マザーズ先物見通し：外部環境の好転を背景にリスクオンか

本日のマザーズ先物は、米国株高や円安進行など外部環境の好転を背景に買いが先行しそうだ。前日の米国市場は、「米中両国が貿易協議の『第1段階』合意の条件面で一致した」などとする海外メディアの報道を受けて、米中協議進展期待が高まり、米主要株価指数は大幅に続伸、シカゴの日経225先物も大幅高となった。為替市場でも1ドル＝109円40銭台まで円安が進むなどリスク選好ムードが強まっており、この流れを受ける形で、東京市場でも買い先行スタートが予想され、個人投資家センチメントの改善によってマザーズ先物にもプラスに働くだろう。ただ、米中協議については、一部ではまだ慎重な見方も残っていることに加えて、マザーズ先物はナイトセッションの間に大きく上昇して上述した要因を相当程度に織り込んでいるとみられる。そのため、日中取引に入ってからの一段の上昇余地はあまり大きくないと予想され、買い一巡後は上値が重くなる可能性も想定されよう。上値のメドは885.0pt、下値のメドは875.0ptとする。

＜YN＞