メルカリに出品したものが売れるとうれしい反面、梱包に気をつかうことがあります。
丁寧な梱包は高評価につながりますが、梱包資材にお金がかかってしまってはせっかくの利益が少なくなり、もったいないです。
お金をかけずに、出品者と購入者が気持ちよく取り引きできる梱包の方法をお伝えします。
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ネコポス・ゆうパケット(A4サイズ相当)を利用するとき
メルカリの匿名配送でいちばん送料の安い法配送方法が、A4サイズ相当の「ネコポス 175円」「ゆうパケット 200円」です。
A4サイズの茶封筒を買って使う人が多いですが、家にあるもので済ませられます。
【アイデア1】買い物したときにもらう紙袋やビニール袋を再利用
ネコポス・ゆうパケットともに、大きさはほぼA4サイズで厚さが3cm以内です。
封筒を使う必要は特になく、紙袋や厚めのビニール袋で代用できます。
サイズが大きなものは、折ってテープで留めてサイズ内に収まるようにして使います。
A4の封筒がある場合、サイズ調整するときの目安にすると便利です。
【アイデア2】OPP袋の再利用
メルカリでものを送るときは、水濡れ防止のためにビニール袋に包みます。
このとき、OPP袋と呼ばれる少し硬めの透明ビニール袋を使うと見栄えがよくなります。
服を購入するとOPP袋に入れられていることが多いので、メルカリ用にとっておきましょう。
特に通販で買い物をすると、OPP袋に入ってくることが多いです。
宅急便・ゆうパックを利用するとき
匿名配送で少し大きめのものを送るときは、宅急便かゆうパックを利用します。
段ボールに入れて送るのが一般的ですが、壊れやすいものでなければ段ボールを使う必要はありません。
段ボールのリサイクルアイデアと、その代用品を紹介します。
【アイデア3】通販の段ボールを再利用
通販で買い物をしたときの梱包は、そのままとっておくと再利用できます。
段ボールを測って、3辺の長さの合計が60cmのものをとっておくのがおすすめです。
らくらくメルカリ便・ゆうゆうメルカリ便ともにいちばん送料の安い「60サイズ 送料700円」を利用するためです。
【アイデア4】紙袋やビニール袋を再利用
中身が壊れものでなければ、外側は紙袋やビニール袋で送って問題ありません。
たとえばかさばる冬物の服は畳んで紙袋やビニール袋に入れ、余った部分は折りたたんでテープで固定します。
段ボールを利用したときと同じように、高さ・幅・奥行きの3辺が60cm以内であれば、宅急便やゆうパックの60サイズ(700円)で送れます。
壊れやすくはないけれど衝撃から守りたいものは、エア緩衝材(シート状のプチプチ)に包んでから紙袋やビニール袋に入れれば大丈夫です。
緩衝材を使いたいとき
品物を衝撃から守る緩衝材は、無事に品物を届けるのに必須のアイテムです。
これも買うと高くつくので家にあるものを使うか、使わずにすむ方法で送ります。
【アイデア5】通販で使われているエア緩衝材を再利用
シート状のものや空気が詰まった少し大きめのものまで、通販で物を買うといろいろな種類のエア緩衝材が使われています。
そのままとっておいて、再利用しましょう。
特にシート状のエア緩衝材は幅広く使えるアイテムなので、大きさにかかわらずとっておくとよいです。
【アイデア6】ヤマト運輸の営業所内のエア緩衝材を使う
ヤマト運輸の営業所では無料で使えるエア緩衝材が用意されているところがあります。
大きなサイズのものを送りたいとき、手元にある緩衝材では大きさが足りないことがあるでしょう。
配送方法はらくらくメルカリ便を選択してヤマト営業所に持ち込めば、営業所内の緩衝材を利用できます。
※営業所によっては置いていないところもあるようです
【アイデア7】緩衝材を使わない梱包方法にする
段ボールに品物を入れて送るとき、中で品物が動いて破損しないように周りに緩衝材をつめることがあります。
この場合、中の品物を動かないようにしてしまえば緩衝材は必要ありません。
品物を薄いビニールなどで包み、段ボールの底にマスキングテープで固定します。
マスキングテープが外れないようにしっかりと固定してください。
梱包資材を買わずに済ませると、いくらの得になるのか
梱包資材を買ったら、1回の発送あたりいくらかかるのかを計算しました。
買わずに済ませた場合、これらの費用がかかりません。
1回分は小さな額かもしれませんが、積み重なるとまとまった出費になります。
ネコポスでDVDを送る場合
100均で茶封筒とエア緩衝シートを購入すると、1回分は約47円です。
・ 茶封筒1枚11円(10枚入りで110円)
・ 梱包用緩衝シート袋タイプ A4サイズ 1枚約36円(3枚入りで110円)
宅急便で段ボールを使用する場合
100均で段ボールとエア緩衝シートを購入すると、1回分は220円です。
・ 段ボール60サイズ 1つ110円
・ 梱包用緩衝シート 1枚110円
リサイクル梱包で発送するときの注意点
段ボールや紙袋などを再利用して梱包するときに気をつけておきたい3つのことを紹介します。
(1) リサイクル梱包で送ることを明記しておく
商品の説明欄で「リサイクル梱包で発送します」と書いておくと、あとからクレームに発展することを防げます。
プロフィール欄に記入している人を見かけますが、そこまで確認せずに取引する人もいるので、商品の説明欄に毎回記入しておくのがおすすめです。
(2) 住所・氏名漏れに注意
通販で送られてきたときの段ボールを再利用するとき、自分の住所氏名が記載されたままになっていないかどうか確認してください。
匿名配送を選んでいても、梱包資材に氏名・住所が書かれたままだと個人情報が漏れてしまいます。
近所のお店での買い物で手に入れた紙袋を利用するときも注意が必要です。
特定の地域にしかないお店の場合、お店の名前や住所などが入っていると住んでいる地域が明らかになります。
気になる場合は表記を消して使うか、別の資材で梱包してください。
(3) あまりにもボロボロのものは使わない
あまりにもボロボロなものや汚れているものはリサイクルに適しません。
「リサイクル梱包で発送します」と書いておいてもクレームにつながる可能性があるので、使わない方が無難です。
梱包資材を買わずにメルカリでの利益を増やそう
メルカリで物を売るとき、販売価格がそのまま自分の利益になるわけではありません。
販売価格から手数料・送料(送料負担の場合)・梱包資材の代金を引いたものが利益となります。
手数料と送料は決められた値段ですが、梱包資材にかかるお金は自分の工夫次第で減らせます。
梱包資材を買わずに済ませて、利益を増やしていきましょう。(執筆者:福島 怜実)
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