「駄菓子屋」は、子どもが金銭教育を実践する場でした。
中でも、1本10円（税別）という分かりやすい価格で人気なのが「うまい棒」です。
そんなうまい棒が、このたび値上げされることになったので、お知らせします。
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「うまい棒」とは
≪画像元：株式会社やおきん≫
「うまい棒」とは、株式会社やおきんが販売しているお菓子です。
やおきんでは、うまい棒の他にビッグカツ、キャベツ太郎、蒲焼さん太郎などの商品も販売しています。
価格は10円と、販売当初から変わっていません。
種類が豊富なうまい棒は、10種類買っても100円（税別）と抜群のコスパです。
筆者も遠足の時には、500円以内の予算の中でうまい棒を数本買っていました。
4/1よりうまい棒の価格が「10円→12円」に値上げ
うまい棒は価格こそ不変なものの、販売当初と比較すると、その長さは短くなっています。
いわゆる「ステルス値上げ」ですが、10円ですからさほど気になりませんでした。
しかし、以下のようなお知らせが卸売業者に届いたというのです。
「原材料の高騰を受け、2022.4.1より「うまい棒」は10円 → 12円に値上げとなります。
現在の品薄状況と駆込み需要で欠品が予想されます。
現在庫があるうちの確保をお勧め致します」
率にすると20%の値上げとかなりのインパクトですが、10円 → 12円と値上げ幅は2円に過ぎません。
原材料以外にも、包装資材・配送費の高騰も値上げの要因でしょう。
うまい棒をお得に買う方法
2円の値上げをするうまい棒、2円とはいえお得に買いたい人はいるでしょう。
キャッシュレス決済を利用し、ポイント還元でお得になる方法もあります。
ここからは、それ以外でうまい棒をお得に買う方法を紹介します。
とにかく安くなら、菓子問屋などでのまとめ買い
≪画像元：井ノ口商店≫
とにかく安く買いたい方は、まとめ買いが王道です。
昭和33年から続く東京の駄菓子・玩具の卸問屋「井ノ口商店」では、うまい棒30本入りを税込259円で販売しています。
1本あたり8.63円という、圧倒的な安さです。
≪画像元：井ノ口商店≫
ただし、このニュースで売り切れとなるうまい棒が増えているようです。
また、菓子問屋では同じ種類の30本入りが通常で、アソートは扱っていません。
ネット販売している菓子問屋もありますが、送料に注意してください。
ドラッグストアやディスカウントストアでも、うまい棒のまとめ買いがお得な場合があります。
1本欲しい人は、1本だけ買って消費税を切り捨てる
≪筆者撮影≫
現在のうまい棒の価格は、10円（税別）です。
軽減税率（8%）が適用されるため、10円のうまい棒の消費税は0.8円です。
セブン-イレブンでは、1円未満の端数は切り捨てられます。
筆者が試しにセブン-イレブンで1本買ったところ、値札は10.80円のうまい棒が10円でした。
4月以降は1本12.96円（税込）となりますが、これも12円となる可能性が高いですね。
10本単位でよければ、ダイソーで買う
≪画像元：ニトリモール枚方≫
1本ずつ買うのは面倒という方は、100円ショップ「ダイソー」もアリです。
食料品を取り扱っている店舗なら、うまい棒も販売していると思います。
ダイソーでは、豊富な種類のうまい棒をそろえていて、10本で108円（税込）という価格設定です（1本単位では購入不可）。
10本単位での購入となりますが、異なる種類の組み合わせもできます。
4月からうまい棒が「10円 → 12円」と値上げされても、ダイソーでそれを価格に反映するのは簡単ではありません。
うまい棒の税率を10%にして「10本で110円（税込）」とすると、軽減税率に反してしまいます。
かといって、バラ売りや「10本で216円（税込）」とするのも現実的ではありません。
よって、4月以降も10本で108円（税込）でいくのではないでしょうか。
お店にとっては悩ましいところですが、消費者としては4月以降も利用価値大です。
「ここまでよく我慢しました」とねぎらってあげたい
4月より、うまい棒が「10円 → 12円」と値上げされるようです。
2円の値上げですから、値上げ幅は大したことありません。
値上げを我慢して、うまい棒そのものがなくなってしまったら、元も子もないので。
個人的には「ここまでよく我慢しました」と、ねぎらってあげたいです。（執筆者：キャッシュレス研究家 角野 達仁）
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