ディスカウントスーパー・オーケーは安さに定評があります。
さらに「オーケークラブ」会員になると3%の割引がありますが、こちらは現金払いの時しか適用されません。
キャッシュレス全盛の時代において、現金払いが最も得だとして、いい気分ではありません。
オーケーで、キャッシュレスで最大限得をする方法を見ていきます。
他の多くのスーパーにも応用が利きますので、ご参考にしてください。
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オーケークラブは現金払い
QRコード決済のキャンペーンが東京23区各地で続いた結果、筆者は中小スーパーにすっかり詳しくなりました。
ただ、地場スーパーと比較することで、仕入れに定評のあるオーケーへの認識を改めました。
地場スーパーでの30%還元を考慮した価格よりも、オーケー店頭価格のほうが安い場合もよくあります。
なにしろ5~6割引の商品まで存在します。
安いオーケーをさらに安くするのが「オーケークラブ」です。
オーケークラブの特徴を最初に確認します。
・ 日を問わず、本体価格の3%(3/103)割引が受けられる
・ 現金払いの場合のみ
・ 食料品のみ(酒類は除外)
・ 会員カード発行手数料200円が必要
・ スマホアプリもあり
常に3%割引というのが売りです。
そして他店のようにポイントカードではないので、即時に得をします。
アルコール類に関しては割引がないため、お酒だけキャッシュレスにしている人も見かけます。
商品単位での割引となり、割引額については円未満の端数が切り捨てられます。
8%消費税額を加えて割引前後の価格を比較すると、おおむね商品単位で2.9%程度の割引が実施されています。
これで、キャッシュレスと比較できます。
キャッシュレスで3%程度の還元を受けられれば、オーケークラブと勝負になるわけです。
キャッシュレスでオーケーを攻略
すでに現金をほぼ使わない生活になっている人も多い時代です。
お得になるとしても、現金払いに抵抗を感じる人も増えました。
キャッシュレスでは、オーケークラブの3%還元には勝つ方法を見ていきます。
au PAYでPonta4倍還元実施中
2023年3月31日までau PAYのキャンペーンが行われています。
すでに2022年12月から始まっているキャンペーンです。
オーケーでau PAYで決済すると、還元されるPontaが4倍となります。
Ponta4倍とは、還元率に引き直すと2.0%(0.5%×4)ということです。
税込額について反映されます。
au PAYは、系列のクレジットカード、au PAYカード(スタンダード)からのチャージ時還元率がゼロになりました。
Orico Card THE POINTからのチャージがおすすめです。
合計還元率3.0%(チャージ時1.0%+決済2.0%)で、キャンペーン中はオーケークラブ(実質2.9%)を上回ります。
QRコード決済は数が多いので、このようなキャンペーンは今後も繰り返し実施されるはずです。
店頭ポスターを見逃さないようにしましょう。
そして、多くの決済をいつでも使えるようにしておくとスムーズです。
月が替わったら5.0%還元の「LINE Pay &LINEクレカ(p+)
キャンペーンを実施しているキャッシュレス決済がないときの、スタンダードな支払方法を考えます。
月1万円までの買い物が対象ではありますが、最強のクレジットカードが登場しました。
LINEクレカ(p+)です。
QRコード決済のLINE Payと組み合わせ(チャージ&ペイ)て、還元率5.0%です。
毎月、500ポイントまで得られることになります。
月が替わったら、早速LINE Pay & LINEクレカ(p+)で支払いましょう。
チャージ&ペイの使い勝手はカード払いと同様で、事前のチャージも不要です。
月合計1万円を超えた分については、LINE Pay払いではポイントが付かなくなるので、あまり大きく超えないようにしたいものです。
セゾンパールのQUICPayは還元率2.0%
セゾンパール・アメリカン・エキスプレス・カードは年会費実質無料(年1度の決済で請求されない)の優れものですが、このカードの最大の価値が、QUICPayとの組み合わせです。
QUICPayはポストペイ型電子マネーで、電子マネー決済と同時にカード決済となります。
2022年8月までは、この組み合わせで還元率3.0%となっており、確実にオーケークラブをしのいでいました。
現在の還元率は次の通りです。
・(年間30万円の決済まで)2.0%
・(年間30万円を超えた分について)0.5%
※ 1年間は、「12月から翌年11月」
月に平均して、2万5,000円程度は、還元率2.0%のお買い物ができます。
オーケークラブには負けますが、現金不要でお酒も対象になることを考えれば、悪くないでしょう。
LINE Payクレカの月1万円を突破したのちセゾンパール×QUICPayに切り替える2段構えの作戦で、十分に得になります。
LINEプリぺで2.0% ただし現金のほうがいいかも
Visa LINE Payプリペイドカード(Apple Pay、Google Payと組み合わせる)も、還元率2.0%です。
事前にチャージ(クレジットカード不可)をして使います。
通常はおすすめできる決済方法です。ただオーケークラブのあるオーケーの場合、プリペイドカードより直接現金で払うのを選ぶ人が多いかもしれません。
こんな例もある エポスゴールドカード × モバイルSuicaで最大2.6%還元
かなり限定された組み合わせですが、前述のQUICPayより数字の高い決済方法があるのでご案内します。
必要なのは、年会費無料で使える「エポスゴールドカード」と、「モバイルSuica」です。
次の条件で2.6%となります。
・ 家族をエポスゴールドカードに招待して、ファミリーボーナス登録をする
・ エポスゴールドカードを年間100万円使う
・ モバイルSuicaを「選べるポイントアップショップ」に登録(ポイント3倍)
・ エポスゴールドカードからモバイルSuicaにチャージして支払う
ファミリーボーナスがなくても2.5%になります。
エポスゴールドカードの年間100万円のカウントには、「モバイルSuicaチャージ」「楽天Edyチャージ」「au PAYチャージ」なども含めてもらえます。
モバイルSuica以外でも、次の通り高還元となります。
・楽天Edy → 2.0%(利用時0.5%を含む)
・au PAY → 2.0%(利用時0.5%を含む)
キャッシュレスでもオーケーは安い
オーケークラブを使わず、キャッシュレスで最大限の得をする方法を見てきました。
上記の方法は、他のスーパーでも役立つので、そちらで使うというのもいいでしょう。
そしてオーケーでは、引き続きオーケークラブを使うという判断なら、それもいいのではないでしょうか。
使いたいときだけ使えるのも、オーケークラブのメリットです。(執筆者:金融系ライター 沼島 まさし)
2023年のキャッシュレス戦略 特にQRコード決済各種の優先順位を考える