じるかを決めておく
まず前提として、出品の際にはある程度の値引きを前提とした販売価格を設定することが重要となります。
例えば2,000円で売りたいと思っている商品を、2,200円で出品するのが正解です。
こうしておけば値引き交渉された時に、200円値引きしても当初の自分の販売希望価格と同じ金額になります。
しかし現実的には、さらにそこから値引き交渉が進んでしまう場合もあります。
そんなときに備えて、最悪いくらで売れれば良いのかを、事前にきちんと決めておきましょう。
本当は2,000円で売りたかったけれど、あまり売れなさそうだから最悪1,800円でもいいやと決めておけば、その範囲内で売れるなら売ればいいですし、売れなかったら売るのをあきらめるという選択肢もあります。
2. 値引き交渉に対して感情的にならない
値引き交渉に応じる際にポイントとなるのが、値引きを要求されたからといって、感情的にならないと言うことです。
筆者も実際に自分の商品に極端な値引きを要求された時には、つい「イラッ」としてしまいますが、感情的になるとよい交渉はできません。
値引き交渉に対しては、クールに対応できるようまず落ち着くことが必要です。
3. 同じ商品の最低価格をチェックしてみる
値引き交渉をされた時に最初にするべきことは、出品している商品のメルカリ内での最低価格がいくらかをチェックすることです。
もし自分の商品が今メルカリの中で1番安いのであれば、無理して値引きしなくても、売れる可能性があると言えます。
もし最低価格でなかったら、今が売り時かもしれませんから交渉に応じてもよいでしょう。
もちろん価格は商品の状態などによって変わりますから、その他の条件も加味してチェックしてみてください。
4. 即答は避けて数時間間を置いて返事をするのがポイント
値引き交渉の際に1番大切なのが、この「即答しない」と言うことです。
先ほどもお話ししたとおり、値引きされるとつい感情的になってしまいますので、まず落ち着くために返答には時間をおきましょう。
さらに値引き交渉のコメントがつくことで、すでにその商品に「いいね」している他のユーザーに通知がいきます。
そうなると値引き待ちで商品を狙っていた人が、
「このままでは売れてしまう!」
と考えて、あわてて購入してくれる可能性が出てきます。
あるいは、今値引き要求されている金額よりも高くていいから買いたいという人もいるかもしれません。
そのため値引き交渉のコメントがついたら、すぐに返事をするのではなく、できれば2時間程度以上様子を見てから、他の人の反応がなかったら返事をしてみるという方法がオススメです。
5. 相手は希望より多めの値引きを要求することが多い
値引き交渉をする人は、自分が本当に希望している値引き金額よりも、多めに値引きを希望していることがあります。
そのため値引き交渉をされた場合、それよりも「間を取って」と言いつつ少し少なめの値引き金額を提示してみると、そこで交渉成立となることもよくあります。
6. 不本意な値引き額でも応じないとその後売れない可能性が高い
このように、値引き交渉を少しでも有利に進めるためには、いくつかのテクニックを使って有利な条件にしたいものですが、あまりに策をめぐらせすぎると、結局交渉決裂で売れなくなってしまう場合もあります。
出品している商品が他の人もほしがっているような人気商品の場合はそれでもよいのですが、往々にして売り時を逃すとそのまま売れ残ってしまうこともよくあります。
そのためあまりに無理をせず、売りたい値段と売れる値段の良いバランスを見つけて、値引き交渉を有利に進めて上手に商品を売るようにしてくださいね。(執筆者:メルカリ取引700回以上 石神 里恵)
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