各大陸のプロ・アマチュア写真家から2万1,000点の応募。
メキシコの「コンクリート・イン・ライフ・フォト・オブ・ザ・イヤー」受賞者が最高賞金となる1万ドルを獲得。
GCCAが開催する過去5年間のコンテストの中から100点以上の目を引く写真が、ロンドンのブランズウィック・アート・ギャラリーに初の展示。
ロンドン--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) --メキシコのテオパンゾルコ文化センター の階段で凧揚げをする少年の印章的的な写真が、「コンクリート・イン・ライフ・フォト・オブ・ザ・イヤー」に選ばれました。この写真は、GCCAが毎年開催している世界的なコンテストで、過去最高の2万1,000点の応募の中から選ばれたものです。このコンテストは、世界でコンクリートが果たしている美しさと本質的な役割に焦点を当てています。
最高賞金の1万米ドルを獲得したこの写真は、Saeed Rezvanian氏がクエルナバカにある三角形のコンクリート製の建物で撮影しています。この建物は近隣のアステカ文明のピラミッドの形をした神殿の遺跡に敬意を表して建てられたものです。
Saeed氏の写真は、コンテスト5周年を記念して新たに開催された無料展示会のオープニングで、今年の優勝作品として発表されました。現在、100点以上の素晴らしい写真の数々が、有名なコンクリート建造物であるロンドンのブランズウィック・アート・ギャラリーで一般公開されています。
今年のコンテストの審査に携わったGCCA最高責任者のトマス・ギオーは、次のように述べています。「Saeed Rezvanian氏、そして今年の受賞者の皆さまにお祝い申し上げます。彼らの素晴らしい写真は、コンクリートが持つ様々な姿を浮き彫りにしています。耐久性が高く強靭でありながら、感動的で美しく、地球上の多くの人々の生活を支えている姿を。そして今、コンテスト5周年を記念して一般公開される展示会で、その感動的な写真を一人でも多くの人に見てもらえるよう願っています。」
メキシコのテオパンゾルコ文化センターの写真で総合優勝に輝いたSaeed Rezvanian氏は次のように述べています。「この写真は、コンクリートが私たちの生活の中でいかに芸術的かつ機能的な環境を作り出しているかを表現しています。美しい建物の中で遊ぶ子供たちに心を奪われました。2023年コンクリート・イン・ライフのコンテストで優勝できたことを大変光栄に思います。」
各大陸からの応募作品には、高層ビルや近代的な都市世界のほか、海岸堤防、ダムや桟橋、用水路、橋、道路、歩道等の主要なインフラに焦点を当てた息を呑むような写真があります。また、写真には田んぼ、スポーツセンター、礼拝所、遊び場やスケート場、コミュニティや住宅、印象的な建築デザインの空間等で、より親密な人間同士の交流も描かれています。
今年のコンテストの審査員を務め、デジタル・カメラ・ワールドのコンテンツ・ディレクターであるクリス・ジョージ氏は、Saeed Rezvanian氏の受賞作品について、「美しくフレームに収められ、モノクロの微妙な使い方は見る者を魅了します」と述べています。
アーキテクト・マガジンの編集長であり、今回審査員を務めたポール・マコフスキー氏は次のように述べています。 「堅固なコンクリートの安心感と、印象的な色彩とエネルギーのコントラストを表現しています。」
今年は、コンテストの5周年を記念して、一般投票による特別賞も初めて導入されました。賞金5,000米ドルは、バリ島のマンダラ有料道路を撮影したムハンマド・ヌルディン氏が獲得しました。
また、他の4つの部門の受賞者も発表され、各受賞者にそれぞれ2,500米ドルの賞金が贈られました。オーウェン・デイヴィス氏は、米国コネチカット州ニューヘイブンにあるアームストロング・ラバー・ビルの写真で、都市におけるコンクリート部門を受賞しました。
Andre Hidayat Arrasuli氏は、インドネシアの新プリオク港コンテナターミナルの写真でコンクリート・インフラ部門を受賞し、Alexander Arregui Leszczynska氏は、スイス・バーゼルの講堂・多機能スペースであるMaurerhalleの写真で、コンクリートの美しさとデザイン部門を受賞しています。また、A.P. Hari Wibowo氏は、同じくジャカルタにあるゲロラ・ブン・カルノ・アクアティック・スタジアムの写真で、「日常生活におけるコンクリート」部門を受賞しています。
すべての受賞者と最終候補者の写真、そしてオンライン版のギャラリーは、以下のサイトでご覧いただけます。https://gccassociation.org/concreteinlife2023/
編集者への注記:
ギャラリーのビデオクリップをご覧になりたい方は、こちらをクリックしてください:https://we.tl/t-glwcay8Zmx
受賞作品のスチール写真をご覧になりたい方は、こちらをクリックしてください:https://drive.google.com/drive/folders/1IvY3fW9s36jeGr-kCtQq08hf-2ag6-CN
受賞作品の動画をご覧になりたい方は、こちらをクリックしてください:https://drive.google.com/file/d/1KI8Sad-sim_DG_8kX8jNLs7TPtswdgVj/view
今年の最終選考に残った作品すべてをご覧になりたい方は、こちらをクリックしてください:https://drive.google.com/drive/folders/16sudzu3aDa4_MP5tL0SiU6iYY1v359DW?usp=sharing
コンクリート・イン・ライフ展は、ロンドンのブランズウィック・アート・ギャラリーにて3月28日(開場時間:午前9時~午後9時)まで開催されています。入場は無料です。
GCCAについて:GCCAとその会員企業は、中国以外の世界のセメント生産能力の80%を占め、中国メーカーの数も増加傾向にあります。会員企業は、GCCAの「コンクリートの未来2050ネットゼロ・ロードマップ」の実施を通じて、現在世界全体の約7%を占めるコンクリートのCO2排出量を削減し、最終的にはゼロにすることを約束しています。このような詳細な計画を策定したのは重工業で初めてです。GCCAは、コンクリート業界と世界のために、明るく、レジリエントで、持続可能なコンクリートの未来を築くことを約束します。
審査員のコメント全文:
今年のコンテストの審査員を務め、デジタル・カメラ・ワールドのコンテンツ・ディレクターであるクリス・ジョージ氏は、受賞作品について、「美しくフレームに収められ、モノクロ使い方は目を見張るものがあります。「コンクリート・イン・ライフ」世界写真コンテストは、建築物や人工環境の素晴らしい写真を撮ることで、この普遍的な建築素材の美しさを際立たせるができることを証明し続けています。」
アメリカ建築家協会の機関誌であるアーキテクト・マガジンの編集長であり、今年の審査員を務めたポール・マコフスキー氏は次のように述べています。受賞作品は「コンクリートの堅固さと印象的な色彩のコントラストを表現しています。「コンクリート・イン・ライフ」世界写真コンテストでは、この丈夫で用途が広く耐久性のある素材が、建築やインフラにおいていかに美しくインスピレーションを与える方法で使用されているかを表す、素晴らしいお手本を紹介しています。」
受賞者のコメント:
ムハンマド・ヌルディン氏 – 一般投票による受賞者:「この写真はバリ島で撮ったものです。飛行機がングラ・ライ空港に着陸しようとしたとき、私の目を引いたのは空港のすぐ近くにあるバリ・マンダラ有料道路でした。この有料道路は、バリ島のデンパサール市、ングラ・ライ国際空港、ヌサドゥアを結ぶ海の上に建設されています。この道路は空港やデンパサール市内からヌサドゥアまでの移動時間を早めるだけでなく、ホリデーシーズンに発生する渋滞を解消するためのソリューションでもあります。環状有料道路の下には、マングローブが植えられた区画がいくつかあり、農民たちは日々その世話をしています。2023年コンクリート・イン・ライフの写真コンテストの受賞者となり、コンクリートがいかに私の国の人々をつなぐ優れた存在であるかを伝えることができ、大変光栄に思います。」
Andre Hidayat Arrasuli氏 - 部門賞 - コンクリート・インフラ:「この写真はインドネシアの北海岸で撮ったものです。新プリオク港コンテナターミナルは、経済活動を支える重要な港のひとつです。夜にこの港の構図と美しさを目の当たりにし、これを撮りたいと思いました。このコンテストで部門賞を受賞できたことを嬉しく思います。」
A.P. Hari Wibowo氏 - 部門賞 - 日常生活におけるコンクリート:「私の写真が2023年コンクリート・イン・ライフを受賞したと発表されたことを本当に誇りに思います。この写真は、ジャカルタのゲロラ・ブン・カルノ・アクアティック・スタジアムにおける光景を収めたもので、鮮やかな情景を描いています。飛び込み競技のためにウォーミングアップをする選手たち、スタジアムの建築物、鮮やかな色彩、光と影の相互作用が組み合わさり、実に魅惑的で調和のとれた光景を生み出しています。カメラのレンズを通してこの美しさを捉えることができたのは素晴らしいことです。」
オーウェン・デイヴィス氏 - 部門賞 - 都市におけるコンクリート:2023年コンクリート・イン・ライフのコンテスト受賞者のひとりに選ばれて、本当に嬉しく思います。コネティカット州ニューヘイブンの歴史あるアームストロング・ラバー・ビルをI95号線で何度か通り過ぎた後、このイメージにインスピレーションを受けました。この建物の印象的な幾何学模様と巨大さにまず惹かれ、夏の明るい光が、見事に彫刻されたコンクリートのファサードの質感を際立たせています。私のお気に入りの一枚であり、GCCAの審査員の方々に部門賞として選んでいただけたことを大変光栄に思います。有難うございました。」
Alexander Arregui Leszczynska氏 - 部門賞 - コンクリートの美しさとデザイン : 「2023年コンクリート・イン・ライフの受賞にとても興奮しています。ここまでたどり着いた仲間たちにもお祝いの言葉を送りたいと思います!ファサードと屋根が同じシートで一体化されたこの巨大な折り紙のようなコンクリート構造は、私が建築の勉強として独創的な手法で折り紙の構造的強度を探求していた頃の記憶を鮮明によみがえらせてくれました。「オープンハウス・バーゼル」イベント期間中に訪れたMaurerhalleは、私にとって、彫刻と構造、芸術と科学が調和したこの街で最も印象に残った場所であり、時空を超えた珠玉の建築です。」
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