大ヒット公開中の映画『侍タイムスリッパー』
安田淳一監督・ヒロイン沙倉ゆうのが
撮影秘話＆ミニシアターにまつわるエピソードを披露！
全国興行生活衛生同業組合連合会（略称：全興連）がミニシアター（※）を対象にクラウドファンディングを活用したミニシアター支援プロジェクトを現在実施しています。
※ミニシアターとは、4スクリーン以下で、単館系・アート系と呼ばれる作品を主として上映する劇場を対象としています。
同プロジェクトの一環で、池袋シネマ・ロサの公開から始まったミニシアター発の大ヒット映画『侍タイムスリッパー』の安田淳一監督とヒロインの沙倉ゆうのが、兵庫県をはじめとする各ミニシアターを巡回する舞台挨拶に登壇し、ミニシアターが置かれている状況の周知と支援について話しました。
【ミニシアター支援プロジェクトとは？】
映画文化の礎とも言えるミニシアターが、いま新たに存続の危機を迎えています。
経済性が難しい業態であり、厳しい経営状態が続くミニシアターは、コロナ禍での自粛要請等により全国で閉館の連鎖が起きる危機に直面するも、ミニシアター・エイド基金などを通じての映画ファンの支援によってなんとか危機を乗り越えてきました。
しかし、継続危機が去ったわけではなく、事業継承や老朽化した設備への投資といった問題により新たな危機を迎えています。
このような状況を打破すべく、全国興行生活衛生同業組合連合会（略称：全興連）によるクラウドファンディングを活用したミニシアター支援プロジェクトが立ち上がりました。
特設HP：https://moviewalker.jp/special/minitheater/
【イベント概要】
イベント名：『侍タイムスリッパー』舞台挨拶×ミニシアター支援プロジェクト
日時：2024年10月6日（日）
会場：（1）塚口サンサン劇場 （2）岡山メルパ （3）広島八丁座
登壇者：（『侍タイムスリッパー』監督・キャスト）安田淳一（やすだ じゅんいち）監督、沙倉ゆうの（さくら ゆうの）
（MC／ミニシアター支援プロジェクト アンバサダー）沖田遊戯（おきた ゆうぎ）、柳生玄十郎（やぎゅう げんじゅうろう）
※敬称略
【イベントレポート】
10月6日、ミニシアター支援プロジェクトとコラボした『侍タイムスリッパー』舞台挨拶が行われ、安田淳一監督、ヒロイン・沙倉ゆうの、ミニシアター支援プロジェクトのアンバサダーである沖田遊戯としゃべんじゃーず代表・柳生玄十郎が、各地のミニシアターを巡りました。
安田監督は「まだ池袋ロサでの都内1館での公開しか決まっていなかった頃から、直接私のもとに全国のミニシアターの映画館から上映についての問い合わせを頂いていたんです。この作品が日本中のお客様にお届けできるかも！という可能性を感じて、すごく勇気が湧いてきて、映画館からの声がわたしにとってとても力になりました。今回の支援プロジェクトにこのような形で参加させてもらえて嬉しい想いです」と語っています。
この日の舞台挨拶1か所目となった兵庫県尼崎市の塚口サンサン劇場では地元出身の柳生がMCを務め、厳しい経営状態が続くミニシアターの現状を来場者に説明。先んじて事業継承のためにクラウドファンディングをスタートしている新潟の高田世界館では目標額を上回る支援が集まっていることや、この状況を広く知ってもらうためのSNSキャンペーンが実施されていることを伝えると、満席の会場からは温かい拍手が起きました。
安田監督は「実はSNSでお客様から『塚口サンサン劇場でも上映してほしい』という声が上がるより前から、塚口サンサン劇場からは『侍タイムスリッパーを上映したい』というご連絡をいただいておりました。早いタイミングで注目していただいたことが嬉しくて、ぜひとも！と即答いたしました」と、 “侍タイ”現象が起こる前の秘話を披露しました。沙倉は「わたしは西宮出身なので、小さなころは母と一緒にこの塚口サンサン劇場に映画をよく観に来ていました」と楽しかった思い出と共に、幼少期から親しんだ劇場のエピソードを話しました。
2か所目は岡山県岡山市の岡山メルパ。沙倉は「（『侍タイムスリッパー』主演の）山口馬木也さんの出身地ということで、今日来ることをすごく楽しみにしていました。山口さんがずっと『実家の家族にもぜひ映画館で観てほしい』とおっしゃっていたのを聞いていましたので、岡山でも上映してもらえることになって本当にうれしいです」と感無量の面持ちで話しました。岡山メルパでは公開からすでに約1か月が経過しながらも、熱心なファンが数多く訪れ、『侍タイムスリッパー』の製作秘話をはじめとする安田監督と沙倉のトークに耳を傾けていました。
そして、最後の舞台挨拶は広島県広島市の八丁座で行われました。MCは広島出身のYouTuber沖田が務め、監督から自主映画ならではの“出資”に関する秘話を引き出すと劇場は大盛りあがり。また安田監督は八丁座について「まず、椅子がいい！」と通常の映画館よりも大きく高級感にあふれる椅子をはじめとした鑑賞環境を絶賛しました。
舞台挨拶の締めくくりとして、安田監督が「皆さん、ミニシアターの置かれた状況を広く知ってもらうために「#ミニシアターへ行こう」のハッシュタグをぜひSNSで拡散してください！」と呼びかけると、満席の会場からは賛同の拍手が沸き起こり、和やかな雰囲気の中、無事『侍タイムスリッパー』のミニシアター巡回舞台挨拶は終了しました。
登壇者と来場者の距離が近いミニシアターならではの環境で、ミニシアターに関する話だけではなく、『侍タイムスリッパー』にまつわる裏話を安田監督、沙倉が披露し、時に質疑応答も交えながら、大盛況で今回の舞台挨拶は幕を閉じました。
柳生が塚口サンサン劇場、沖田が八丁座を取材し、ミニシアターならではのおもしろい取り組みや個性的な魅力に迫った動画が今後、それぞれのYouTubeチャンネルで公開予定です。安田監督と沙倉のインタビューもありますので、あわせてご覧ください。
【ミニシアター支援プロジェクト アンバサダー】
しゃべんじゃーず代表 柳生玄十郎（やぎゅう げんじゅうろう）
Youtube：しゃべんじゃーず www.youtube.com/@syavengers
沖田遊戯（おきた ゆうぎ）
Youtube：沖田遊戯の映画アジト www.youtube.com/@EIGAYUUGI
【ミニシアター支援プロジェクト クラウドファンディングについて】
「MOTION GALLERY」を活用したクラウドファンディングによる資金調達支援を順次実施予定。
第1弾となった日本最古級の映画館「高田世界館」（新潟県上越市）のクラウドファンディングはすでに目標額を達成しています。企画に賛同してくれたYouTuberを映画館のアンバサダーに起用し、クラウドファンディングを一緒に盛り上げていきます。
【MOTION GALLERY】 https://motion-gallery.net/
【全興連 佐々木伸一会長 ミニシアター支援プロジェクトに関するコメント】
映画ファンの皆さん！いま「ミニシアター」が苦境に立たされているのはご存じでしょうか。
コロナ禍後のお客様の回復が途上であること、既設のデジタルシネマが更新の時期を一斉に迎え大きな設備投資が必要となることなどにより、一部のアンケートでは全体の２～3割程度が閉館をも検討する厳しい状況です。ミニシアターがなければ、次世代の作り手の映画が日の目を見ることもなくなり、日本文化の大きな損失です。この企画で、すこしでもそれを救うことができればと思っています。映画文化継承のためにも皆さんの力を貸してください！
【ミニシアター支援プロジェクト ハッシュタグキャンペーン】
キャンペーンハッシュタグ「#ミニシアターへ行こう」をつけてミニシアター情報をシェアすると、抽選で「映画GIFT 2000円分」が毎月10名にあたるキャンペーンを実施しています。
期間：2024年10月6日（日）～2025年1月31日（金）まで ※第一弾：10月31日（木）まで
詳細：https://moviewalker.jp/special/minitheater/
【『侍タイムスリッパー』作品情報】
公式サイト：https://www.samutai.net/
タイトル：侍タイムスリッパー
絶賛公開中
（C）2024 未来映画社
配給：ギャガ 未来映画社
配信元企業：有限会社ドロップ
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