【記事の内容は執筆時点であり、変更があることをご了承ください】
オーケーストアは首都圏に120店舗以上を構える大手ディスカウントスーパーです。
価格が常時安く、ピザやパンなどオリジナル商品も人気を集めていますが、さらにキャッシュレス決済が充実してきました。
たまに行く程度の人でもすぐに役立つ、オーケーストアのキャッシュレス攻略法を見てみましょう。
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会員カードで常時2.9%値引き
オーケーストアの必須アイテムが、オーケークラブ会員カードです。
薄いプラスチック製のカードで、新規発行手数料は200円です。
サービスカウンターで申し込んですぐに作ってもらえます。
会員カードの効果は、税抜価格に対する「2.9%」の割引です。
「3%」と理解されていますが、正確には「3/103」の割引なので、実際には2.913%です。
税込価格から考えれば、2.65%程度です。
累計で7,550円買い物すると発行手数料の元が取れるので、たまにオーケーでまとめ買いをする程度の人でも作って損はありません。
注意点:クレカと電子マネーは割引対象外
会員カードには以下の注意点があります。
・ 食料品のみ割引対象(飲料や生活用品は対象外)
・ クレジットカード、電子マネー支払いの場合は割引対象外
・ 個別商品の税別価格に3/103を乗じて、1円未満切り捨てで割引額を算出するため、実際の割引額より若干目減りする
上記のようにキャッシュレス決済の場合は、本来割引は受けられなかったのですが、QRコード決済の導入によりこれが劇的に変わったのです。
「QRコード決済」なら2.9%割引可能
オーケーストアでは、次のQRコード決済が利用できます。
・ LINE Pay
・ 楽天ペイ
・ d払い
・ au PAY
・ メルペイ
QRコード決済で支払う場合、現金と同様にオーケークラブ会員の割引が受けられるのが最大のメリットです。
キャッシュレス派は、オーケーストアではQRコード決済一択です。
公式HPには会員割引とQRコード決済とが併用できるのは「期間限定」と書かれているため、「一時的なものではないか」という声もありますが、私は今後も続くと予想しています。
実際に利用客の多くはQRコード決済を使っています。
店舗によっては対応不可のレジもあるのでご注意ください。
オーケーストアのQRコード決済は「自分で読み取る」方式
ほとんどのスーパーではアプリでQRコードを提示すると、レジスタッフが専用のスキャナで読み取ってくれます。
この方式ですと、提示するだけなので簡単です。
ですが設備投資を最小限にするオーケーでは、利用者がバーコードをカメラで読み込む必要があります。
小規模店舗でよく使われる方式で、スーパーでは珍しいものです。
実際の手順
実際の手順はこうなります。
au PAYでの例です。
1.「コード支払い」をタップ
2. QRコード画面が出るので「コード読取」をタップ
3. レジに置いてあるQRコードを読み取る
4. 店員に言われた金額を自分で入力
5. スタッフの確認を受けて、2回OKボタンを押す
金額の誤入力には気を付けましょう。
QRコード決済はどれを使えば良いか
どのQRコード決済を使うか悩むかもしれませんが、1種類に絞る必要はまったくありません。
QRコード決済では大型の還元キャンペーンがしばしば行われるので、キャンペーン実施中の決済を利用するのが最も得です。
2020年12月には、オーケーストアのみ対象としたau PAYの20%還元キャンペーンもありました。
では特にキャンペーンが行われていない通常時はどうでしょう。
還元率が1.0%と高く、多くのQRコード決済と組み合わせて使えるクレジットカード「Orico Card THE POINT」を使って比較します。
下記の還元率は、QRコード決済を利用して得られるポイントと合算した還元率です。
還元率1.5%となるQRコード決済
※クレジットカード1.0%と、決済による0.5%
・ d払い
・ au PAY
還元率1.0%となるQRコード決済
※クレジットカードの1.0%のみ、QRコード決済からの還元は無し
・ PayPay
・ 楽天ペイ
d払いもしくはau PAYを利用した場合、オーケークラブ会員の2.65%割引(税込価格からの割引率)と1.5%の還元を合わせると、常時4.15%のディスカウントです。
定価がもともと安いオーケーで、毎日さらにお得を味わえます。
楽天ペイは楽天カードと組み合わせれば還元率1.5%にUP
楽天ペイをクレジットカードとの組み合わせで使っても、クレジットカードのポイントしか付きません。
ただ楽天カードから「楽天キャッシュ」にチャージすると、チャージ時に0.5%が付きます。
チャージした楽天キャッシュを楽天ペイで使えば、1.0%のポイントが付くので、合計1.5%です。
なおオーケーストアでは、楽天ペイに楽天カード以外のJCB、アメックスのカードをセットしていると決済できません。
楽天カードのJCB、アメックスブランドなら問題ありません。
LINE Payは組み合わせに難あり
LINE Payは、クレジットカードとの組み合わせが「Visa LINE Payクレジットカード」しかありません。
このカードと組み合わせて使う「チャージ&ペイ」の還元率は0.5%のみなので、他の決済より価値は落ちます。
メルペイも使えますが、クレジットカードとの組み合わせはできません。
オーケーストアでは、最大限のお得を味わうため、必ずQRコード決済で支払ってください。
特にau Pay、d払い、楽天キャッシュを使った楽天ペイをおすすめします。(執筆者:沼島 まさし)
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