WAONはイオンが提供する電子マネーです。
WAONの還元率は通常0.5%となっており、そこまで良くはありません。
ですが今回紹介する方法を使うと、還元率を常に最大3%まで増やして使えます。
しかもお客様感謝デーやオーナーズカードが併用できるため、還元率をさらに上げることも可能です。
この最大3%にする方法はApple Payを使うため、Android端末をお使いの方は残念ながら使えません。
iPhoneのApple Pay対応端末をお使いの方は、ぜひお試しください。
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WAONを最大3%にする方法
Apple PayのWAONで最大3%の詳しい還元率はこちらの表をご覧ください。
内容 | 還元率 |
基本ポイント | 0.5% |
クレジットチャージポイント | 最大2% |
所有者登録 | 0.5% |
合計 | 最大3% |
WAONの基本ポイント0.5%に加え、クレジットカードでチャージしたポイントが最大2%、所有者登録の0.5%で合計最大3%になります。
具体的な手順は以下のとおりです。
1. Apple PayのWAONを準備する
2. クレジットカードからチャージする
3. WAONの所有者登録をする
4. イオン系列店で使う
一つずつ詳しく解説します。
1. Apple PayのWAONを準備する
最初にApple PayでWAONを使えるように準備します。
始め方は以下をご覧ください。
【WAONを今使っている人】
水色のカード型の電子マネーWAONを使っている人は、iPhone付属のウォレットアプリから「+」マークをタップしてApple Payに登録します。
Apple Payに登録したWAONカードは使えなくなるので、登録が完了したあとにハサミで切って処分しましょう。
ウォレットアプリだけではポイントからのチャージができないため、WAONアプリをダウンロードします。
WAONアプリのセキュリティ設定などを済ませ、「ウォレットアプリで既に発行されている方」を選択して、ホーム画面に設定します。
【WAONを持っていない人・新しく作りたい人】
WAONアプリをダウンロードし、アプリを起動し「新規会員登録」より指示に従って登録していきます。
WAONカードの好きな柄が選べるので選択し、ウォレットアプリが起動してカードがウォレットに登録されると完了です。
【イオンカード(WAON一体型)を使っている人】
イオンカード(WAON一体型)を使っている人は、上記の「WAONを持っていない人・新しく作りたい人」の手順でWAONを新たに登録します。
登録後WAONアプリの「イオンカードを設定」より、お手持ちのイオンカードを設定します。
ポイントが貯まっている人は、イオン店舗に設置してあるWAONステーションでポイントを移行するか、「smart WAONウェブサイト」でポイントの合算が可能です。
参照:WAON
2. クレジットカードからチャージする
WAONをApple Payに登録したらチャージして使えるように設定します。
通常のWAONは所定のイオンカードでしかできませんが、Apple PayのWAONはその仕様上、イオンカード以外のさまざまなカードからチャージ可能です。
ただしカード会社の方で「チャージはポイント還元対象外」となっているカードも多いため、チャージでポイントが付くカードの中で還元率が高いものを選びます。
今現在WAONチャージでポイント付与が確認できており、なおかつ還元率が高くおすすめのものは以下の2つです。
カード名 | 還元率 |
楽天カード | 1% (楽天市場で2万円利用したら2%) |
TカードPrime | 1% (日曜日1.5%) |
楽天カードは通常の還元率が1%ですが、楽天市場で2万円以上買い物をすると、その月の楽天カード利用がポイント2倍になるキャンペーンをほぼ毎月行っています。
≪画像元:楽天カード≫
楽天市場で買い物が多い人は、楽天カードをチャージして2%還元を目指しましょう。
2%にするためにはエントリーが必要です。
楽天市場を2万も使わない人は、TカードPrimeがおすすめです。
TカードPrimeは普段の還元率は1%ですが、日曜日にチャージすると1.5倍に上がります。
日曜日にまとめてチャージしておき、平日にWAONを使ってお買い物をすると良いでしょう。
なおWAONのオートチャージを使えるのはイオンカードのみとなっています。
オートチャージを使いたい場合は、WAONアプリからオートチャージ設定が必要です。
ただしオートチャージを使ってもチャージで貯まるポイントは0.5%なので、楽天カードやTカードPrimeの方がお得になります。
3. WAONの所有者登録をする
WAONは個人情報を登録しなくても使えますが、所有者登録をしておけば基本のポイント0.5%に加え、さらに0.5%が追加されます。
今回Apple Payに登録したWAONを所有者登録すれば、いつものお買い物で+0.5%が貯まります。
登録すると紛失時も残高移行ができるようになり、防犯の面でも安心です。
WAONの所有者登録は以下のサイトからできます。
参照:WAON
登録自体は2~3分で終わり、ずっと+0.5%還元でお買い物ができます。
とてもおすすめなのでまだの人は今すぐ登録しましょう。
4. イオン系列店で使う
チャージができたらイオン系列店で利用します。
イオン・マックスバリュ、ザ・ビッグなどのイオン各店舗で使えます。
買い物をしてセルフレジなら「WAONカード支払い」を選択、店員さんがいるレジなら「WAONで」と伝え、iPhoneを決済端末に近づけてください。
Apple Payは接触部分が端末の上の方にあるので、iPhoneの上部をお店の決済端末に近づけると反応しやすくなります。
ウォレット画面が表示され、指紋認証・フェイス認証・サイドボタンのダブルクリックなどで決済を確定します。
「ワオン!」と言って支払いができれば無事完了です。
WAON最大3%還元の注意点
Apple PayのWAONなら最大3%の高還元でいつも買い物ができますが、注意点も2つあります。
今回紹介した方法は、イオンカード以外の高還元クレジットカードを使ってチャージしてポイントの上乗せを狙うものです。
WAONポイント以外のポイントも貯まるので、ポイントの管理が複雑になります。
現在WAON以外のポイントを貯めている人は良いですが、WAONポイントしか貯めていない人は大変かもしれません。
ポイントを貯めても、管理できずに無駄になってしまうと意味がありません。できる範囲で行ってください。
Apple PayのWAONを使うには非接触型の決済に対応した端末が必要です。
対応端末は以下をご覧ください。
端末名 | 可否 |
・iPhone 8/iPhone 8 Plus、以降に発売された新しいiPhone | 使える |
・iPhone 7/iPhone 7 Plus ・iPhone 6s/iPhone 6s Plus/iPhone 6/iPhone 6 Plus/iPhone SE ・上記以前に発売されたiPhone | 使えない |
Apple PayのWAONは、iOS 15以降にアップデートしたiPhone 8/iPhone 8 Plus以降の端末に対応しています。
iPhone 7/iPhone 7 PlusはFeliCa対応ですが、WAONには対応していないので注意してください。
また、iPhone 6やiPhone 6sではウォレットアプリに対応しているものの、WAONのような非接触型の決済には対応していません。
対応機種が限られるため、使う前に確認しておきましょう。
WAONポイント以外も併用でさらなる節約効果を目指せる
WAONがApple Payに対応し、決済方法が幅広く広がりました。
Apple Payはその仕様上様々なクレジットカードからチャージ可能で、カードによっては高還元のポイントがつく物もあります。
うまく併用しポイントを増やすことで、節約効果も高くなります。
Apple Payを活用し高還元を目指しましょう。(執筆者:西本 衣里)
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