業スでは、緑豆春雨が500gで258円という破格の安さで販売されています。
一般的なスーパーで販売されている緑豆春雨は100gで150円ほどですが、業スなら100gあたり51.6円です。
緑豆春雨は、ダイエット食としても良く利用されています。
低カロリーなうえ、食物を吸収しにくい低GI食品で、肥満やメタボの予防になるとされているからです。
麺類や米やパンなどの主食を春雨に置き換えることで、カロリーセーブにもつながるのでしょう。
ということは、業スの緑豆春雨を活用すれば、食費もカロリーも削減できそうです。
この記事では、いろいろな食材を業スの緑豆春雨に置き換えて、材料費とカロリーの節約につなげるレシピを紹介していきます。
なお、記事内の価格は筆者購入時のもの、そしてカロリーの計算はあくまでも概算となりますのでご了承ください。
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春雨で作る”暗殺者のパスタ” 1人分約128.5円
近頃”暗殺者のパスタ”というレシピが注目を集めています。
いろいろな作り方がありますが、パスタを茹でずにフライパンで焼きつけてからトマトソースで煮込んでいくのがポイントだそう。
名前の由来には「食べた人が死んじゃうほどおいしいから」や「真っ赤な仕上がりが血のようだから」といった理由があるようです。
パスタを茹でる時間も手間も短縮できるうえ、濃厚な味わいが人気のレシピを春雨で再現してみました。
パスタを緑豆春雨に置き換えた”暗殺者のパスタ風春雨”です。
今回は、レトルトのパスタソースを利用した簡単バージョンとなっています。
材料と作り方は、次の通りです。
<材料>
緑豆春雨 100g(約51.6円)
パスタソース 1袋(約65.4円)
オリーブオイル 大さじ1(約11.5円)
水 150~200㏄ほど
<作り方>
(1) フライパンでオリーブオイルを熱する
(2) パスタソースを大さじ2杯ほどと、緑豆春雨を投入する
(3) 緑豆春雨がパリッとしてきたら、残りのパスタソースと水を加える
(4) 焦げ付かないようにときどき混ぜながら、春雨が柔らかくなるまで煮詰める。
水が足りないと感じたら、少しずつ追加しましょう。
パスタを緑豆春雨に置き換えた”暗殺者のパスタ風春雨”が完成しました。
真っ赤な仕上がりに、暗殺者感はそれなりに出ているのではないでしょうか。
しっかり焼いた緑豆春雨はビーフンにも似た食感で、噛み応えがしっかりあり満腹感を得られました。
乾燥した状態で100gの緑豆春雨を使用しましたが、多すぎたかもしれません。
ソースで湯戻しされた状態になり、1.5倍ほどにカサが増したからです。
その分ソースをしっかり吸い込んでいるので、濃厚で旨味たっぷりに仕上がりました。
パスタとはまた違った味わいですが、違和感は特にありません。
これはこれでおいしいメニューとなりました。
好みによって、ガーリックパウダーや鷹の爪、ブラックペッパーなどを追加しても良いでしょう。
今回の”暗殺者のパスタ風春雨”には、業スで購入した3パック197円の「大盛ナポリタン」というパスタソースを使用しました。
パスタと緑豆春雨それぞれの100gあたりの価格とカロリーを比較してみると、次のようになります。
乾燥パスタ 約60~80円/140kcal
緑豆春雨 約51.6円/78kcal
こちらはあくまでも参考の数値となりますが、価格もカロリーも緑豆春雨のほうが低いという結果になりました。
“暗殺者のパスタ”のパスタを緑豆春雨に置き換えて、材料費は9~28円ほど、カロリーは45kcalほど削減できたといえます。
春雨ぎょうざ 1人分約115円
次は春雨ぎょうざのレシピを紹介します。
豚ミンチの分量を減らして緑豆春雨を使用した棒ぎょうざ風のメニューです。
<30個分の材料>
緑豆春雨 40g(約20.6円)
ぎょうざの皮 30枚(68円)
豚ミンチ 100g(約115円)
もやし 1袋(25円)
酒 大さじ1杯
塩 小さじ1杯
こしょう 少々
鶏ガラスープの素 小さじ1杯
オイスターソース 小さじ1杯
醤油 小さじ1杯
砂糖 小さじ2分の1杯
片栗粉 大さじ1杯
<作り方>
1. 熱湯を用意し、春雨を5分浸して戻す
2. 湯切りした春雨を細かく切る
3. ひき肉に調味料を加え、粘りが出るまでしっかり練ってタネを作る
4. ぎょうざの皮にタネを小さじ1杯程度と、もやしを5~7本ほどのせて包む。
包み方は左右を合わせるように細長く。合わせ目には水を少量つけて閉じましょう。
5. フライパンに油を少々熱したら、合わせ目を上して焼いていく
6. 焼き色が付いてきたら、大さじ1杯ほどの水を入れて蓋をする
7. 弱めの中火で5分ほどかけ、火が通ったら完成
シャキシャキのもやしがおいしい春雨ぎょうざができました。
下味が付いているのでそのままでもおいしく食べられますが、ポン酢や酢醤油、味噌だれなどを付けるのもおすすめです。
緑豆春雨を使用することで、豚ミンチの分量を3分の1ほどに減らせました。
豚ミンチを150g使用した場合と、豚ミンチ+緑豆春雨にした場合との材料費とカロリーの概算は次の通りです。
豚ミンチ(150g) 約173円/331.5kcal
豚ミンチ(100g)+緑豆春雨(40g)約135.6円/252.2kcal
餃子の肉ダネに緑豆春雨を使用して、材料費は37円、カロリーは79.3calほどセーブできました。
鶏だんごと春雨のスープ 1人前約144円
最後は、むね肉のミンチで作った鶏だんごと緑豆春雨のスープです。
うどんやラーメンといった麺類の代わりに、緑豆春雨を使用します。
<1人分の材料>
春雨 45g(約23.2円)
鶏ミンチ 80g(約64.2円)
しいたけ 1つ(約20円)
★塩コショウ 少々
★片栗粉 小さじ1杯
★しょうがチューブ 少々
白菜 1~2枚(約12円)
長ねぎ 4分の1本(約25円)
水 200㏄
☆鶏がらスープの素 小さじ1杯
☆しょうゆ 少々
☆塩コショウ 適量
<作り方>
(1) 春雨はぬるま湯に5分浸して戻す
(2) しいたけをみじん切りにする
(3) 鶏ミンチに★の調味料を入れ、粘りが出るまで良くこね肉ダネを作る
(4) 白菜と長ネギを食べやすいサイズにカットする
(5) 鍋に水を入れて火にかけて、沸騰したら☆の調味料を入れる
(6) 肉ダネをだんご状に丸めて投入し、蓋をして中火で5~6分ほど煮る
(7) カットした野菜を加え、さらに加熱する
(8) 野菜がしんなりしてきたら、戻した春雨を加えひと煮立ちさせて完成
うどんや中華麺といった麺類の代わりに緑豆春雨を使用した、食べ応えたっぷりの良いスープです。
こちらもあくまでも概算となりますが、うどんや中華麺とで作った場合と、緑豆春雨で作った場合との材料費とカロリーを比較してみました。
それぞれ茹で上げたときに200gほどになる1人前の分量で計算しています。
うどん 約30円/210kcal
生中華麺 約30円/309kcal
インスタントラーメン 約90円/400kcal
緑豆春雨 約23.2円/156kcal
もっとも高額でカロリーが高いのはインスタントラーメンで、低価格でカロリーの低いのが緑豆春雨です。
インスタントラーメンを緑豆春雨に置き換えると、材料費は約69円の節約に。
またカロリーは54~244kcalもセーブできると判りました。
参照:美味い麺の選び方
緑豆春雨で食費とカロリーをセーブ
緑豆春雨をいろいろな食材に置き換えることで、ダイエットだけでなく食費を減らす効果も見込めます。
業スで販売されている緑豆春雨は、特に安くておすすめです。
ただし、緑豆春雨の糖質は多いため、大量に食べすぎるのは控えましょう。
野菜や肉、魚もバランス良く摂取しつつ、食費とカロリーのセーブにつなげてみてくださいね。(執筆者: 桧山 あい)
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