リバーベッド、SD-WAN「Riverbed SteelConnect EX」を国内で本格的に販売開始

リバーベッドテクノロジー株式会社（東京都渋谷区、以下、リバーベッド）は、本日、新しいSD-WANポートフォリオ「Riverbed SteelConnect EX」を国内で本格的に販売開始することを発表しました。本製品は、マルチベンダー対応のSD-WAN、統合型アプリケーション高速化機能、高度なネットワークセキュリティを採用したWANエッジソリューションであり、大企業や通信事業者の保有する複雑かつ大規模なネットワークが抱える課題を解決します。

デジタルトランスフォーメーションの促進により、企業ネットワークと、それを運用するIT担当者は、大きな課題に直面しています。働く場所の分散化が進み、業務に不可欠なアプリケーションがクラウド環境に置かれることで、WANの更新と、アプリの配信方法を見直す必要に迫られています。企業のデジタルに対するニーズに応えるべく、IT責任者は、オンプレミスでのインフラストラクチャと、プライベートとパブリックのトランスポートタイプで接続された、ハイブリッドのWAN構成を導入しています。しかし、従来型のネットワークの場合、こうしたハイブリッド環境を管理、保護、最適化することは、パフォーマンスやコストの点で非常に複雑になります。

SD-WANは、ハイブリッドおよびインターネットのみのWAN管理の複雑性を克服し、俊敏性の向上とWAN回線コストの削減を実現する、適切なアプローチとして期待されています。しかし、大企業がSD-WANを段階的に展開する場合、SD-WANソリューションとレガシーネットワークとの直接的な連携ができないなどの理由から、採用状況は極めて限定的なものになっています。

Riverbed SteelConnect EXは、大企業が新たに採用できる標準的なSD-WAN製品であり、大企業や通信事業者向けのルーティング機能により、レガシーネットワークとのシームレスな共存や相互運用が可能です。加えて、クラス最高のSD-WANサービスにより、ハイブリッドやインターネットベースの構成の運用効率や、WANの信頼性を向上します。さらに、業界をリードするアプリケーション高速化機能により、オンプレミス、クラウド、SaaSベースのアプリのパフォーマンスが最大33倍以上向上し、ユーザーエクスペリエンスを最適化できます。また、高度なネットワークセキュリティサービスを提供することで、インターネットでホストされた遠隔地のアプリケーションにも直接アクセスできるので、企業の将来的なセキュリティ戦略にも対応します。

リバーベッドの実現する次世代ネットワーク
IT責任者がWANの更新に関する戦略を策定する際、拡大したパブリッククラウドのワークロードとSaaSアプリケーション、人・場所・モノに対する広範な接続性からインターネットに対するネットワークトラフィックの移行と、その影響と要件について包括的に取り組む必要があります。従来型のネットワークから脱却する際には、ソフトウェア定義型かつパフォーマンス主導型で、分析機能を保有しながらセキュリティを担保する、リバーベッドが提供するような次世代ネットワークへの抜本的な移行が求められます。

リバーベッドの製品は、クラス最高のSD-WANと高度なネットワークセキュリティ、業界をリードするアプリケーション高速化機能を組み合わせています。これにより、世界で最も複雑かつセキュアなネットワークを有する大規模（5,000か所）な環境でもSD-WANを確実に導入・運用できます。Riverbed SteelConnect EX の製品構成は以下の通りです。

・　SteelConnect EX SD-WAN：企業は、高いコスト効果でWAN容量を拡大し、新規サイトや新規アプリケーションの展開を加速し、ハイブリッドおよびインターネットを活用したWAN構成の運用を合理化できます。
・　SteelConnect EX App Acceleration：業界をリードするアプリケーション高速化機能と最適化機能によって、オンプレミス、クラウド、SaaSベースのアプリケーションを対象に、それらのパフォーマンスを最大33倍以上向上し、より魅力的なエンドユーザー体験を実現します。SteelConnect EXは、既存のSteelHeadの物理・仮想アプライアンスとの直接的な相互運用が可能です。また、SteelConnect EXの提供開始とともに、リバーベッドの業界をリードするアプリケーション高速化機能と最適化機能を、2020年第1四半期にSteelConnect EXプラットフォームへ統合し、統合型SD-WANエッジソリューションを提供する計画も発表しています。
・　SteelConnect EX Security：完全統合型・階層型のセキュリティサービスを通じ、支社のセキュリティを高度化・簡素化します。次世代ファイアウォール（NGFW）、セキュアWebゲートウェイ（SWG）、アンチウィルス（AV）、侵入検知／保護サービス（IDS/IPS）など、幅広いセキュリティ機能を提供します。

クラウド環境のネットワークパフォーマンス管理
リバーベッドは、マルチクラウド、プライベートクラウド、ハイブリッドクラウド環境でITの効率性とパフォーマンスを包括的に可視化／制御できる次世代のクラウドモニタリング機能を通じ、ネットワークパフォーマンス管理（NPM）ソリューションを飛躍的に進歩させました。

・　SteelCentral AppResponse Cloud：ネットワークとアプリケーションの可視性を高め、Amazon Web Services（AWS）に加えて、AWS GovCloud WestやMicrosoft Azureの環境も可視化できます。
・　SteelCentral NetProfiler Virtual／SteelCentral Flow Gateway Virtual：仮想化、プライベートクラウド、パブリッククラウドの環境向けにフローベースのモニタリングを行う両製品の、柔軟性、規模、処理能力を向上しました。顧客企業は、機能面で妥協することなく、自社のニーズに最適な導入モデルを柔軟に選択できます。
・　SteelCentral NetIM 2.0：アーキテクチャを全面的に見直したインフラストラクチャモニタリングソリューションです。コンテナ化された最新アーキテクチャを採用することで、パフォーマンスの大幅な向上、大規模な拡張性、クラウド対応の導入環境を実現します。
・　AppResponse CloudとSteelCentral NetProfilerの連携：パケットベース、フローベースでモニタリングを行い、オンプレミス、仮想化、クラウドの環境を対象に、ネットワークパフォーマンスについて、統合型の包括的なビューを実現します。

リバーベッドテクノロジー株式会社 代表執行役社長の大橋裕司は以下のように述べています。
「当社は現在、市場で最も完全で強力なデジタルネットワーキングソリューションを提供しており、組織がより高いレベルの俊敏性、効率性、革新性、および成長を達成できるよう支援しています。新しいSteelConnect EXは、拡張性、パフォーマンス、そしてセキュリティを網羅しており、最も複雑なネットワークのニーズに対応します。また、本製品の提供は昨年締結された、キャリアグレードのSD-WANベンダーである米Versa Networks社とのOEM契約によって実現しました。この契約により、当社はお客様にさらに幅広い選択肢を提供し、世界中のあらゆる規模、業種のお客様の最新ネットワークニーズに対応できるようになりました。この拡張されたポートフォリオをもって、当社は、引き続き国内の市場を牽引していく所存です。」

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リバーベッドについて
リバーベッドのソリューションは、組織のネットワークとアプリケーションのパフォーマンスと可視性を最大化します。これにより、今日のIT環境の複雑さが解消され、お客様がデジタルとクラウドへの投資を十分に活用できるようになります。Riverbed NetworkとApplication Performance Platformを使用すると、組織はあらゆるアプリケーションのあらゆるネットワークのパフォーマンスを視覚化、最適化、修正、そして加速できます。このプラットフォームは、クラス最高のWAN最適化、ネットワークパフォーマンス管理（NPM）、アプリケーションアクセラレーション（Office 365、SaaS、クライアントとクラウドアクセラレーションを含む）、そしてエンタープライズクラスのSD-WANにより、パフォーマンスと可視性に総合的に対応します。30,000を超えるリバーベッドのお客様には、Fortune 100企業の99％が含まれています。詳細については、riverbed.com/jp/をご覧ください。

本文中に記載のあるリバーベッドならびにリバーベッド製品およびサービスの名称またはロゴは、Riverbed Technology, Inc.の商標です。その他すべての商標は、所有者である各社に帰属します。



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