概況からBRICsを知ろう ブラジル株式市場は強含み、電力会社などの買いがやや目立つ

【ブラジル】ボベスパ指数　115863.29　+0.64％
23日のブラジル株式市場で主要株価指数のボベスパ指数は前日比742.21ポイント高（+0.64％）の115863.29で取引を終えた。取引レンジは114964.30−115863.30。セクター別では、ヘルスケアを除いて上昇。株価指数構成銘柄では55が上昇、13が下落、変わらずは0。電力会社などの買いが目立っていたようだ。

【ロシア】MICEX指数　3033.81　+0.59％
23日のロシア株式市場で主要株価指数のMOEXロシア指数は前日比17.88ポイント高（+0.59％）の3033.81で取引を終えた。日中の取引レンジは3009.07−3033.81。原油高を意識した買いが多少入ったようだ。

【インド】SENSEX指数　41642.66　-0.09％
23日のインドSENSEX指数は小幅安。前日比38.88ポイント安(-0.09％)の41642.66、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同9.05ポイント安(-0.07％)の12262.75で取引を終えた。

中国本土株式の下落や日本株の軟調地合いを嫌気して売りが先行したが、インフラ開発への期待などで下げ幅は縮小した。

【中国本土】上海総合指数　2962.75　-1.40％
23日の上海総合指数は値下がり。主要指標の上海総合指数は、前営業日比42.19ポイント安（-1.40％）の2962.75ポイントと続落した。

ハイテク株安が投資家心理を冷やす流れ。国策IC産業振興ファンドの国家集成電路産業投資基金股フン有限公司（通称「大基金」）が投資先の銘柄群に対し、初の利益確定売りを実施すると伝わったことがネガティブ材料視された。売却開始が通知された銘柄群では、フラッシュメモリなど製造の北京兆易創新科技（603986/SH）が6.7％安、タッチパネル・チップ生産の深セン市匯頂科技（603160/SH）が5.1％安、IC設計の湖南国科微電子（300672/SZ）がストップ安で引けている。他のハイテク株にも売りが広がり、全体相場の重しとなった。米中通商摩擦の緩和期待などで指数はプラス圏で推移する場面がみられたものの、後場に入り下げ幅を広げている。




＜NH＞