【FISCOソーシャルレポーター】個人投資家元・社長:人手不足問題背景に中長期的に恩恵を受けるアウトソーシング

以下は、フィスコソーシャルレポーターの個人投資家元・社長氏(ブログ「元投資顧問会社社長のチラシの裏」)が執筆したコメントです。フィスコでは、情報を積極的に発信する個人の方と連携し、より多様な情報を投資家の皆様に向けて発信することに努めております。

----

※2017年4月10日9時に執筆


日本経済にじわりじわり忍び寄る『人手不足問題』。

先週執筆した『景気回復も『人手が足りない』企業続出、人材関連銘柄を深掘り特集』でも深く掘り下げましたが、労働力の確保はどの企業にとっても重要な課題となります。

今回は、こうした人手不足問題を背景に中長期的に恩恵を受けるであろう、アウトソーシング<2427>を深掘り特集していきたいと思います。



■アウトソーシング<2427>の会社情報
▽アウトソーシング<2427>とは？
工場などの製造ラインへの人材派遣を得意とするのがアウトソーシング<2427>です。

東海地方、関東地方を地盤に全国展開しており、人材派遣・業務請負業界では中堅どころの会社となります。

創業は1997年。会長であり筆頭株主でもある土井晴彦氏が静岡県で会社を立ち上げ、今では自動車や電気機器を中心に幅広い業界との取引を行っている企業となります。

2009年にはフルキャスト<4848>から製造業派遣・請負の子会社を買収するなど事業規模の拡大を推進中。

また、東南アジアへも積極的に進出しており、今後の継続的な成長が期待できる企業といえるでしょう。


▽アウトソーシング<2427>の企業情報
市場：東証1部
貸借：貸借銘柄
業種：サービス業
連結事業：国内技術系アウトソーシング30、国内製造系アウトソーシング26、海外39、他5
本社所在地：〒100-0005　東京都千代田区丸の内1-8-3　丸の内トラストタワー本館
上場年月日：1997年1月6日



■アウトソーシング<2427>の株主優待情報
決算：12月末日
権利確定月：12月末日
単元株数：100株

対象株主：毎年12月31日現在の株主名簿に記載された、株式1単元（100株）以上を保有する株主が対象。

優待内容：1年間に1回、クオカード発行し、各株主に送付。

所有株式数 　　　　優待内容
100株以上　　　　 年間2,000円相当のクオカード
1,000株以上　　　年間3,000円相当のクオカード
5,000株以上　　　年間4,000円相当のクオカード



■アウトソーシング<2427>の株価分析
アウトソーシング<2427>の現在株価は。4,480円（2017年4月7日終値）となっています。


▽日足で考えるアウトソーシング<2427>の短期売買シナリオ
日足チャートを見てみると、
・2017年3月31日の高値4,570円
・2017年4月6日の高値4,535円
を結んだラインが、短期的な上値抵抗線となっています。

また、3月中旬に揉んでいた4,000〜4,200円が目先の下値支持線として機能するのではないかと考えられます。

上方向への圧力は強まっている状態で、今週、終値ベースで上値抵抗線を抜いてきた場合には、短期的なエントリーも一考。

短期売買エントリーポイント：上値抵抗線を終値ベースで上抜いてきたタイミングでエントリー


▽週足で考えるアウトソーシング<2427>の中長期売買シナリオ
週足チャートを見てみると、
・2016年6月13日の週の高値5,330円
・2017年1月23日の週の高値3,975円
を結んだラインが上値抵抗となっている、右肩下がりのチャート形状となっていたのを、2017年2月27日に上抜けてきています。

既にエントリータイミングが抜けてきているようにも感じますが、今後の業績の伸びを考えると、まだまだ株価は上昇していく見込みが高いと考えられます。

また、日足で上値抵抗線をブレイクしてくれば、上場来高値圏への再チャレンジの流れが加速してくるのではないかと見ています。

中長期売買エントリーポイント：押し目を狙っての4,000〜4,200円台


▽アウトソーシング<2427>のネットネット指数
割安な銘柄を探し出す指数として使わるれこともあるネットネット指数。

アウトソーシング<2427>のネットネット指数は、
0（2017年4月7日終値で計算）
となっています。



当ブログでは、個人的に注目しているテーマ関連株の深掘り、個別銘柄の考察、世界経済の今後の流れ、投資全般に役立つ情報を定期的に発信しています。チャート画像付きでの解説などもありますので、ブログも併せてお読み頂けますとより深くご理解頂けるかもしれません。

「投資顧問会社社長　ブログ」で検索してもらえれば、当ブログ「元投資顧問会社社長のチラシの裏」が出てくると思います。


----

執筆者名:元・社長
ブログ名:元投資顧問会社社長のチラシの裏


＜KS＞