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■導入の背景とポケット学芸員選定理由
御船町恐竜博物館では、生涯学習の推進と、より多くの方にご満足いただける博物館を目指し、かねてより音声ガイドの導入を検討していましたが、音声ガイド用の機器の導入やその運用方法に関し、予算と人員確保の面で課題を抱えていました。ポケット学芸員は、同館で既に導入していたクラウド型収蔵品管理システム「I.B.MUSEUM SaaS」に付随しているため、費用の負担なく導入でき、さらに、利用者自身の端末を利用するので機器の運用に伴う負担もありません。以上の理由から、ポケット学芸員を選定したとのことです。
■配信コンテンツの特徴
古生物に詳しくない方やお子様にもわかりやすい解説文と、それをもとにした解説動画が一緒に提供されています。解説文を音声で聞くことはもちろん、動画の視覚情報によって、より一層わかりやすい内容となっています。また、これまで同館の展示室で流れる映像には、字幕が付いていませんでした。今回、字幕を付した映像を作成しポケット学芸員で見られるようにすることで、視聴環境の改善にもつながっています。
■御船町恐竜博物館について
御船町（熊本県）には、白亜紀後期の多様な化石を産出する御船層群が広く分布しています。御船町恐竜博物館はフィールドに建てられた自然史博物館として、「御船層群」と「恐竜」をキーワードに、地域の人々や世界中の博物館と連携しながら活動を展開しています。古生物資料を中心に約19,000点を収蔵し、特に御船層群の脊椎動物化石は他に例を見ない特徴的なコレクションです。また、「恐竜進化大行進」とよばれる、世界中から集められた恐竜の全身骨格19体は大迫力で、みどころの一つとなっています。展示室はオープンラボと称するバックヤードへ直結しており、研究や化石のクリーニング作業等の様子をガラス越しに見学することができます。
■ポケット学芸員の概要
「ポケット学芸員」は、スマートフォンを利用して展示解説を閲覧・視聴できるガイドアプリです。ひとつのアプリを複数のミュージアムで共用的に使える点が特徴で、スマートフォンにインストールしておけば、全国のサービス実施館で展示ガイドを利用することができます。
ガイド内容は、それぞれの博物館・美術館が独自に工夫して制作する仕組みを採用。館によってテキスト画面だけでなく写真や動画、音声など多様なスタイルで情報が配信されています。
アプリホームページ ： http://welcome.mapps.ne.jp/pocket
アプリのFacebookページ ： https://www.facebook.com/pocketcurator/?fref=ts
＜2024年11月30日時点でサービス提供中および提供予定のミュージアム＞
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【導入施設】
御船町恐竜博物館
熊本県上益城郡御船町大字御船995-6
TEL:096-282-4051
https://mifunemuseum.jp/
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