2017年9月の「出前館」注文総数は前年比128.8％ ～27ヶ月連続で前年比120％以上の成長～

1.　今月の動き
9月の「出前館」における出前注文総数は、156万5,063件となり前年同月比、27ヶ月連続で前年比120％以上の成長となった。
1店舗あたりの出前注文数は、「レストラン」ジャンルが最も多く、出前館全体の平均と比較して2.0倍だった。
「レストラン」は、１人前の食事から、惣菜や数種類の料理を盛り合わせたパーティーセットなど幅広く取り扱っているため、さまざまなシーンに合わせて注文することができることが注文数の伸びにつながったと考えられる。
また、対象の店舗は少ないものの1店舗あたりの出前注文数では、「カフェ・スイーツ」ジャンルの注文も2016年12月頃から徐々に増えてきており、成長率は全ジャンルの中で最も高い。

2.　地域別の出前注文トレンド
1店舗あたりの注文数の前年同月比は、
北海道・東北：122％、首都圏：108％、東海：112％、関西：110％、九州：113％　
●　いずれのエリアでも「レストラン」ジャンルが前年同月比大幅増となっている。北海道・東北エリアは前年
　　 同月比148％、首都圏・東海・関西は同130％、九州では同151％だった。
●　「洋食」ジャンルも北海道・東北エリアでは前年同月比131％、関西、九州では同120％と伸びている。
●　東海エリアでは、出前注文総数同様に「エスニック」ジャンルの伸びが目立った。

3.　都道府県の注文傾向
北海道・東北エリアでは、「中華」ジャンルにおける1店舗あたりの出前注文数が全国平均の約2倍だった。　
そこで今回は、北海道の「中華」ジャンルでどういったメニューが注文されているのかを調査したところ以下のような特徴があった。
●　「餃子」は人気で、上位10位以内に3品入っている。価格も手頃で、麺類や弁当などとセットでの
　　注文が考えられる。
●　同ジャンルにおける弁当の注文割合が全国の傾向と比較して多く見られた。
●　「味噌ラーメン」や「あんかけ」「とんこつスープ」などこってり系のメニューが人気。

北海道の「中華」ジャンル 注文数トップ5
１位　「新！元祖餃子」（280円／大阪王将）
２位　ギョーザ（389円／ラーメン　さんぱち）
３位　味噌ラーメン（799円／ラーメン　さんぱち）
４位　五目あんかけ焼きそば（850円／とんかつ・中華料理の「うまい館」）
５位　チンジャオロース弁当（960円／とんかつ・中華料理の「うまい館」）

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