2021年9月28日より、FamiPayがJCBのクレジットカードからチャージ可能になり話題になっています。
一方でチャージの限度額はこっそりと改悪され、最初設定されていた金額より大幅に下げられてしまいました。
FamiPayのJCBチャージの詳細と限度額の変更点、チャージでポイントが付くかについても解説します。
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FamiPayがJCBからチャージ可能でさらに使いやすくなった
FamiPayはファミリーマートを始めとする対応店舗で使える電子マネーサービスです。
以前はチャージ可能なクレジットカードは「ファミマTカード」のみでしたが、9月28日よりJCBのクレジットカードでもチャージできるようになりました。
ファミマTカードを作る必要がなくなり、Tポイント以外を貯めたい人にもうれしいメリットです。
JCBカードの中でも、JCBブランドのプリペイドカードなど、本人認証サービス(3Dセキュア)がないカードは対象外となっています。
JCBのカードでチャージが可能だがポイントが付くとは限らない
FamiPayにJCBのカードでチャージできますが、チャージしてクレジットカードのポイントが付くかどうかは別問題です。
通常利用でポイントが付くカードでも、電子マネーのチャージはポイント対象外のカードもあるため注意してください。
ポイントが付くがどうかはJCBカードの種類に依存します。
今現在、調べる方法はJCBカードのコールセンターに問い合わせるか、実際にチャージして確認するしかありません。
JCBのクレジットカードでFamiPayチャージを考えている方は、事前にポイントが付くが確認しておくと良いでしょう。
FamiPayチャージでポイントが付かないクレジットカード
現時点で確認できているポイント付与対象外のカードは、以下の2種類があります。
- Oki Dokiポイントが貯まるJCBカード
- JCBのリクルートカード
Oki Dokiポイントが貯まるJCBカード
Oki Dokiポイントが貯まるJCBカードは、残念ながらFamiPayチャージのポイント付与対象外です。
公式サイトによると、「Oki Dokiポイント付与・JCB STAR MEMBERSの集計の対象とならない場合」の中に、「FamiPayチャージご利用分」と記載されています。
ポイントは付かないものの、チャージに使うことは可能です。
ポイントをつけたい人は、ファミマTカードか他のJCBカードを使う必要があります。
JCBのリクルートカード
年会費無料で1.2%の高還元率が特徴のリクルートカードですが、残念ながらこちらも付与対象外となります。
公式サイトによると電子マネーチャージは、合算で月間30,000円までのnanacoとモバイルSuicaのみ対象であることが書かれています。
JCBのリクルートカードでチャージを考えていた人も、ファミマTカードか他のJCBカードを使いましょう。
JCBチャージ限度額はこっそりと改悪されていた
JCBカードからのチャージ限度額は、当初と現在では違います。
最初はとても優遇された限度額だったのですが、2021年10月12日に以降こっそりと改悪され、以下のように減額されてしまいました。
変更前 | 変更後 | |
1回あたり | 30,000円 | 5,000円 |
1日あたり | 50,000円 | 15,000円 |
1ヶ月あたり | 300,000円 | 100,000円 |
参照:Famima Digital One Co., Ltd.
1回あたりの限度額が3万円から5,000円と大幅に下がり、1日あたりと1か月あたりの上限額も3分の1程度に押さえられました。
ファミマTカードの限度額と比べると、かなりの差があります。
JCBのカード | ファミマTカード | |
1回あたり | 5,000円 | 30,000円 |
1日あたり | 15,000円 | 100,000円 |
1ヶ月あたり | 100,000円 | 1,000,000円 |
参照:Famima Digital One Co., Ltd.
JCBのカードはファミマTカードに比べ限度額がかなり少ないのに加え、1日3回までというチャージの上限回数が決まっています。
なぜいきなり変更したのかは不明ですが、メインのファミマTカードをよく見せるための変更にも思えます。
1回5,000円の限度額は、通常の買い物には問題ありませんが、税金を支払いたい人は、何度もチャージする必要があり手間がかかります。
限度額は厳しいもののJCBでチャージができるメリットは大きい
FamiPayでJCBカードからチャージできるようになり、今まで以上に気軽に使えるようになりました。
ですがクレジットカードのポイントが貯まるかは、カードによって違います。
ポイントが貯まるか確認してからチャージすることをおすすめします。
限度額は少ないものの、ポイントが貯まるメリットはとても大きいです。
Tポイント以外を貯めたい人も、今回の変更によりFamiPayを始める良いきっかけになるでしょう。(執筆者:西本 衣里)