少しずつ寒さがやわらぎ、アウトドアにも良い季節になってきました。
ダイソーのアウトドアグッズに今年も新商品が出始めています。
100円ショップのキャンプグッズ大好きな筆者としては、アウトドア向けコーナーのパトロールがはかどる日々です。
ここ数年、100円ショップ各店は焚き火・バーベキューグッズの充実度があがっているように筆者は感じています。
特に使い捨てではないコンロやグリルなどが続々登場。
今回は今シーズンの注目製品、ダイソーマイクロストーブコンロについてチェックしてみました。
情報は調査時のものであり、内容やデザインなどが変更となっている場合があります。なお店舗により取り扱いの内容は異なりますので、お求めの際には事前にご確認ください。また取扱説明をよくご確認いただき、注意してご使用いただけますようお願い申し上げます。
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【ダイソー】マイクロストーブコンロ(税抜き1000円)
マイクロストーブコンロは、税抜き1000円の商品です。
【材質】
本体:スチール(焼付塗装)
焼き網:スチール(クロムメッキ)
炭床:スチール(亜鉛メッキ)
収納袋:ポリプロピレン100%
網状のパーツは2つ付属されています。
- 天面に乗せる焼き網
- 底面に敷いて使う炭床
炭の位置を底上げし、空気が入りやすくな り、燃えやすくするという機能があります。
空気の通り道と思われる穴は桜型にカットされており、ちょっぴり可愛らしいデザインとなっています。
表面はマットな黒で塗装されており、チープな印象はありません。
たたんだ状態で、炭床を内部に収納できます。
使用時のサイズは(約)幅13.5×奥行き12×高さ14cmと記載されています。
収納時のサイズはパッケージには(約)幅14×奥行き22×厚み5cmと記載されていますが、これはおそらく袋もあわせてのサイズのようです。
たたんだ場合の本体のみのサイズを計測してみたところ、(約)幅14×奥行き12.5×厚み4.3cmでした。
筆者が家庭用はかりで重さをはかってみたところ、収納袋・焼き網など、全てあわせて約485gでした。
たたんだところを横から見ると、このような感じになっています。
木炭目安は500gとなっており、使用人数は1~2人となっています。
使用目安時間は約90分と記載がありました。
長時間連続で使う仕様ではないみたいです。
組み立て方
手順1:一直線に開いて、桜模様のカットが入っている面を立ち上げます。
手順2:横面を開き、外側からストッパーを止めます。
手順3:底に炭床を、天面に焼き網を乗せ、完成です。
上部に4つのツメがあり、焼き網が落ちないようになっています。
組み立て後は、ぐらぐらとした感じはありませんでした。
組み立ては力もいらず、また方法もシンプルです。
網は乗せてあるだけで固定はされていませんので、網交換ホルダーなどを使用して持ち上げ、炭を追加することができます。
網交換ホルダーはダイソーでも販売されています。
≪画像元:株式会社大創産業≫
使用上の注意点
使用上の注意として「木炭はあらかじめ火を起こした状態でコンロへ入れて使用してください」との記載がありました。
コンロの中で炭を熾すことは想定されていないようです。
ストーブでは細く割った薪なども入れて燃やしたいところですが、こちらの製品は炭の使用がメインとされています。
一般的に薪は炭よりも高温の炎となり、こちらの商品は薪の温度に対応するようには作られていないためであると思われます。
「本品は木炭や豆炭(チャコールブリケット)専用です。ガソリン、灯油、アルコールなどを燃料や着火剤として代用しないでください。市販の着火剤を使用する場合は必ずや木炭や豆炭などの燃料に塗布して着火してください」と記載がありました。
着火剤が金属部分についたまま燃焼すると、想定以上の温度になってしまうようです。使用の際はご注意ください。
サイズ的に大きな薪は入りません。BBQ用のミニコンロとし、焚き火台自体は別に用意するのがよさそうです。
アウトドアで実力検証
アウトドアで実際に使ってみました。
一度組み立てていて、細かなパーツもないので、スムーズに設置完了。
特筆すべきはそのサイズ。
持ち運びにも便利なコンパクトサイズは、バイクや電車移動で荷物を極力減らしたいキャンプに活躍しそうです。
炭床から焼き網までざっくり筆者がはかってみたところ、高さは約8.5cm弱でした。入れられる炭のサイズの目安としてください。
使用後にチェックしてみましたが、熱による曲がりもなく、また塗装のハゲもありませんでした。
これは100円ショップアイテムとしてはかなり優秀です。
焼き網は使用後、わずかに反りが見られました。
使いやすく仕組みもシンプルで、初心者が試してみるにも良いアイテムだと思います。
天面の天板サイズは先ほどご紹介したとおり11×11cmと小さめサイズ。
焼肉をしてみましたが、1回で焼ける肉は数切れです。やはりソロ~2人くらい用ですね。
使用人数は1~2人となっていますが、実際はソロぐらいがちょうど良いといえるでしょう。
実物が実際にはまるかどうかは未確認ですが、網は11×11cmで、ダイソーで現在販売されている、焼き網2枚セットを換えにできそうです。
ダイソーで交換用やサブとして使える網まで手に入るというのはありがたいですね。
≪画像元:株式会社大創産業≫
比較的リーズナブルなアウトドアブランドのものであっても、コンロは2,000~3,000円程度するのがスタンダードです。
一般的に考えれば、コンパクトなマイクロストーブコンロが税抜き1,000円というのはかなりのお得価格です。
ファミリー層用も販売実績はある
ダイソーでは1,000円でミニBBQグリルが販売されていた実績があります。
ミニBBQグリルは天面が約35×25.5cmとかなり大きめサイズで、ファミリーでも使用可能なサイズでした。
筆者は他店100円ショップで購入したこちらの折りたたみ式グリルを使っています。
税抜き700円で購入しました。
こちらは数年前の製品であり、全く同じ製品の取り扱いは終了している可能性があります。
類似の型の製品はキャンドゥにて税抜き700円で取り扱いがありました。
最近は100円ショップで使い捨てではないアウトドア用グリルやコンロも、さまざまな商品が販売されています。
ファミリーの使用を考えるならば他の選択肢がありそうです。
この製品の良さは何よりその「コンパクトさ」で、ファミリーキャンプよりは、ソロキャンプ向けアイテムです。
というポイントに特化した製品で小ささを求めるなら、かなりの良コスパアイテムです。
検証結果
・組み立て簡単
・シンプルで使いやすい
・荷物削減
・持ち運びやすい
・炭のサイズに注意
・熱による曲がりなし、塗装のハゲなし
・焼き網はわずかに反る
・1回で焼けるお肉は数切れ
・ファミリー向きではない(ソロがベスト)
1,000円と低コストながら、折りたたみでコンパクトになり荷物軽減、使用後も熱による曲がりや塗装のはげは見られませんでした。
少し暖かくなったらソロキャンプデビューをしてみたいと考えている方には、コスパを兼ねておススメです。(執筆者: 新木 みのる)
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