世の中が動き続ける中、時代に合わないカードが終了するケースがあります。
今回は、アメリカン・エキスプレス(アメックス)が発行する2種類のカードが終了となりますので、対策とともに解説します。
自動加算されないWAON POINT4つのケース ポイントを受け取れていない可能性があるのでしっかりと確認してください。
6/30に「アメックス・ブルー」「アメックスのBLUE」が終了
≪画像元:American Express Switzerland≫
「アメリカン・エキスプレス・ブルー・カード」(以下、アメックス・ブルー)というカードがあります。
日本ではすでに新規募集が終了していますが、外国では新規募集しているところもあります。
アメックスのプロパーカードでは非常にレアな、条件付き年会費無料のカードです。
初年度年会費無料で、2年目以降も25歳以下なら26歳になるまで年会費無料です。
最高3,000万円の海外旅行傷害保険、最長90日間のショッピング保険などの特典を受けられます。
≪画像元:アメリカン・エキスプレス≫
このアメックス・ブルー、および「アメックスのBLUE」のサービスが、6月30日に完全終了します。
対象のカード会員には、サービス終了についての案内が順次郵送にて送られますますが、カードの切替などはないようです。
8月末に「みずほアメックス・プラチナ」が終了
≪画像元:みずほ銀行≫
2018年より、みずほ銀行とアメリカン・エキスプレスが提携して、プラチナカード(以下、みずほアメックス・プラチナ)を発行していました。
提携カードでアメックスが発行するプラチナカードは、このカードが日本初です。
見た目は通常のアメックス・プラチナと変わりありませんが、右側に「MIZUHO」のロゴがあるのが異なります。
また、年会費14万3,000円など、基本的には本家アメックス・プラチナと変わりませんが、みずほ銀行が提供する「みずほプレミアムクラブ」が付帯するのが異なります。
ATM手数料・振込手数料などが無料、海外送金・外貨預金の優遇サービスなど、みずほ銀行をメインバンクにしている人なら、垂涎の特典でしょう。
≪画像元:みずほ銀行≫
そんなみずほアメックス・プラチナのサービスが、カードの有効期限にかかわらず8月末をもって終了します。
9月1日以降は、セカンド・プラチナ・カードおよび家族会員のカードを含め、利用できません。
問答無料で終了させるあたりは、さすが外資系といったところでしょうか。
みずほ銀行ロゴの表示のないカードが切替発行されるが
≪画像元:アメリカン・エキスプレス≫
みずほアメックス・プラチナ終了後も、継続してプラチナカードとしてさまざまなサービスを利用できるよう、8月末までに全てのカードをみずほ銀行ロゴの表示のないカードに切替発行します。
切替発行の手続きは不要ですが、カード番号が変更されますので、以下の支払い元は手続きが必要となるかもしれません。
・ 定期的な支払い(公共料金など。自動切替される支払先あり)
・ JR東海プラスEXサービス(手続きの間利用できなくなる場合あり)
・ ハーツGoldリワーズプラス
暗証番号や引き落とし口座、ETCカードや有効ポイント、Apple Payなどは切替後のカードに引き継がれます。
代わりのアメックスブランドのカードを紹介
「みずほアメックス・プラチナ」「アメックス・ブルー」「アメックスのBLUE」が終了となると、代わりを探さなければなりません。
みずほアメックス・プラチナはアメックス・プラチナに自動切替ですが、嫌なら他のカードに乗り換えるのもありです。
ここからは、代わりのアメックスブランドのカードを紹介しましょう。
【みずほセゾンプラチナ・アメックス】「みずほアメックス・プラチナ」より高いコスパ
≪画像元:クレディセゾン≫
「みずほアメックス・プラチナ」の代わりとしては、「みずほセゾンプラチナ・アメックス」がおすすめです。
アメリカン・エキスプレスでなく、クレディセゾンが発行しています。
年会費2万2,000円とプラチナにしては安い部類で、自動切替される「アメックス・プラチナ」と比較すると年会費は6分の1以下です。
それでいて還元率1%と通常のセゾンカードの2倍、プライオリティパス付帯と、パフォーマンスは高いです。
【アメックス・グリーン】最も低コストなプロパーカード
≪画像元:アメリカン・エキスプレス≫
年会費を安く抑えられる貴重なプロパーカード「アメックス・ブルー」、その代わりとなりそうなプロパーカードは「アメックス・グリーン」でしょうか。
年会費でなく月会費1,100円と変更され、ハードルが低くなりました。
リニューアルされ、スマホ補償など日常生活により密着したカードになっています。
【セゾンブルー・アメックス】セゾン発行の「ブルー」
≪画像元:クレディセゾン≫
6月30日で終了する「アメックス・ブルー」「アメックスのBLUE」は、プロパーカードの話で、他社発行のアメックスはこの限りではありません。
日本ではクレディセゾンが「セゾンブルー・アメックス」を発行しており、終了する「アメックス・ブルー」とほぼ同じスペックです。
初年度年会費無料(2年目以降は3,300円)で、2年目以降も25歳以下なら26歳になるまで年会費無料となります。
プロパーカードにこだわらないのであれば、「アメックス・ブルー」の代わりとして十分ですね。
【セゾンパール・アメックス】QUICPay決済で2%還元
≪画像元:クレディセゾン≫
セゾンブルー・アメックスは、25歳未満のカードという意味合いが強いので、それ以上の年代でコストを抑えたいなら「セゾンパール・アメックス」がおすすめです。
年会費は1,100円ですが、1円以上決済すれば翌年度無料と実質年会費が発生しません。
それでいてQUICPay決済で2%還元と、なかなかおいしいカードです。
【セゾンコバルトビジネス・アメックス】コストゼロのビジネスカード
≪画像元:クレディセゾン≫
自営業やフリーランスの方には、「セゾンコバルトビジネス・アメックス」がおすすめです。
年会費は永年無料で、最大9枚まで追加カードを無料発行でき、代表者名併記の法人口座も設定できます。
ビジネスで使える特典・優待もてんこ盛りです。
対象カードを支払い元に設定している場合は変更を
みずほアメックス・プラチナでも説明しましたが、終了するカードを何らかの支払い元に設定している場合は、基本的に自分で変更手続きをしなければなりません。
万が一忘れてしまうと引き落としができず、振込での支払いなどになる可能性があります。
終了間際では忘れる可能性がありますので、早めに変更手続きをしましょう。(執筆者:キャッシュレス研究家 角野 達仁)
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