データ収集（DAQ）システムの市場規模、2026年に22億5000万米ドル到達予測

株式会社グローバルインフォメーション（所在地：神奈川県川崎市、代表者：小野悟、証券コード：東証スタンダード 4171）は、市場調査レポート「データ収集（DAQ）システムの世界市場（2022年）」（The Business Research Company）の販売を8月15日より開始いたしました。

【 当レポートの詳細目次 】
https://www.gii.co.jp/report/tbrc1105284-data-acquisition-daq-system-global-market-report.html

データ収集（DAQ）システムの市場規模は、2021年の16億4000万米ドルからCAGR6.5％で成長し、2022年に17億5000万米ドルとし、さらに2026年には22億5000万米ドルに達すると予測されています。

データ収集（DAQ）システム市場は、物理的または電気的特性を測定・記録し、システムの性能を把握できる事業体（組織、個人事業主、パートナーシップ）によるデータ収集（DAQ）システムの販売で構成されています。DAQシステムは、電流、電圧、圧力、温度、音などの電気的・物理的現象の計測を支援するコンピュータベースの計測システムで、データを取得、保存して、さらに科学的、工学的に検討することができます。

データ収集（DAQ）システムの主な種類は、PCI（Peripheral Component Interconnect）、LXI（LAN extensions for instrumentation）/イーサネット、VXI（VME extensions for instrumentation）、PXI（PCI extensions for instrumentation）、USB（Universal serial bus）、スタンドアローンがあります。主なコンポーネントは、ハードウェアとソフトウェアでで、高速（100ks/s以上）と低速（100ks/s未満）に二分されます。航空宇宙・防衛、エネルギー・電力、自動車・輸送、無線通信・インフラ、水・廃水処理、ヘルスケア、食品・飲料などの産業で、研究・分析、製造・品質、資産状態監視、設計検証・修理目的で採用されます。2021年のデータ収集（DAQ）システム市場では、北米が最大地域となりました。アジア太平洋地域は、今後最も急速に成長する地域となる見込みです。

自動化の需要の高まりは、データ収集（DAQ）システム市場の成長を大きく後押ししています。自動化とは、商品やサービスの生産と提供のために、人間の介入を最小限に抑えた技術の応用を指します。産業界の大半は、エラーを削減し、反復作業を減らし、処理コストを削減するために、自動化技術を採用しています。産業界における自動化の需要の高まりは、データ収集（DAQ）システムの利用を直接的に促進しています。例えば、国際的な非政府組織およびロビー団体である世界経済フォーラムの「Future of Jobs Survey 2020」によると、ビジネスリーダーの50％が反復作業の自動化を導入する予定であり、ビジネスリーダーの85％が自動化によって企業にとって重要な目標に集中できる時間が増えると回答しています。自動化に対する需要の高まりがデータ収集（DAQ）システム市場の成長を促進しています。

製品の技術革新は、データ収集（DAQ）システム市場で人気を得ている主要な傾向です。市場プレーヤーは、市場成長戦略のために革新的な製品を開発しています。例えば、2021年11月、米国の海事産業向けデータ取得会社であるMETIS Cyberspace Technology SAは、船舶性能分析の開発を可能にし、データ転送とモニタリングを強化する次世代自動データ取得システム「Ship Connect」を発表しました。このシステムは、ネットワーク帯域を最適化し、船舶の機器からMETISクラウドプラットフォームに測定値を転送し、即座に分析に利用できるようにするものです。

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当社は、2020年12月24日に東京証券取引所へ上場いたしました（東証スタンダード市場：4171）。



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