無印良品の「頑丈収納ボックス」は、筆者が実際に使っている無印良品商品の中でも、とくにコスパが良いと感じている商品です。
さらに「頑丈収納ボックス」は、使い勝手が良いように改良されたり、種類を増やしたりしながら進化を続けています。
今回は、1個2,000円以下(特大をのぞく)で買える「頑丈収納ボックス」を、値段以上に使い倒すアイデアを紹介します。
台所の片隅に置けば「収納 兼 イス」の2役
秋になり気温が下がってきました。
家でゆっくりと煮込み料理をしたくなります。
しかし、煮込み料理は台所に長時間立っているため疲れます。
おしゃれなインテリア雑誌をみていると、台所で背の高いイスに座りながら料理をしている写真がありますが、マンションのせまい台所では物理的に難しいことです。
無印良品では2022年から「頑丈収納ボックス」のミニサイズが登場しました。
今まではサイズ「小」が1番小さいサイズでしたが、ミニサイズはさらに小さいです。
筆者は、せまい台所の片隅にミニサイズを1個置いています。
中には、常温で保存できる食品を入れています。
これは収納目的で購入したのではなく、料理中に座るために購入しました。
長時間の煮込み料理でも、台所に座っていれば火から目を離す心配もありません。
また、料理をしながら子どもと話をするときには、子どもが「頑丈収納ボックス」に腰かけて話をしてします。
せまい台所に2人で立っているとぶつかって危ないこともありますが、1人が定位置に座っていることで安心して料理できます。
リビングに座ってゆっくりと話を聞ければいいのですが、忙しい夕方はそんな余裕がありません。
「頑丈収納ボックス」を片隅に置いただけで、子どもとのプライスレスな時間を確保できます。
マンションの会合や定期総会に持っていけば貴重品も心配なし
大規模マンションでは、共用設備として理事会や定期総会を行う集会場があります。
しかし、小中規模マンションは集会場がないため、エントランスやスペースがある場所でイスを持ち寄って会合を行うことが多いようです。
多くの人は、キャンプ用のイスなど持ち運びできるイスを持ってきます。
しかし、キャンプとは無縁の人は意外と折りたたみ式のイスは持っていません。
会合用に購入しても普段は出番がないため、収納場所に困ります。
「頑丈収納ボックス」は、女性でも簡単に持ち運べる重さです。
ミニサイズならば1個1.4kg、小は1.9kgです。
ミニサイズでも耐荷重は100kgのため、ほとんどの人が安心して座れるでしょう。
さらに「頑丈収納ボックス」は会合中の貴重品の管理に便利です。
若い人はスマホさえもっていれば安心して外出できるかもしれませんが、年配の方はそうはいきません。
ちょっとした外出でも、財布やハンカチや飲み物を持っていく人が多いのです。
マンションの定期総会は長丁場になることが多く、お茶やひざ掛けが欲しくなることもあります。
「頑丈収納ボックス」をイスとして利用することで、荷物をすべてボックスの中に入れることができます。
そして会合中は、中に貴重品を入れてその上に自分が座るため、盗難や紛失を気にすることなく話し合いに集中することができます。
長時間の利用ならば、上に座布団を置ける面積がある「頑丈収納ボックス」のサイズ小1,490円(税込み)がおすすめです。
≪画像元:良品計画≫
平台車(別売り)の上にのせればプリンターの部屋の移動も楽
筆者の家ではパソコンを1人1台持っています。
ただ、プリンターは1台です。
いつもはリビングにプリンターを置いていますが、それぞれの部屋でプリンターを使いたいときもあります。
そんなとき「簡単にプリンターや紙類を移動できる手段はないか」と考え、ひらめいたアイデアがあります。
「頑丈収納ボックス」には別売りで平台車があります。
平台車の上に「頑丈収納ボックス」を置けば、部屋の移動がスムーズになります。
≪画像元:良品計画≫
筆者は、ボックスの中に紙やインクを入れて、ボックスの上にプリンターをのせています。
以前の「頑丈収納ボックス」はふたに凹凸があり、プリンターを置くと不安定でした。
しかし、ふたのデザインが改良されてフラットになったため、現在は上にものが置きやすくなっています。
キャスターがついている平台車は、安いものだとキャスターの回転が悪くストレスを感じます。
無印良品の「縦にも横にも連結できるポリプロピレン平台車」1,990円(税込み)は、日本製でキャスターは縦横斜めとスムーズに動きます。
注意点は、平台車の耐荷重は80kgであることです。
「頑丈収納ボックス」は、サイズに関係なく耐荷重が100kgです、平台車は20kg少なくなっています。
せまいマンション生活で上手にスペースを使うポイントは、収納グッズを収納だけではなくほかの用途と兼務させることです。
複数の用途を兼ねることは、節約にもなります。
しまう、座る、移動するという3つの特徴をもった「頑丈収納ボックス」を使って、節約収納に挑戦してみてはいかがでしょうか。(執筆者:式部 順子)