アイティメディア株式会社（本社：東京都港区 代表取締役社長：大槻 利樹）が運営する、IT製品情報を掲載する無料会員制サイト『キーマンズネット』（http://www.keyman.or.jp/）は、IT製品の導入状況や製品の選定ポイント、IT担当者の関心事がわかるコーナー「IT担当者300人に聞きました（ http://www.keyman.or.jp/at/it300/ ）」を公開しています。
今回は企業のIT担当者を対象に「クラウドサービスに魅力を感じる点/懸念や不安を感じる点」「利用中のサービス」「サービスを選定する上で重要なポイント」「今後のクラウドサービスに期待すること」など、その実態が明らかになりましたので、結果の一部をお知らせします。
▼「クラウドサービスの利用状況（2015年）」記事はこちらから
http://www.keyman.or.jp/at/30007963/
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■未だ5割の企業が外部にデータを預けることに“心理的な不安”を感じている
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●クラウドに魅力を感じる点
1位「経費削減（IT投資の軽減）」50.5％
2位「運用管理負荷の軽減」49.8％
3位「利便性（スマートデバイスなどで簡単アクセスが可能に）」40.5％
4位「導入までの期間が短い」38.3％
5位「システムの拡張性」30.5％
●クラウドに懸念や不安を感じる点
1位「セキュリティ（不正侵入などの脅威）」65.2％
2位「サービスの安定性・継続性（可用性）」59.7％
3位「データを外部に預ける心理的不安」49.8％
4位「サポート体制」36.1％
5位「コンプライアンス」28.4％
クラウドに懸念や不安を感じる点において、「セキュリティ」に最も不安の声が寄せられる結果となったが、加えて、これだけクラウドサービスが普及した今でも約5割（49.8％）もの方がデータを外部に預ける“心理的な不安”を抱えている状況が明らかとなった。
▼図表や更なる分析結果はこちらから
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■選定基準は「月額費用」がトップ、「グローバルで活用できるか」もポイントに
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●クラウドサービスを選定する上で重要なポイント（利用中）
1位「月額費用」75.4％
2位「サービスの安定性・継続性（可用性）」71.6％
3位「セキュリティの堅牢性」64.2％
4位「運用負荷が小さい」44.8％
5位「サポート体制」33.6％
クラウドサービスを利用中の企業に「クラウドサービスを選定する上で重要なポイント」を伺ったところ、「月額費用」がトップとなり、“経費削減”に魅力を感じている人が多く、コストに関する項目が1番の選定基準となっているようだ。また、フリーコメントからは、「サポート体制も含めグローバルで利用可能であること」といった意見が複数挙がっており、今後企業導入のシステム・サービスはグローバルで活用できるか否かが要件の1つとなりそうだ。
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■約8割の企業がSaaSを利用中。IaaSは海外勢が上位3位を占める
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●利用中のクラウドサービス
「IaaS」38.0％
「PaaS」21.2％
「SaaS」78.1％
●IaaSで利用中のサービス
1位「AWS（Amazon Web Services）」42.4％
2位「Google App Engine」22.7％
3位「Microsoft Azure」16.7％
利用中のクラウドサービスは「SaaS」が78.1％と約8割の企業で利用されていることが明らかとなった。利用中のIaaSで具体的なサービス名を尋ねたところ、上記の通り海外ベンダのサービスが上位3位を占める結果となった。
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＜アンケート概要＞
○調査期間：2015年9月2日～2015年9月14日
○有効回答数：315
○調査対象：キーマンズネット会員
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