
すでに大阪を拠点とする工業用2号油製造業者と契約締結済。植物性のリサイクル廃油は、シンガポール等で、大型船舶にトランスシップされ、バイオディーゼル先進国のEU諸国へ向けて出荷される。
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社長の佐佐木は、バイオ燃料の業界に新規参入し、今後の展望をこう述べる。「個人や企業、自治体などから、大小を問わず、廃食油を売ってくれる人から粛々と買って行きたいと思っています。これまでは、産業廃棄物として業者へお金を支払って廃油を処理をしてもらっていた業者や飲食店は多かったと思いますし、ご家庭などでは、コミュニティーセンター等で回収してもらったり、固めて捨てていたと思います。日本ではバイオディーゼルが、それほど浸透しなかったのですが、ヨーロッパでは、現在、なくてはならないエネルギーのひとつになっているようです。日本の天ぷら油の廃油などをEU諸国でぜひ利用してもらい、ほのかに、てんぷらや竜田揚げの香るベンツやBMWで颯爽とアウトバーンを走ってもらうことも、なかなかおもしろいと思います。」
また、バイオ燃料業界へ新規参入にあたり違和感のある事例にも直面したという。「日本では廃油を取り扱う業者が2局化しています。まず起業家などでバイオ燃料の原料として廃油を適正に調達するグループがいます。またはむかしからいる産業廃棄物の回収業者です。後者の産業廃棄物業者は、まず廃油を処理してやるからと、処理費用や作業賃を請求してきます。つぎに、それをバイオディーゼルの関係者に高く売ってきます。つまり両方から2重にお金をもらっているのです。こういったビジネスのスタイルは、産業廃棄物業者らにとっては、ごくあたりまえなのかもしれません。しかし売買する物品が、エネルギー原料の場合、これはよくないと感じました。日本でもヨーロッパでも同じですが、最終的にバイオディーゼル製品を購入するのは一般の消費者なのです。なので適切な取引をしなければ、最終的に消費者の生活を圧迫することにつながってしまいます。世界中が、コロナからの復活期です。とくにエネルギーの業界では、原料を調達する者には高いソーシャル・リスポンシビリティーや、ビジネスモラルが求められていると思います。決して、どなたかの利権のようになってはいけない分野だと思います。」と佐佐木社長は語る。
今月大阪の南港から輸出が開始される。キューネ・アンド・ナーゲル社がコンテナを確保済。フレキシタンクは、大阪の作業所の環境に合わせLET社がカスタムメイドしてくれた。業界はペットおやつとは全く異なるが、共通するところも多くあり、まず輸出や外航海運についてはAsakoSasaki Inc.(株)の専門分野。社長佐佐木の語学力で、世界を股にかける交渉力がさらに大きな飛躍を遂げることに関係者は期待している。
配信元企業:AsakoSasaki Inc.株式会社
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