充電ケーブルの過熱を防止する表面実装PPTCデバイス PolySwitch（R）（ポリスイッチ）「LoRhoシリーズ」を新発売 コンパクトサイズで低抵抗性、高電圧定格特性、復帰性を実現

回路保護分野におけるグローバルリーダー、リテルヒューズ・インク （本社：米国イリノイ州シカゴ市、NASDAQ：LFUS）の日本法人であるLittelfuseジャパン合同会社（本社：東京都港区）は、表面実装（SMD）の復帰型ポリマー正温度係数（PPTC）デバイス、PolySwitch（R）「LoRhoシリーズ」を、本年6月中旬より発売します。

「LoRhoシリーズ」は、コンパクトサイズで、低抵抗性、高い定格電圧、復帰性を兼ね備え、1つのデバイスでの過電流と過熱の保護を可能にします。コネクタの小型化にともないピン間隔が狭くなることで、汚れ、ホコリ、水分、ゴミなどによる電気的不具合を引き起こしやすくなります。このような不具合による異常発熱は充電ケーブルや充電される装置に損傷を与えるだけでなく使用者の怪我の原因にもつながります。「LoRhoシリーズ」は、スマートフォン、タブレット、ノートパソコン、テレビ、セットトップボックス、カメラ、ゲーム機など高電圧・大電流による高速充電用途において重要となる充電ケーブルやコネクタを、不具合による異常発熱から保護します。同シリーズをコネクタのVbusラインに配置することで、デバイスがいったん温度上昇を検知するとデバイスが動作し不具合が解消されるまで充電を停止します。不具合が解消されると、デバイスは復帰します。

なお、同製品は、当社の国内販売代理店を通じて販売します。

■特長
●SMDデバイスはリフローによる実装に対応しているため、リード型デバイスやストラップ型デバイスと比較して組立時間とコストの削減が可能。
●コンパクトな1206サイズ、1210サイズのパッケージは、USBタイプCコネクタの基板のスペースを節約し、USB-IFの寸法仕様に適応。
●最大電圧12Vdc、保持電流（I-hold）4.5Aまでの高速充電用途に最適。

■用途
充電ケーブル、microUSBやUSBタイプCなどのピンピッチ（ピン間隔）が狭いコネクタ

■仕様
保持電流（A）：3.5～4.5
トリップ電流（A）：6.3～9
最大定格電圧（V）：12
最大故障定格電流（A）：9～10
最大ワット損（W）：1
最小抵抗（RMIN） （Ohms）：0.002～0.004
最大抵抗（R1max） （Ohms）：0.01～0.018
最長トリップ時間（秒）：2～20

※詳細については、LoRhoシリーズの製品ページ（http://www.littelfuse.co.jp/products/resettable-ptcs/low-resistance/lorho-smd.aspx）をご覧ください。




リテルヒューズ について
1927年創立の Littelfuse, Inc.（本社：米国イリノイ州シカゴ市、NASDAQ：LFUS）は、回路保護分野におけるグローバルリーダーで、電力制御およびセンサー分野での世界的な躍進を確かなものにしつつあります。 同社は、ヒューズ、セミコンダクタ、ポリマー、セラミック、リレーおよびセンサーといった技術を必要とする電子機器、自動車および工業市場において世界中のお客様にサービスを提供しています。リテルヒューズは、北南米やヨーロッパ、アジアの40 カ所を超える拠点に1万人以上の従業員を抱えています。詳細についてはリテルヒューズのウェブサイトlittelfuse.comをご覧ください。

本製品に関するお問い合わせ
Littelfuseジャパン合同会社
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