あと1か月と少しで迎える年末年始。
昨年は「自粛」の冬でしたが、今年はどんな年末年始になるのでしょうか。
クリスマスから年末までは、なにかとお正月準備に追われることが多くなります。
またその時期のスーパーでは、普段よりも食材価格が2~3割、またはそれ以上に高くなっている印象があります。
例えば、紅白かまぼこは普段なら100円程度で買えるものが年末になると最低でも500円、1,000円を超えるのも当たり前です。
見栄えよく使うには冷凍保存も難しく、どうしてもその価格で買うしかなくなってしまいますが、その出費は仕方のないものと割り切って、他の食材で節約してみませんか。
今回は、11月~12月前半にかけて少しずつ準備を始められる食材を紹介します。
お財布にも、時間にも余裕のある年末年始を目指してがんばりましょう。
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まずは年末年始の献立を決めよう
年末年始、どんな料理を作りますか。
せっかく家族でゆっくり過ごせる時期ですから、家族の好きなものを中心にメニューを考えたいですね。
私の場合、毎年定番の献立として
・ 鍋料理(カニ鍋・すき焼き)
・ 年越しそば
・ お雑煮
おせち料理は
・ 田作り
・ 紅白かまぼこ
・ ローストビーフ
・ 煮しめ
・ 高野豆腐の煮物
を手作り、このほか出来合いのものを購入する予定です。
今決まっている時点でのメニューから、食材の検討を始めます。
1.【調味料】必ず使うから多めにストックを
お正月の3が日に食べるおせち料理は、保存がきくように濃い味付けのものが多くなります。
・ 砂糖
・ みりん
・ 料理酒
・ 酢
といった調味料は、普段の料理よりも多めに使うことになりそうです。
おせち作りの途中で調味料を切らしてしまうことがないように、普段よりも少し多めにストックがあると安心です。
賞味期限も長く、年末年始を過ぎても確実に使うものですから、普段より安くなる特売日を狙って少しずつそろえておきたいですね。
2.【乾物】賞味期限を見て準備を
だし昆布や高野豆腐、いりこ、黒豆などの乾物は、年末になると紅白のパッケージになり、価格は通常より1割ほど高い印象です。
そして、おせちだけでは使い切れない量のものもあり、その後の使いみちも考えて用意したいですね。
普段から食卓への登場回数が多いものは良いのですが、普段使わない乾物は、賞味期限も考慮して量と購入時期を調整するのがおすすめです。
だし昆布:1~3年
高野豆腐:半年
煮干し:半年~1年
黒豆・小豆:半年~1年
干し椎茸:1年程度
いずれも賞味期限が過ぎてからもしばらくは大丈夫と言われていますが、風味が衰えたり、保存状態によっては虫に食べられることもあります。
できるだけ早めに使い切れるようにしたいですね。
3.【切り餅】少量派こそ早めに準備を
切り餅は比較的価格が安定している印象です。
しかし、昨年末プライベートブランド商品など、低価格の商品は年末には品切れしているものも見かけました。
賞味期限は半年~2年程度とばらつきがありますが、お正月に食べきるなら早めに買っておいて損はないですね。
また年末は、1kg以上の大容量パックが中心の品ぞろえになっていることが多いようです。
お雑煮に少し使うだけ、という方は早めに少量パックの購入がおすすめです。
4.【野菜・肉】日持ちするもの、冷凍可能なものは12月20日頃までに準備
年末になると、野菜や肉も普段より価格が高騰します。
いつもよりも高級なお肉が並び、いつもの肉が買えなかったり価格が3割増くらいになっていたりします。
「いつもと同じでいい」と思うものは、早めに買って冷凍がおすすめです。
肉は冷凍すれば、2~3週間は保存可能です。
煮しめやお雑煮に使う鶏もも肉、すき焼き用の牛肉など、買えるものは「いつもの値段」で買えるうちに。
野菜は、白菜1玉なら3週間、にんじんは1か月と長持ちするものも多いので、使い切る時期を逆算して早めに必要な量を準備しておきたいですね。
栗きんとん、ローストビーフなどは調理して冷凍保存も
さつまいもと栗の甘露煮で作る栗きんとんは、クリスマス前後に作って冷凍しましょう。
自然解凍でおいしく食べられます。
ローストビーフは、作って粗熱をとったらラップでピッタリくるんで塊のまま冷凍します。
解凍は冷蔵庫でじっくりと行ってください。
どちらも時間がかかるメニューなので、おせち作りの大変な時に手間が減らせておすすめです。
早めの準備で節約と買い物負担を軽減
年末年始の食材を早めに準備しておくと、準備年末が迫ってからの買い物は生ものなど直前に必要なものだけで済みます。
出費を抑えるだけでなく、忙しい時期の買い物時間や荷物を減らすことができるので、家族でゆっくり過ごす時間も増えますね。(執筆者:亀井 香奈)
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