業界初のフルマネージド型エッジAIソリューションでIT/OTのサイロ化を解消し、産業および製造用途の高度なAIユースケースを実現する
センサー、デバイス、システムからのデータを単一のデータプレーンに統合、合成し、シームレスなオンプレミス処理とリアルタイム意思決定を促進する
小規模化されたタスク特化のAIモデルにより、高度なAI機能へのアクセス性を高め、AIのコストと複雑さを軽減する
ロンドン--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) --ITインフラストラクチャとサービスの代表的企業であるNTTデータは、AI処理をエッジに取り込み、IT/OTの融合を加速する新たなエッジAIプラットフォームを発表します。この独自のフルマネージド型ソリューションは、データが生成されたタイミングで、その場でデータを処理し、多様なIoTデバイス、システム、データを統合することで、リアルタイム意思決定、業務効率の向上、セキュアなAIアプリケーションのデプロイをあらゆる業界で可能にし、高度なIndustry 4.0テクノロジーを促進します。
これまで、生成AIと大規模言語モデル(LLM)にスポットライトが当てられてきましたが、これらのテクノロジーはリアルタイムでローカルな意思決定を必要とする業界にとって実用的とは言えません。NTTデータのエッジAIソリューションは、より小規模かつ効率的な機械学習モデルを用いて、大規模なデータセットをコンパクトなコンピューティング・プラットフォームで処理することで、この課題を克服し、リアルタイムのAIインサイトを提供します。
NTTデータのエッジAIは、エッジでのAIに必要なすべてのシステム、ツール、機能を含む、完全に包括的なマネージド型サービス・プラットフォームです。データの検出、収集、統合、計算能力、シームレスな接続性、AIモデルの管理に対応します。
エッジAIプラットフォームはNTTデータのコンサルティング・データサイエンティスト、マネージドサービス、グローバルな技術リソースを活用し、シャドーIoTの課題やAIインフラストラクチャの要件に対応します。組織全体のIoTデバイスやITアセットのデータを自動検出し、統合して処理することでこれを実現しているため、AIのデプロイと管理が簡素化されます。
AI主導のインサイトで業界固有の課題を解決する
業界固有の要件をサポートするために、エッジAIプラットフォームはより軽量でコスト効率の良いAIモデルを活用し、小規模なコンピューティング・ボックスで実行できるようになっています。ネットワーク環境全体に存在するさまざまなデバイスからデータを収集することで、エッジAIは安全性や業務効率のサポートなどの特定のタスクを実行し、瞬時に安全なデータ処理と分析を行えるようにします。
製造業では、センサー、機械、カメラ、アプリケーションからのIT/OTデータにアクセスし、計画を立てたり障害に対処したりすることで、向上した予知保全を活用できます。さらにNTTデータのエッジAIは、リアルタイムでエネルギー消費を監視して最適化することで、エネルギー需要の急増を予測し、機器使用状況を最適化し、再生可能エネルギーでのコストやCO2排出量を削減します。
NTTデータのエッジサービス担当グループ執行副社長であるシャヒード・アーメドは次のように述べています。「当社のエッジAIプラットフォームは、エッジでのAIを安全かつコスト効率よく推進する上で大きな飛躍を遂げています。軽量AIモデルでさまざまなセンサーやデバイスからのデータを調和させ、あらゆる自動化ユースケースをサポートすることにより、NTTデータのエッジAIは初のフルマネージド型オファーとしての産業AI導入を開拓し、企業がカスタマイズされた業界固有のソリューションによって最新の組織になれるよう支援します」
2000億米ドルの市場機会をつかむ
IDCによると、世界でのエッジコンピューティングへの投資は、2023年より15%増え、2320億米ドルに達すると予想されています。この成長は、2025年までに410億台を超えると予想されている、接続されたIoTデバイスの数の世界的な増加によって長期的なものとなります。
NTTデータは、1000人の業界専門家および、予定保全、フリート管理、コネクテッドファクトリー、エネルギー消費モニタリング、サステナビリティに関する数百のユースケースを結集した、専門のIoTコンサルティングおよびサービス事業により、大幅な市場シェアを手に入れる態勢を整えており、エッジAI市場開拓の取り組みを加速するために、グローバルで既に500人以上の販売エキスパートをトレーニングしてきました。
NTTデータによるエッジAIデプロイのアプローチでは、クライアントはITおよびOT環境の検出や診断を30日間、無料で活用できます。このソフトウエアは、事前ビルドされたOTインターフェイスの広範なライブラリにより、アセットを自動検出します。この初期段階の完了後、エッジAIソフトウエアは、セキュリティリスクや脆弱性の特定を含む、アセットとデータストリームの棚卸結果をまとめた包括的な診断レポートを生成します。
IDCヨーロッパの通信事業モビリティおよびIoTリサーチ担当アソシエイト・バイスプレジデントであるアレハンドロ・カデナス氏は次のように述べています。「企業にとって主な課題の1つは、断片化したデバイス、プラットフォーム、データソースのある環境全体から安全に、信頼できる形で業務データをキャプチャおよび集計した上で実用的なインサイトに変換することです。NTTデータの超軽量エッジAIはこれらの課題に対処し、データ主導の企業戦略の展開と導入を簡素化することで、リスクを軽減してスケジュールを短縮し、総保有コストや企業にとっての価値を最適化します」
史上初のフルマネージド型サービスで、エッジでの安全なAI導入を推進する
NTTデータのエッジAI用マネージドサービスは、デバイス、センサー、アセットの統合された見通しと管理を実現します。NTTデータは、専門家のサポートと高度なテクノロジーを用いて、企業が複雑なプロセスを簡素化し、コスト削減を促進し、パフォーマンスを強化してデジタル・トランスフォーメーションを加速できるよう支援します。
エッジAIは業界初のフルマネージド型IT/OTコンバージェンス・プラットフォームとして、メーカーに関係なく、物理的なアセットをデータ主導型インサイトのためのソフトウエア・アセットに変換します。マネージドサービスはエッジで稼働し、OTアセットをITアプリケーションと統合することで、業務効率をブーストします。さらにエッジAIでは、接続されたすべてのデバイスのファームウェア・バージョンを可視化できるため、脆弱性の修復や、全体的なデバイスのセキュリティが促進されます。
オムディアのプライベート・ネットワーク担当主幹アナリストであるパブロ・トマシ氏は次のように述べています。「コンピューティングとAIは、それらが企業にとって最大の価値を生む場所で稼働する必要があります。多くの産業企業にとって、データが生成される場所がそれにあたります。ユースケース固有の結果を促進するためにITおよびOTのデータを取り込み、AIモデルを活用することで、NTTデータのソリューションはIndustry 4.0ビジョンの実現に向けた新たな一歩となります。また、タスク固有の小規模AIモデルを使うことで、企業がインフラストラクチャ全体の大規模なオーバーホールを行わずとも、AIを必要とする場所に、必要とするタイミングで導入しやすくなるため、AIの民主化を促進できます」
エッジAIは、エンタープライズIoT、エッジ・コンピューティング、プライベート5G、サービスとしてのデバイスなど、NTTデータの包括的なエッジポートフォリオを補完するものとなります。
NTTデータについて
NTTデータは、300億ドル以上の信頼されるグローバルなビジネスおよびテクノロジー・サービスのイノベーターです。フォーチュン・グローバル100の75%にサービスを提供し、クライアントの革新、最適化、長期的な成功のための変革支援にコミットしています。毎年36億ドル以上をR&Dに投資し、組織と社会がデジタル未来へ自信を持って持続可能な方法で進むことを支援しています。同社はグローバル・トップ・エンプロイヤーとして、50か国以上に多様な専門家を擁し、既存企業とスタートアップ企業の強力なパートナー・エコシステムを持っています。私たちのサービスには、ビジネスおよびテクノロジー・コンサルティング、データと人工知能、業界ソリューション、アプリケーション、インフラ、コネクティビティの開発、実装、管理が含まれます。また、世界有数のデジタルおよびAIインフラストラクチャのプロバイダーです。NTTデータはNTTグループの一員であり、東京に本社を構えています。当社ウェブサイトnttdata.comをご覧ください。
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