”CO2を資源に” 触媒を利用した二酸化炭素の有用成分への変換、2017年～2022年の国内特許情報から技術と企業を調査

技術系の特許情報サービスを提供する 株式会社ネオテクノロジー（本社：東京都千代田区　代表取締役：中島　隆）は、二酸化炭素を再利用するために、還元等の反応を利用する触媒技術に着目して、2017年7月1日以後、2022年5月31日までに発行された国内特許情報を調査し、2022年7月11日に調査結果をまとめた特許レポートを発刊しました。
タイトル：触媒を利用した二酸化炭素の有用成分への変換　～カーボンリサイクルに向けて～
https://cutt.ly/nLHD2Y6

近年、二酸化炭素を“資源”ととらえ、素材や燃料等に再利用することで大気中への二酸化炭素排出を抑制する「カーボンリサイクル」に注目が集まっています。本特許レポートでは、二酸化炭素を再利用するために、還元等の反応を利用する触媒技術に着目しました（「還元」や「反応」という用語に限らず、炭酸ガスを何らかの方法で、有用な物質に変換する技術を含む）。この結果、カーボンリサイクルへの関心の高まりを反映して、多様な出願人が関わっていることが分かりました。

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１． 調査結果と技術分類別件数
2017年7月1日から2022年5月31日までに発行された国内の公開特許・（再）公表特許情報2201件を調査し、656件を抽出しました。抽出特許情報については、CO2をどのような有用成分に変換しているのか、という観点で技術分類を付与しました。分類付与した結果は下記の通りです（技術分類は複数付与している場合があります）。

A．一酸化炭素への還元：98件
B．メタノール等の生成：245件
　　・メタン等の炭化水素
　　・メタノール等のアルコール
　　・ギ酸等の低分子化合物
C．複雑な化合物の生成：97件
D．電気化学反応の触媒：139件
E．その他 ：31件
S．参考情報：75件

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２． 出願人ランキング
抽出した656件の出願人を集計しました。上位企業の出願人ランキングはか下記の通りです。

1位　株式会社豊田中央研究所：54件
2位　株式会社東芝 37件
3位　国立研究開発法人産業技術総合研究所：30件
4位　日本製鉄株式会社：25件
5位　積水化学工業株式会社：21件
5位　株式会社日立製作所：21件
7位　東京瓦斯株式会社：14件
8位　古河電気工業株式会社：13件
8位　三菱ケミカル株式会社：13件
8位　大阪瓦斯株式会社：13件
8位　東ソー株式会社：13件

【特許レポート概要】
タイトル：ダイナミックマップ　触媒を利用した二酸化炭素の有用成分への変換　～カーボンリサイクルに向けて～
発刊：2022年7月11日（月）
発行：株式会社ネオテクノロジー
価格：189,000円（税込み）

【関連特許レポート】
・二酸化炭素CO2分離膜　https://cutt.ly/hLHK10M
・藻類による炭酸ガスの吸収・利用　https://cutt.ly/2LHKGAY
・人工光合成　二酸化炭素の還元　https://cutt.ly/YLHK49r

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会社名：株式会社ネオテクノロジー
代表者：代表取締役社長　中島　隆
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