新年度が始まり、引っ越し後のお部屋の掃除に本腰を入れる方が増えてくる季節です。
今まで後回しにしていた家の補修は、早めに済ませておきましょう。
シーズン前に点検をして、隙間や穴埋めをしておくと、部屋をキレイに保つだけでなく、虫対策にもなりますよ!
※価格は全て税込み価格です。
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穴埋めパテ
カレンダーを外した時、壁にたくさん穴が開いていて、驚いてしまうことがあります。
同じ場所に開けた穴は広がりやすく、細かい穴でもたくさん開いていると目立ってしまいます。
賃貸物件の中には、画びょうなどの小さな穴であっても退去時に費用を請求される可能性があります。
ホッチキスや細いピンを使い、穴が目立たないように設置できる家具は増えていますが、穴の痕跡は残っているので注意が必要です。
賃貸物件の注意事項を守る必要がありますが、小さい穴なら自分で修復する方法があります。
100均で販売している穴埋めパテは、壁紙・床・家具などの表面の傷を埋める補修材です。
色が合うのであれば、活用してみましょう。
100均の補修材はホームセンターよりも安いので、費用を節約したい方にピッタリです。
使用方法
- 穴の開いている部分にパテを少量のせる
- 爪楊枝などを使い、穴の部分にパテを埋める
- 手持ちのティッシュペーパーやスポンジを使い、周囲の壁紙と境目がなくなるように表面をなじませる
- 数時間~1日程度乾かして固める
手順はとても簡単ですが、どこに穴が開いていたのか分からないくらい、表面がキレイになります。
ダイソーネットストアで販売中の「床・家具の穴埋めウッドパテ」の場合
・ホワイト
・ナチュラル
・ジャックウッド
・ダークウォールナット
の4種類があります。
チューブ入り30gで、価格は110円です。
壁の穴埋めパテは20g入り110円で、色はホワイトのみ取り扱っています。
容量は少ないですが、容器の先端が細く、手を汚さずに塗れるようになっています。
ホームセンターで販売されている補修材はとても種類が豊富なのがメリットです。
筆者が訪れたホームセンターは大型店舗ではありませんが、50種類以上の補修材が並んでいました。
貼るだけのシールタイプ、粘度のあるボンドタイプ、液状のマニキュアタイプ、固形でなじませやすいクレヨンタイプ、細い線に使えるペンタイプなどがあります。
傷の状態に合わせて使い分けることで、美しく仕上げることができるでしょう。
価格はどれも400〜1,000円程度です。
複数色がセットになったキットもありますが、値段は1,500〜3,000円程度と高くなります。
100均のパテは白、ベージュ、明るめの茶色、暗めの茶色の一般的な色だけです。
基本的なカラーに限られてしまうので、柄や色つき壁紙の修復は厳しいかもしれません。
合う色があれば、ホームセンターに比べて300〜数千円の費用を節約できます。
賃貸物件の壁紙は、修復箇所が部分的でも、全面貼り替えると言われたら、数万円の請求をされる可能性もあります。
入居時に選べるのであれば、奇抜なカラーや特殊な壁紙は避け、無難な壁紙にするのも1つです。
セルフで補修することができれば、予想外の出費を避けられるかもしれません。
日頃からルールをきちんと守り、床や壁紙は傷つけないよう、丁寧に扱いましょう。
網戸お直しシール・障子お直しシール・ふすまお直しシール
夏が来る前に、網戸や障子、ふすまに破れがある場合は直しておきましょう。
穴をそのままにしておくと破れた部分が広がったり、虫が入ってくる可能性があります。
障子やふすまを張り替える場合、素材にもよりますが、1枚1,000〜数千円が掛かります。
破る度に毎回張り替えていると、費用がかさんでしまいます。
小さい穴なら、お直しシールを使うと便利です。
障子お直しシール、ふすまお直しシールは、桜型のシールが10×17cm×3枚入っています。
穴が開いていない部分もバランスよく貼り付けることで、元々桜柄だったように見える商品です。
ホームセンターで市販のお直しシールを購入すると、同じサイズで400〜700円程度します。
100均なら110円と安いので、300〜600円の節約ができます。
何度も破れるのでしばらく様子見したい、破れた部分だけを補修したい場合、100均のお直しシールが活躍します。
張り替えを検討する場合は、お手入れのしやすさ、破れにくさ、初期費用、通気性、断熱効果など、様々な点を比較して素材を選ぶと良いでしょう。
100均は和紙の障子しか補修できませんが、市販品だとプラスチック製の障子もあります。
初期費用はUPしますが、破れにくく、お子さまやペットのいる家庭で人気だそうです。
家族構成や予算に合わせて、補修か張り替えか、素材をどうするか選びましょう。
ダイソーのネットストアを確認したところ
・ランダムサイズの組み合わせ10cm×17cm×2シート入り(ポリプロピレン製)
・90mm×90mm×2枚入り(グラスファイバー製)
・45mm×45mm×8枚入り(グラスファイバー製)
網戸お直しシールは3種類が販売されていました。
素材によって柔らかさや網目の細かさが違います。
購入前に必要なサイズ、素材を確認するようにしましょう。
もっと節約したいなら、100均の材料で自分で張り替える手があります。
・無地の障子紙(28×94cm×5枚入り)
・でんぷんのり
・のりハケ
・張り替え用クリップ
・押さえゴム
・ローラー
これらは全て110円です。
網戸替え用防虫網だけは220〜330円ですが、ダイソーでも販売しています。
サイズは91cm×2m、メッシュは20・24の2種類、色は黒・グレーの2色展開です。
ほとんど選択肢はありませんが、素材や仕上がりにこだわらないのであれば修復は可能です。
材料費はかなり低予算で済みますが、自分で張り替える労力が掛かります。
プロではないので、100%満足のいく仕上がりになるとは限りません。
時間と手間を掛ける余裕があり、DIYを楽しめる人に向いています。
筆者も数年に1度ですが、母と2人で網戸を交換することがあります。
数年おきなので技は上達しないのですが、要領は分かっているので年々大変さは軽減されています。
道具は100均、網はホームセンターで購入することで、費用を抑えています。
ホームセンターには網が豊富にあるので、色や機能性を自分で選べて満足しています。
網をピンと張りながらゴムを固定する作業は1人だと難しいので、2人での作業がおススメです。
工程はYouTubeなどの動画で紹介されているので、参考になります。
畳お直しシール
≪画像元:株式会社大創産業≫
畳の上で重い家具を移動させたり、畳の目に沿わない方向に動かそうとすると、畳があっという間にボロボロになってしまいます。
畳の張り替え・交換となると、1枚あたり数千〜数万円かかってしまいます。
傷がかなり小さいなら、買い替える前にお直しシールを貼ってみましょう。
ダイソーのお直しシール(畳表メイク)のサイズは幅10cm×長さ17cmで、価格は110円です。
新畳、やや日焼け畳、日焼け畳の3種類がセットになっています。
手持ちの畳に似た色味を選ぶことができ、傷が目立ちにくくなる配慮はありがたいです。
ホームセンターで購入できる市販品は、同程度のサイズで350〜750円程度します。
100均の畳お直しシールで済ませることができれば、250〜650円程度節約できます。
100均修復グッズで大きな出費を回避
補修と聞くと特殊な工具が必要そうですが、100均で手に入る材料で手軽に行えます。
100均を活用して補修費用を節約しつつ、身の回りの物を大切に毎日を過ごしましょう。
少しずつお手入れしながら使うことで、余計な支出を抑えつつ、長くきれいに使えば、大きな出費も回避できます。(執筆者:山城 奈々)
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